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ドライブへ行こうのブログ一覧

2015年10月15日 イイね!

恩人のお墓参りにドライブへ行こう。  茨城 牛久へ


久しぶりの常磐道守谷SA。常磐道は恩人が茨城土浦から月に一度上京した際に送り届けた想い出ある道です。電灯も少ない暗い常磐道で恩人は助手席に座り、たくさんのことを話してくれました。農作物の話し、政治の話し、夜の子の話し。いま思うと素敵なドライブでした。家族を持たない恩人はときおり若かった私の親代わりもしてくれ、たくさんお世話になりました。いろいろな話を聞くのが楽しみでもあり、単純に人としてとっても好きでした。だから月一回送っていくのも楽しみでした。




そんな常磐道の守谷SAの中を覗いてみればとってもきれいになっていました。2014年春にPasar守谷として再オープンしたそうです。せたが屋というラーメンを食べようとするも15分かかるとのことで、店舗数と座席数にミスマッチ感を覚えつつ、諦め出発。




常磐道から牛久方面に向かうため圏央道へ。あちらこちら益々便利になるのはいいですが、20年後も維持できるのでしょうか、この先の我が国の斜陽度合で。少なくとも路面は今より荒れたのが常態となりそうです。

それはそうと、茨城という地は大変恵まれたところだと思います。海に川に山に湖、そして平野。すべて揃っています。




そんな茨城のお寺で安らかに眠る、恩人のお墓参りをしました。簡単に掃除もして花を添えお線香をあげ近況も報告してきました。最近どなたかも来たようで、お墓も綺麗でまだ枯れかかっていない花が添えてありました。
先生からもらった種を植えた柿がもう何年も前から、毎年家人の実家で秋になると実がなります。今では子供も柿を頂いていますよ。桃栗三年柿八年、まだまだがんばります、とも思いながら。




生前には親子ともどもで多大にお世話になりました。みんなから「先生、先生」と親しまれ面倒見が非常にいい人でした。社会に出て一年だけ学校の先生をした経験から「先生」と呼ばれるようになり、昭和の高度成長時代には自民党の大臣秘書も務め、時の政変がらみで政治資金規正法違反で全国指名手配にもなったこともあるやんちゃさもあり、途中からはいくつかの企業の顧問を務めていました。

その昔、とある外資系が国内某所に広大な土地を取得したのですが、その際に先生が動きうまくいった結果、「終身顧問とします」という約束を交わしました。仏系企業です。その約束が守られたのを見届けたのですが、外資大企業でも約束を守ることがあると、感心したものです。多くの日系大企業なら確実に反故にすることでしょう。



400年以上続くというそれなりに歴史あるお寺のようですが、新しい観音像がたくさんありました。いい檀家さん群がいるのでしょう。地方にいけば行くほどに実家の跡取り問題とともに、檀家の減少も大きな問題です。あと20年経ったら、田舎の土地はどのようになっていってしまうのか。これから様々な環境変化が大きくおきていきます。



田舎どころか、東京23区内でも中のほうを除いて、地価は10年後に70%ダウンするという見解を述べる専門家もいます。七掛けではありません、三掛けです。団塊の世代が鬼籍に入り始め、固定資産税で数千万円から数億をキャッシュで払えず、耐えられないところも多く出て来そうです。賃貸不動産を建てたり相続対策を急いでいるところも多いですが、不動産業界のみならず、税収やらあらゆる歯車が狂っていきます、しかも大きく。




実際に都内のそれなりにブランド力がある住宅エリアでは、今は売り物が多いわけではありませんが、一軒隣は年老いた母親とそれなりに成人した子が住んでいるが雨戸がずっと開いていない、その隣は空き家、その隣も向かいも老夫婦、なんていう状態のところが核家族化の中、たくさんあります。あと10年、20年経ったときに、どれだけ不動産が余ってくるのでしょうか。という実感を強く持ちます。




団塊の世代までは不動産へ好奇心や興味、あるいは執着心が強かったように思いますが、それより下の世代では執着心という意味ではだいぶ緩んできているのではないかとも実感します。私も日本の不動産には所有するという意味ではまったく興味なくきました。副業で不動産投資もしてきた関係で、たまに不動産を買うのですがすぐに転売してしまいます。1~2年ホールドすることもありますが利回り物件としても考えません。別荘も買ったことありましたが、一度も使わず行かず売ってしまったこともあります。ちなみに不動産を買う時は見にもいかず「お前は見もしないで買う」と周りからよく叱られることがあります。が、今のところ負けなしではきています。




あっ飛行機。しかも二機。さすが成田の近く。


別荘は、特段の趣味や、惚れたエリアでもない限り、持つその意味が分かりません。別荘を持ち、久しぶりに行くとまずすることが掃除です。バケーションシーズンたる夏に行くとガレージや電灯にある蜘蛛の巣の掃除です。夜に到着しようものなら、暗闇の中、蜘蛛の巣をはらいながらブレーカーをあげなければいけません。よほどの電鉄系が管理する別荘地でもなければ、次に遭遇するのが盗難です。庭石と湯沸かし器を盗まれたことがあります。住み込みの管理人や家政婦がいれば問題ないのでしょうが、そこまでいくとかなり限られた層だけの話になってきます。





あっっまた飛行機。しかもまた二機。
いずれにしても、昔は総中流意識が持てる国であり、一般的、あるいは少し裕福であればコンドミニアム型別荘ぐらいはステータスとして持てた時代があり、しかし今やそれらの中古も100万円台でも売れ残っている時代に変わりました。




そして別荘を持つと何より大変なのが奥さんです。料理の支度と片づけは、一緒に集まる友人、気の合う仲間の分も、もれなくついてきます。美味しい料理を具材の仕入れから仕込みをプロがやってくれ、管理も常に行き届いている旅館のほうがぜんぜん良く、かつ安いと思うわけです。持ったら「もったいなから使おう」ということになり、そこの場所にも引きずられ、自由度も減ります。




そもそも不動産というものは、中国では国が貸し与える制度で、所有する制度がないわけですが、それはこの日本においても同じだと思っています。私は所有権というものは排他的な処分権という単なる法制度に過ぎず、所有権という形態を取ったとしても、国から借りているものだと思っています。賃料が固定資産税という名に変わり、相続税というバカ高い名義書換料・更新料という名目に変わるだけで。


とある旧大蔵省の人に聞いたことがあるのですが「山手線の内側は並みの金持ちだと三代持たないように税制設計してある」と。そもそも相続税が底上げされた中で、その相続税が高くなった網の範囲も都内で言いますと環八あたりまで広がりました。いろいろな形で税金は上がっていきます。大家さんが強いので一方的に条件を変えられます。




不動産に限らず、実はすべてのものは生きているほんのちょっとの間に借りているだけなのだと思っています。クルマはもちろん、お金も、自分の体さえも、借りものです。生きている間だけの。




先日、知り合いの夜の子が、洪水で被災したところへボランティアへ行ってると連絡がありました。若い時間がある人がボランティアへ行くことはすばらしいことだと思います。市のサポートも受けられないマイノリティーな方々へボランティアをしたということでした。普段忙しいビジネスマンが平日は経済活動を行い、休日はボランティアへ行くということは、最近のネット用語でいえば神対応だとすら思います。困った人がいて、助かる人がいる事実。




しかし一方で社会貢献と社会奉仕の差すらもよく分かってない、大人も多いと様々な活字を見るにつけ思いつつ、あるいはボランティアや寄付こそがすばらしいという感覚を持つ、若い人も多いと感じるときもありますが、大切なのは続かない一過性の社会奉仕よりも、まずは雇用やビジネスを成立させて社会貢献し、国力に資してあるいは地域経済に貢献し、継続性を持って活動できる行政、あるいは自衛隊や警察、消防を十分に要せる国造りや地方自治体の体力補強にたとえ微塵でも貢献することであり、とちょっと固いですが、そんなことをいつも考え、そして遊んでもいます。




アフリカで飲み水にできるようろ過システムをビジネスとして広めようとしている社長の話をテレビで見たことがありますが、同じことを言っていました。ビジネスにすることで水を安定的に供給する仕組みを作ることで継続性、そして雇用が生まれる。現地の人もこういうわけです「ボランティアは有難い、しかしある日突然来て、突然誰もいなくなる」と。


そもそもボランティアというものは裕福だからできるものです。正確に言えば、この先進国であり大国にゆとりがあるからできることです。貧しいアフリカの部族、インドやフィリピンの貧困層がボランティア活動をしているという話を聞いたことがありません。その日生きることで精一杯です。この国にボランティアをするゆとりがなぜあるのか、ボランティアをする人が考えることは少ないか、あるいは思ってもみないかもしれません。

そもそも経済社会で働きたくないから支援グループで働くという若者も中にはいて、それも実態の一つなのでしょうが、人間は20年もなぜ時間をかけて育ち育てられるのか、社会に出ていっぱしに仕事できるようになるため、すなわち社会へ貢献するためなのではないかと、思ってしかたありません。




そんなことを言いつつ、一方でたとえ僅かですが、私は毎日主にコンビニで寄付をしています。寄付は嫌いでした。どこぞの寄付団体のおじさんを肥やすだけだと。しかしいつからか考えが変わりました。どこぞのおじさんが私腹を肥やしたっていいじゃないか、そのおじさんもそれで動いてくれて仕組みができ、たとえわずかでも寄付が困っているところに行き届いて助けになれば、ゼロよりいい、と。




ところで働くことと、仕事は別の概念だと考えています。働くというのは人が動くと書く通り、体(身)を動かして対価や生活費を得ることであり、仕事というのはそれよりも大きく広い概念で、働くことも内包したり、あるいは家事や育児、頭脳労働、または働かずしても価値を提供すること、例えば資本を投下するが働きはしないことだったり、もしくはそれぞれの役割を全うするための努力であたったりなど多分な要素を含むものだと思います。




いろいろと仮定的条件で考えてみるのですが、もし今の貨幣価値を保ちながら、全世界すべての人が10億円の貯金を持ったら、世の中はどうなるのだろうと、想像をしてみたことがあります。散財すれば10億などあっという間に溶けるので、100億の金融資産という条件でもかまいません。要は働かなくて済む状態を全世界の人が手に入れたらどうなるか。



人生はいかに暇つぶしをするのか、という観点でいえば、鳩山家やロックフェラー家のように政治を暇つぶしとする一握りの大富豪もいるかと思えば、おそらく遊んで一生を全うする人も出てくると思いますが、それでも一定割合は必ず仕事をすると思います。遊びなんて三か月で飽きて暇になりますから。実際に多くのお金持ちも仕事を続けています。しかし働く人は激減するでしょう。時間に縛られないように、好きなときに、好きな分だけ、好きなを仕事する。




そうすると、いろいろな美味しいご飯を作り配膳してくれる人も、道を整備してくれる人も、電車を運転する人も、コンビニへご飯を届け、レジを打つ人も、あるいは看護に介護をする人も、大きく激減すると思います。



多くの人が働いてくれているからたくさんの楽しみも、楽しい時間も便利もあり、いろいろな経験をすることができ、あるいは技術も進歩しているのだと思うわけです。



とすると、世の中はよく出来ていて、すべての人が裕福なることはなく、もしくは裕福な層が数的マジョリティーになることもなく、資本主義に限らず、しかし資本主義というものは、それが本質の一つなのではないかとも思ったりします。働かなくてはならないようなグランドデザインになっているのかな、古今東西、未来永劫。と思います。




お墓参りをして、牛久大仏へ行き、動物にえさをあげ、猿の芝居をみて、牛久大仏の上に行き、鯉にエサをあげ、あみショッピングモールへ来ました。気が付けば、お腹が空いてふらふらでご飯を食べてそろそろ帰ります。



牛久大仏もアンチコライト。



今年ももう残り僅かです。またお墓参りへ行きたいと思います。



恩人に会いに、ドライブへ行こう

Posted at 2015/10/15 21:37:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | 茨城ドライブ | 日記
2014年05月07日 イイね!

CR-V 牛久大仏

CR-V 牛久大仏ドアミラーに大仏様が。

おならはしないでくださいませ。

Posted at 2014/05/07 11:36:21 | コメント(1) | トラックバック(0) | 茨城ドライブ | 旅行/地域

プロフィール

「「けっこう遠いじゃん。あんなとこまで行くの?」「パパにとっては近いんだよ」往復10km超つまりは1リットル160円のコストかけてレギュラー152円入れてきました。あぁ〜満足。穏やか普通に走ってリッター2〜3kmの車で通勤してたとは思えない(笑)他の車両も入れたいけどおでかけです。」
何シテル?   06/13 15:38
ドライブへ行こうです。 子供と出かけた全記録です。 よろしくお願い申し上げます。
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