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2021年02月07日

Otus55/1.4にNiSi クローズアップレンズを、Otus85/1.4にエクステンションチューブを付けてみました。|ニコン様「フルオーダーメイドレンズ提供システム」はいかがでしょうか。

Otus55/1.4にNiSi クローズアップレンズを、Otus85/1.4にエクステンションチューブを付けてみました。|ニコン様「フルオーダーメイドレンズ提供システム」はいかがでしょうか。






左:77→86ステップアップリング(口径86→77のステップダウンリングと間違って購入)、中央:NiSi クローズアップレンズ NC キット 77mm、右:エクステンションチューブ。




左:ボディとレンズの間に中華製エクステンションチューブ12mm、20mm、36mmと三つを付けてみたGFX50RとOtus85/1.4の哀れな姿、右:NiSi クローズアップレンズ77mm口径をつけてみた、5D3とOtus55/1.4。結論を一つ記しておくと、安物のエクステンションチューブを使うのは止めておいたほうがいいと思いました。エクステンションチューブがいかにも安価でスカスカな材質のプラスチックで、マウント部にある潤滑油を持って行かれたりマウント部にいい影響はないと思われます。







5D3 Otsu55/1.4 NiSi クローズアップレンズを使用。
最愛のレンズで寄れるクローズアップレンズは神」というページを見つけ、アマゾンにあったので早々に注文してみました。 最短撮影距離:0.5mのOtsu55でこのように寄れるようになります。なおF1.4。







以下、F1.4開放にて。

5D3 Otsu55/1.4 NiSi クローズアップレンズ ピント位置無限遠
クローズアップレンズの一般的なデメリットはレンズを用いることによる描写性能の低下だそうですが、このNiSi社製は『APO(アポクロマート)設計を採用。色のにじみを抑え、シャープで解像感の高いマクロ撮影を実現』とのことで、実際に使ってみてクリアでシャープな描写を維持し、描写性能の低下という心配は無用に思いました。ただしクローズアップされた上、被写界深度は極薄になるので、手振れはしやすくなります。



5D3 Otsu55/1.4 NiSi クローズアップレンズ ピント位置最短
ピントリングを最短撮影距離のところに合わせると、人撮りには近すぎるほど寄れるようになります。鼻にピントが来てしまった一枚ですが、緩くなることなくオータスの固いシャープさが維持されているように見受けられます。



50R + Otus85/1.4 + エクステンションチューブ12mm+ピント位置無限遠
こちらはエクステンションチューブ。エクステンションチューブは間にレンズを挿まず、レンズとセンサーの間に空間を作るアイテムになるので、描写の劣化がないとされていますが、光の入射角が変わることや、筒内の反射等ゼロではないと考えられます。それ以上に安物のプラスチック製エクステンションチューブはサードパーティ製マウントアダプターの比ではないほどに、マウント部をじわじわ痛める実感を思いました。




50R + Otus85/1.4 + エクステンションチューブ12mm+ピント最短
加えて筒内の埃が盲点的にセンサーダストになりやすいとの記述をネット上で見にしました。センサーの清掃も自分でやるようになり、これが案外に問題が発生しておらずの中ですが、運用の手間が増えそうですので、マウント劣化の件合わせ、もう少し安価なレンズやボディで試すようにしたいと思います。なおこの組み合わせではレンズフードと顔の間が数センチほどとなり、人撮りには向きません。






5D3 Otsu55/1.4 NiSi クローズアップレンズ ピント位置無限遠
被写体のサイズ感を見るためにピント位置を無限遠にしてクローズアップレンズ装着で撮りました。クローズアップレンズであれば、レンズ先端に装着するだけですので、センサーが汚れるリスクは皆無に、かつこちらのNiSi社製であれば描写性能も問題なく、運用面合わせ、こちらを使っていきたく思いました。




5D3 Otsu55/1.4 NiSi クローズアップレンズ ピント位置最短
ピント位置を最短にした最短撮影の被写体サイズ感。ハーフマクロといったサイズ感が近しいかもしれません。クローズアップレンズは別名コンバージョンレンズとも呼ばれ、レンズ先端に保護フィルターのようにつけるだけで、既存レンズのハーフマクロ化をしてマクロレンズ代用用途、これを通じた手持ちの軽量化などが本来目的とするツールなのだと思われますが「最愛のレンズで寄れるようになる」という切り口を魅力に思いました。




5D3 Otsu55/1.4 NiSi クローズアップレンズ ピント位置最短・最短撮影トリミング
念のため最短撮影と記載しましたが、ピント位置を最短にするとこの距離以外ではピントが合いませんので、体やカメラを前後させてピントを合わせています。SSが稼げるところでは微動に前後させながら連写が一つやり方かもしれませんが、




5D3 Otsu55/1.4 NiSi クローズアップレンズ ピント位置無限遠トリミング
室内のSSが稼ぎづらいところにて、体感としてはピタっと体が止まり動いていないのに、知らのうちにピントがずれるほど被写界深度が浅すぎて、それを意識すると力が入ってプルプルし、今度はぶれやすくなってしまい、合わせて難しいと感じました。







以下、引き続きF1.4開放にて。

50R + Otus85/1.4 + エクステンションチューブ12mm+同36mm+ピント無限遠
次はエクステンションチューブです。被写界深度が浅い中に無限遠では収差が拡大し合焦部分にまで収差が越境してくるのもあるのか、なかなか独特な描写が飛び出してきました。




50R + Otus85/1.4 + エクステンションチューブ12mm+同36mm+ピント最短
ピントを最短。合焦部分は確認できるようになりました。




50R + Otus85/1.4 + エクステンションチューブ12mm+同36mm+ピント最短 トリミング
トリミングすると被写界深度の浅さがよく分かります。まつげ換算、まつげの先端部分だけほどの被写界深度ぐらいになってきます。







5D3 Otus55/1.4 NiSi クローズアップレンズ ピント位置無限遠
クローズアップレンズに戻りまして、続けて何枚か撮ってみました。ピント無限遠だと子供撮りの撮影倍率イメージ、顔の75%前後が撮れるようなイメージかもしれません。マクロレンズとの差としては、1)マクロレンズでは撮れないF値での表現が可能になる、2)シャープなレンズ、緩いレンズなどレンズが元々持っている個性を活かすことができる、3)マクロレンズのように本格的には寄れない、というあたりかと思いました。




5D3 Otus55/1.4 通常撮影 ピント位置最短
通常の最短撮影(クローズアップレンズなし)でF1.4。ただしまつげ基準:若干前ピンになってしまいました。




5D3 Otus55/1.4 NiSi クローズアップレンズ ピント位置無限遠
クローズアップレンズあり、無限遠にしてF2.8。エクステンションチューブと比して、もう一つメリットは電子接点でやり取りしている通常レンズ使用であればF値が記録されることです。







クローズアップレンズなし最短(通常最短)、クローズアップレンズあり最短、無限遠で被写体サイズ相違を見てみました。

5D3 Otsu55/1.4 通常撮影 ピント位置最短





5D3 Otus55/1.4 NiSi クローズアップレンズ ピント位置無限遠
話題は変わりますが、ニコンWEBサイト「NIKKORレンズの“味”を解析」抜粋によると「設計データやOPTIAで測定・解析したレンズのデータを入力すると、そのレンズで撮影した画像を擬似的に生成できるソフトウエア」とあります。




5D3 Otus55/1.4 NiSi クローズアップレンズ +ピント最短
同抜粋「波面収差の情報には、ボケを左右する情報も含まれています。つまり、波面収差を測定し、解析することによって、レンズ性能を把握することができます。」と、これらノウハウや過去のメーカーを跨ぎ蓄積されたデータを用いて、






EOS-1D X Mark II + EF100mm F2.8L マクロ IS USM
諸レンズのデータとともにネットでオープン化し、同時にユーザーがネット上で多くのレンズを体感できるASPを提供するということをすれば、フルにするのかセミにするのか等で深度も変わると思われる課題はありつつも「オーダーメイドレンズ」が可能となりベビーリピーターと移行組が激増するやもしれず、ニコンがこれに取り組んでみる価値は状況からして一考のような気もしてきます。




5D3 Otus55/1.4 NiSi クローズアップレンズ +ピント最短
F1.4
「他社のレンズも事実上喰ってしまう」ことになり、ニコンのハイクオリティなレンズブランドをもってすれば、一挙両得的に、少なくともレンズを軸とした点については競合の競争力を(除くパテント面はありますが)、大きく無力化し、一網打尽の可能も含めた秘策に思えます。




5D3 Otus55/1.4 NiSi クローズアップレンズ +ピント最短
F2.8
NiSi クローズアップレンズ、装着・脱着は面倒ですが、なかなかいいかもしれません。




EOS-1D X Mark II + EF100mm F2.8L マクロ IS USM 最短
なおマクロ最短。




クローズアップレンズにつき一つ、注意点を発見しました。面倒なので保護フィルータはつけたままで撮影していたのですが、それでも満足いく描写は有難いところ、かような運営スタイルにて、2度3度ほど付け外しを繰り返しているうちに、自然とレンズと保護フィルターのねじ込みが緩んだようで、カメラをテーブルに置いた瞬間に保護フィルターごとゴロンと、はずれてしまいました。これが撮影中や移動中であれば、せっかくのAPO(アポクロマート)設計が落下して傷がついてしまうか、場合によってはねじ込みあたりが歪んで装着不可に変形しかねません。装着にゆるみがないか、保護フィルター合わせ適宜の確認が必須そうです。





次回はマウントアダプター編。





5D3 Otus55/1.4 NiSi クローズアップレンズ +ピントリング位置1.5mあたり




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Posted at 2021/02/07 13:03:04

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