
老眼でストラップのリング装着にめっちゃ時間かかって四苦八苦することになる、開封の儀。

運用をしやすく、ハンドリングしやすく、つい持って出たくなるように、たくさん使って楽しんでほしい、という想いがめちゃくちゃ伝わって来るストラップからして、開発陣皆様の意気込みを感じながら、何気にびっくりしたのがFUJI純正レンズフィルターまで同梱付属していました。
GFX100S + GF55mmF1.7 R WR

ということからもカメラ好きユーザーの立場に立って開発されてきたことが垣間見える一機「FUJIFILM GFX100RF」を購入してみました。最後の機材だと思って購入した写真右側 Leica M-P (Typ 240) シルバー以来、1年3ヶ月ぶりのカメラ購入です。
GFX100RF

こちらは左グリップロゴにピントを置いたノークロップの最短。いつも新しいカメラのファーストショットは我が子を撮ることにしているので、遊びに行っていた我が子の
帰宅を待って1枚目、もう外が暗くなり始めてから撮影開始。
GFX100RF

FUJIがラージフォーマットと呼ぶ、デジタル中盤センサー×35mm(換算約28mm相当)F4の単焦点レンズを搭載したコンデジです。
EOS 5DsR + Otus 85mm/1.4

明るい日中、殊に屋外では綺麗に撮れることは折り紙付きかと思われる中、手振れ補正なし、F4と暗いレンズゆえ暗所性能や屋内全般、夜の使い勝手が気になっていました。
GFX100RF

試食以来、嵌り気味の鶏肉「あぁ幸せ」をママ頂きながら夕食して、習い事への出発にせっかくなので夜のプチドライブにGFX100RFを連れ立ってみます。
GFX100RF

光学式手ブレ補正(OIS)+それで手振れしてもしなくとも自動で綺麗にデジタル補正してくれる日々進化するコンピュテーショナルフォトグラフィーがこれまた優秀なシャオミ慣れして事実上久しぶりのカメラ。GFX100RFは手振れ補正機構もなくただでさえ手振れしやすい中に、暗めのレンズで確実な手振れ撮影を可能にしていますが、
GFX100RF

少しでもSSを稼ぎたくてISO5000~8000にするものの、なおカメラはおじさんをびびらせるゆっくりのシャッタースピードを選ぶため以下SS125にセットして撮りました。
GFX100RF

学校でがんばって、放課後は友達と18時頃まで思いっきり遊び疲れたようで、習い事「今日は見に来なくていい」とのことで、送り届けた後は約一時間せっかくのアウトバック、少しドライブしてみることにします。写真中央の赤く囲った、赤い服を着た方。等倍鑑賞すると顔をしっかりと判別できました、というぐらいにはF4、SS1/125、ISO6400にての暗所手持ちで写せるようです。
GFX100RF

油断すると、油断しなくとも、すぐにブレてしまいますが、GFX100RFの暗所撮影、夜の撮影、馴れれば最低限薄暗い程度であれば、少し光があればなんとかなっていくかも。
GFX100RF

フルサイズのF1.2とか、F1.4の明るいレンズのように、暗い所でも歩留まり高く驚くほどサクサク綺麗に明るく撮れてしまうというようにはいきませんが、
GFX100RF

あるいは暗所で動体を止めて撮るみたいな芸当はなかなかできないカメラかと思いますが、GFX100RFの暗所性能まぁこれはこれでありかなと思いました。

なお暗所の絞りF4と絶対的に不利な中ではありますが、画像エンジンでの処理傾向もあるのか撮って出しのアンダー部分はほかのカメラよりも早く潰れがちでちょっと弱いのかなと所感を持ちました。一方でセンサーサイズも画素ピッチもかなり小さいスマホでこうまで補正して綺麗に明るく写る、正確に言えば演算して画像を完成させ、そのアルゴリズムへのアクセスも事実上常時オンライン級にアップデートが繰り返さる中なのですから、コンピュテーショナルフォトグラフィー含めこれからのカメラはオンラインと隔離している不利な環境下で、ソフト部分での競争優勢性をどう考えるのか、取り組んでいく必要があるのかもしれません。
GFX100RF

富士重工・現スバルのアウトバックドライブ、優しくて柔らかい肉厚の内装に囲まれてる感の中に外界との騒音から隔絶無縁にさせてくれる静寂に包まれて素敵な優雅感と癒しをくれる一台に思いながら夜の街をゆっくり流して「アウトバックいいなぁ」と思いを重ねるひとときでした。

AFは相変わらずのFUJIというか、この程度の暗所だと中央しか使えないレベルな上に、ちょいと時間すらかかります。加えてレリーズボタンを軽く押してAF、さらに押し込んでシャッターを切るというプロセスの中、半押しと全押しの境界が軽すぎの曖昧でまだピント整えたいのにと思っているときにシャッターが切れてしまうことが続発。これに限らず、ハンドリングはちょっと慣れが必要そうです。
GFX100RF

とはいえ、楽しいカメラ、持っていて撮る気にさせてくれるカメラ、所有感みたいなのも満たしてくれる品質なカメラなのは間違いなく、各所苦慮を重ねて世に送り出されたであろうことが想像されるいいカメラだと思いました。
GFX100RF

RAWと合わせて運用すると、かなり強力な機材だと思いました。
GFX100RF

GFX50RでF4の手振れ補正なしの暗所テストをしたつもりでしたが、デジタル中盤用のどでかいシャッター機構が乱暴かつ盛大に動く50Rと比して、シャッター音すら聞き取れないレベルの静かなレンズシャッターであること、ボディのバランスがよいこと、持ちやすい・構えやすい事などから、50Rよりもぜんぜん手振れしにくいと思いました。結論としては暗所もそこそこ大丈夫そう、かな。
GFX100RF

そのうち明るい日中での写真もUPしたいと思います。
GFX100RF

私には豚肉を焼いてくれて、ポテトからしてオール手料理、筑前煮の種類多い具材カットも合わせママ頑張った、を帰宅して有難く頂いた夕食。1日1,000kcalカットを目途にして、緩く1日2食にしています。1日三食を食べる方は約7割とのこと、つまりかなりざっくりですが1.2億人中、8,400万人が1日三食から二食になると、国家単位で毎日8,400万食分の必要カロリー調達が減ることになり、あるいは掛けることの365日でどれだけの一次産業からして広く食材産業や外食業界が毀損するのか、と想像してのプチドライブ。きっとお腹がすいていたのかもしれません。炊き込みご飯御替りしました。

「一枚一枚大切に撮ろう」という気持ちにもさせてくれるこの素敵なカメラが手元に来たことを機に、スマホ一辺倒からちょっとカメラ使用頻度を上げられるよう意識してみたいと思います。
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Posted at
2025/04/10 10:22:32