<LX570 東京世田谷→愛知県蒲郡 一般道燃費 8.4km/L>

東京都世田谷区でガス満給油、という旅の身支度。

そして東京世田谷から神奈川に入り箱根峠を通って、沼津市内や1号バイパス、愛知県内市街地を中心に313kmを渋滞なく走行して、愛知県蒲郡市で一回目の給油。

エコモードにして、燃費は意識せずの運転にて、313km走行して37.55リッター給油。リッター約8.4km(満タン法8.33km、車載平均燃費表示8.4km)でした。
なにしてる8.7km記載を訂正します。
<LX570 通常の燃費>

一般道と高速混用にてのノーマルモード5.7km/L、同エコモード6.7km/L程度、そしてスポーツモードだと3km台/L(車載平均燃費表示による)というのが、私が運転する場合のLX570平均燃費です。写真は東京←→青森時の一般道走行の一枚。燃料が残り半分ちょっとで航続可能距離146kmの表示、という燃費具合。
<LX570 エコモード+エコランの高速燃費 10.8km/L(まだ伸びる余地あり)>

関門海峡付近で燃費計をリセットし、2号バイパスを軽快に走って来るも「リッター8.3km。こんなもんか。峠があった往路より燃費悪い(笑」と平均燃費が伸びないことに落胆し、

山口県宇部市で給油後、小郡道路(おごおりどうろ)ICからそのまま山陽自動車という高速走行がメインの状態へ。

エコモードで走行するも、特段燃費は意識せず、時速100km巡航+α流れに合わせて、かつ追い越し加速も頻繁に行って走っていたのですが、岡山あたりから燃費を意識し出してみて、時速90~100km+加速を伴う追い越しはせず兵庫大阪の狭間あたりで9.7km/Lとなり、

しかしそこから伸び悩んだため、空気抵抗を減らそうとトラックの後ろを走ることにすると、燃費がまた伸び始め滋賀を過ぎた新名神で9.8km/L。

「おぉ9.9だ。」と0.1向上すると喜ぶようになり、次の0.1UPが楽しみになりだし、リッター9.9km/Lを達成。夢の二桁台に行くのかと期待に胸が膨らみます。

そして思わず、歓喜の歓声ソロ拍手。四日市を過ぎたあたりだったか、10.0km/Lの祝二桁台に突入です。

途中合流してきた「ジムニーからのダウンフォースを得る」という意気込みで、防風効果ジムニーも貢献してくれたのかもしれません。

湾岸長島に向かうあたりだったか、10.1km/L。空気抵抗を減らせていそうな気がして、平均燃費がよくなっていきます。スマホ24mmだと車間があるように見えますが、

40mmで撮るとこの程度で褒められないな車間の様子。順調にトラックフォーメンションに埋没し、飛び石リスクはもちろんのこと、前のトラックが鉄板でも巻き上げたらひとたまりもないと思いながら、

時速80kmぐらいで走行するトラック、時速90kmぐらいで走行するトラックなど、LX570にとって一番いい燃費効率、懐具合を探りつつ、より安定した速度で走るトラックや状況の見分け方など、急速な学習が進みました。

10.2km/Lに到達。1リッターで2~3kmしか走らないという車で10キロの道のりを通勤していたこともあるのですが、そのときは2~3日に一回ガソリンスタンドで給油をしていました。負けじとこのLX570も油断をすると街乗りノーマルモードでもリッター3キロ台にすぐなるような燃費性能で、ねぎだく級の遮音材や内装が重い分かランドクルーザー200の上をいく、栄えある
SUV燃費ワースト1に輝く一台。

そして来ました、刈谷ハイウェイアオシス目前で10.3km/L。
入浴後刈谷SA出発の車両重量 2,680kg+体重や荷物重量の質量を伴う加速も慎重に行いながら、豊田市から岡崎市を過ぎたあたりで10.4km/L。前車追従クルコンにて、時折車間を短めに設定したりして、より空気抵抗を減らす努力をして燃費追求中。

新城を越えたあたりで、10.5km/L。経験的に大排気量V8エンジンだと高速巡行11~12km/L以上でることが多いように思いますが、このLX570は高速巡行も油断をするとよくて7~8km/Lレベルな気がして、

どうも空気抵抗・CD値が悪いのではないかと予想してみて、滋賀辺りからトラックの後ろを走ってみることにしました。すると効果てきめんだったのか、こうして浜松まで来てもさらに10.6km/Lと効率が上がったような印象で燃費改善していきました。

藤枝あたりで10.7km/L。LX570は全レクサス車中、LX600が出るまでは
全幅×全高の面積がワースト1位という様子なだけでなく、重量ワースト1は不動に、意匠的にも空気抵抗が大きい気がします。

メリットなど一切なく、致命的リスクだけを抱えることになるトラックの前後を走らない、というポリシーなど気にならず、空気抵抗の減退に集中するどころか、あるいは「延々と70kmとかで走るのきつそう」と思っていましたが、楽しくてしかたない時間となりました。新富士手前で10.8km/Lまで伸びました。

「あぁそのトラックはどかないよ」よくて速度差、時速0.5kmぐらいでも抜かそうとする右のトラックはときに左のトラックより遅くなったりしている状況で、何台かの車がパッシングして結局一番左から抜いていくという「どうせ左から抜いていくから気にしなくてよい」かのようなトラック運転手の手慣れた心理を想像したり等、現場しってるつもりになる感がまた面白く、あるいは一番右車線を走るも抜かしきれないトラックが左車線へ舞い戻るための車線変更ができるように車間を取ったりしつつ、

そのまま最後まで給油なしでいけそうな気配もありましたが、ネット見れば足柄SAより安い駿河沼津SAで念のため少しだけ給油して、そのあと
足柄SAで夕ご飯を頂き、

2t級のということになりますが、トラックの運転手気分を味わえたのも楽しい時間となりました。このように時速70~90kmでも案外に退屈しませんでした。御殿場・足柄に向かうあたりでの登り勾配で10.7km/Lに落ちますが、御殿場から先の長い下りでかなり伸びるはず、と期待感が大きくありましたが、

結局、御殿場・足柄あたりからの下り基調でこれ以上燃費がよくならず海老名が見えてきて10.8km/Lが最高記録となりました。というこの高速復路、約1,000kmの道中ざっくり半分~2/3程度の距離しか意識した燃費走行をしていませんので、もっと燃費を伸ばすことができるのではないかと思いました。何度もこの状態での燃費計リセットを寸止めしながら「おらにあと500km与えてケロ」と思いつつ、次回はこの「トラック依存型パラサイト燃費改善方式」の手法でさらなる燃費記録にトライしてみたいと思います。

自宅近くで満タン給油。そのまま10.8km/Lがこの復路フィニッシュとなりました。

651kmの航続可能距離表示。実際は走り方で300km程度が限界ともなれば、逆に燃費走行すればプラス100~200kmとなり、あるいは今般の手法でいけば+300km以上いけると思われます。LX570のガソリタンク容量は93Lとなりますので、今般の燃費走行をすれば、93L×10.8kmで航続可能距離が理論値1,004kmとなり、東京から下関までワンタンクでいけることになります。なお、0.1km/L燃費がよくなるとLX570の場合、9.3km走行可能距離が伸びることになります。
<おまけ>

ディフェンダーD300高速長距離走行後満タン時の航続可能距離。三桁までしか表示されないため999kmの限界表示。エコモードで急加速しないおだやかな普通高速走行して1,200~1,300kmは走れると思われます。

伊豆天城峠道の駅出発後の下りにて、ディフェンダーD300瞬間的ですが平均燃費。いま一番ほしいものはLX570に回生ブレーキシステムです。LX570でエンジンブレーキをかけたときにエネルギー回収できない虚しさが響きます。
(道の駅「サンピコごうつ」にて)

山口、広島、岡山と相応に追い越しをしたりしてきた中でしたので、途中から「いま燃費計リセットボタンを押せば間違いなく11.0km/L越えがいける」という誘惑と戦いながら、11.0km/Lが見えてきた気がしましたが、
(国道191号線にて)

今般はLX570の高速燃費10.8km/Lという記録となりました。
(道の駅「萩しーまーと」にて)

ディフェンダーでの驚異的とも言える航続可能距離から燃費に興味が生まれ、次にCX-60から日産オーラやエクストレイル、アリアなど大きな興味を持ちましたが、今般「LX570、この燃費ならロングドライブ悪くない」と思い、
(駿河沼津SAにて)

ホテル付車両として、これほど魅力的な車もあるまいと思い、自動車販売店殿に引き渡す予定がありましたが、もうしばらく乗ってみることにしたいと思いました。
<帰京した日の打ち合わせ帰り>

LX570を客観視する機会に恵まれました。こうしてみるとなんと特異的な存在感を持つ一台なのだろうかと思い「かっこいいじゃんLX570。」「たしかにかっこいいけど、パパは古い人間だからそう感じるんだよ」「でもLX570は言うほど発売古くないぞ。日本での発売はあなたが生まれたあとだよ」「だとしても、古い人間だから、古臭い要素もあるLX570がかっこよくみえるんだよ」だなんて車中会話しつつ、

後ろから見ると走る壁感がありますが、矢継ぎ早に青森大間、山口下関とたっぷり一般道含む計4,000キロ近く走り、あるいは何しろほぼ連続26時間運転しても疲れない車なんてなかなかないかもしれない、とも思い、この車の魅力を最近になってしみじみ感じるようになった次第です。
レクサス/LEXUS LX570 燃費
一般道8.4km/L
高速10.8km/L(まだ伸びる余地ありそうなので、暫定値)