
「あぁこれは売りたくなかった」と思う一台、

新しくオーナーとなる方のところへ旅立つ前に、一度新オーナーとのご対面に向います。我が子と近所をチョイノリすれば「ディフェンダーよりサードのほうがサス硬いね」と言われてみれば確かに、このサードはもう20年を数えようとしていてブッシュ類硬化の影響もあるのかもしれませんが、4thに比べれば優しい乗り心地な3rdですが、さらにそれよりもディフェンダーのほうが柔らかいというわけではないしなやかにコシがある感じがします。

とはいえ、レンジだけがもつ明るいこの開放感というか、独特の世界観が魅力に思い、さらにいえば今の車ではないシート基本の出来の良さ等、後ろ髪を引かれながら、引き渡し時にまた運転することになりますが、このとき運転していても「あぁやっぱり売るのやめようかな」が何度も飛来します。

「パパは新型レンジローバーよりディフェンダーのほうがぜんぜんいいと思っちゃったんだよ」と言えば「乗り心地はレンジローバー5thのほうがいいよ。」「えぇそうなんだ。フィフスのほうが乗り心地よいと思ったんだ」

とそれに面白く思っていると「フィフスはちょっとふわふわし過ぎだけど、大人になったらレンジのほうがよさそう」と発した後続けて「いややっぱり5thのフワフワを思うとディフェンダーのほうが乗り心地いいな」と、どの車もよさがあり、どの車もいつかは手離れしていくわけですので「やっぱり売るのをやめようかな」を言い出すとあれもこれもとキリがないので煩悩の断捨離に努めます。

新しくオーナーになる方は、独スポーツカーなどをお持ちで、あるいは以前はセカンドを新車から10余年乗られていたり、大切に車に乗る方でいらっしゃるようです。

サードの売り物はリアタイヤハウスが錆びている個体が多い等、とても詳しくていらっしゃっる中に、塗装やパーツ、内装の様子、下回りの様子から「これはガレージ保管が長かった履歴の車に思えますね」「私も買う時そう思いました」というようなことが聞こえてくれば、

「BMW製のエンジン、これはアイドリングも非常に安定している個体ですよ」と聞けばまた、

売るのが惜しくなってくる一台です。特段、売る理由や売る必要性もないため、手元においておけるので、さらには専門店に予防整備までしてもらい手をかけたので何故に手放すのだ、ということでもあるのですが、

売りに出しても1年は掛かるだろう、1年ぐらいじっくりゆっくり楽しもうと思っていたのに単にすぐ売れてしまったというのもあるのですが、車にお腹いっぱい、車に疲れた、というのもベースにありつつ、「パパ、サードは10年乗りたいっていってたじゃん」「そうなんだけど、LX570ともどこか、ディフェンダーともどこか、このサードはキャラがそれぞれかぶるようなところがあってさ、手元にあってもなぁって」「あぁわかる気がする」とやり取りしました。試乗では分からなかったディフェンダーの納車前予想を遥かに裏切る良さで番狂わせです。

新型ディフェンダーの出来があまりによく、かつレンジローバーサード、LX570の魅力もどこかで重複含有しているため、その要素の重複保有はないほうが「今日はどっちでいく?」のようなことがなくなり、ディフェンダーを集中して楽しんで乗る結果、家族とのカーライフがより芳醇になるのではないか、という結論に達してみました。

国産外車へ相互に乗ったりするとよくあるパターンのウインカーレバー間違えるあるあるが常態的に横たわりつつ、複数台あるとやっかいなのが、ハザードスイッチが瞬時に「どこだっけ」と確認する必要があるあるで即応性の悪化に寄与し、加えて意外と内側ドアハンドルの位置が無意識的にぱっとわからず、つまりはドアをあけるのにまごつきやすく、あとは「バッテリー管理がてらたまに動かす×加齢の時間経過加速=拍車をかけて面倒」という図式になったり、

都内であれば置き場と保険料で1台5万円/月ぐらいの維持費相場になるのか、さらには車検や自動車税タイヤ交換など発生し、掛けることの10台ぐらいは思っているより散財しているかも、とこの日の道中思いながら反省し、no複数台保有のベクトルに考えを努めて推し進めます。

サードにあった我が子のサングラスを、現代では少数派となってしまっている塾に行ってない組な中に、50問の大テストでトップクラスの塾に行ってる組に追いついたテストの点数、それを誰に言われるでもなく自分で努力したデスクにそっと置いておきまして、サードはやっぱり売ろうという方向で考えることにしたいと思います。と言ってもご決済頂いたのでもう取り消すことはできず、これらを記したあと引き渡しも終わって参りました。

感性磨きや自動車会社を学ぶきっかけにしたりした幾台か保有して来た最大の内在型効果として、この子が大人になったとき、また車への情熱的な波の到来が行き来すると思いますが、だとして、可分所得が増えて行ったとき、あるいは大金を手にしたとき車へ派手に散財が十余年以上続く、みたいなのではなく、そこは一段経験者として冷静な目を持った感度を手に入れられるのではないか、と考えて、こうして煩悩への対処・車編3級ぐらいを卒業に向けて駒を進めたいと思います。そうして水曜日が過ぎて行き、

三日連続となる、自分で朝ご飯を作った木曜日。

朝6時に起きて勉強し、熱がまだ残っていたママが勉強を見てあげてそのママも偉いと思い、

その木曜日下校後は「朝食作ってあげられなかったから」と夕食前おやつ的な「ほうれん草入りはどうだった?」のオムレツを作ってくれました。

そしてこの日の夕食、これがまた感無量。幼稚園の時は家族よく一緒に、ときに男二人で幸楽苑にいったものですが、街中華のお店でラーメンを二人ですするのは初めてです。この光景もよき思い出となっていきそうです。

それぞれラーメンを頂き、パパの半ちゃんラーメンの半チャンと餃子はシェアして、この日の夕食としました。

幸楽苑が大好きだった幼稚園時代に、ママも含めて三人でここに来たときは幸楽苑味に慣れていたせいか一口たべて、顔を横に振って苦々しい表情をして、いらないの意を暗黙に表していたお店ですが、今般は「あっ美味しい」「美味しいじゃん」と、黙々と食べていました。

雨の中にドトールに付き合ってもらい、次に寄ったコンビニではアイスは見るだけで結局買わず、

翌日金曜日、盛り付け失敗は「ま、いいっか」と、朝食をまた作ってくれて、我が子とyoutube等のアカウントを共有しているところ「あなたのコメントに〇〇さんがハートマークをしました」で知った、一カ月前に「supposed to be」だなんて書き込みしていたことを知り、あれもこれもいつの間に、が増えて、

友達と遊んで習い事して、夜は勉強もして、朝食としては2回ママが寝込んでいた影響でパパのご飯を幾度と作ってくれた先週一週間の平日が過ぎて行きました。
Leica M9 + COLOR-SKOPAR 35mm F2.5 P II
EOS RP + RF24mmF1.8マクロ
EOS R5 + RE28-70F2
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都内ドライブ | 日記
Posted at
2023/06/27 20:26:38