5DsR + SIGMA Art 35mm F1.4 DG HSM

目覚めると、50個の膨らまされた風船の中で子供が眠り、
5DsR + SIGMA Art 35mm F1.4 DG HSM

壁には飾りつけ。家人一人でやったようです。起こしてくれればと伝えれば「一年に一度、ここは手抜きしたらまずいでしょ、ビール飲みながらやったから大丈夫」と呼気で満たされた風船の中にはアルコールも含まれることが判明し、それはよしとして風船50個を一人では大変だったはずです。そのような母親の愛を未来に向けて記しておきたくて。
7RM2 + SEL2470GM

ベッド枕もとの灯りが発する黄色が強そうな光の場合でも、適正なWBで白を叩きだす傾向にあると思われるSONYをフラッシュなし、70mmの画角で。
5DsR + SIGMA Art 35mm F1.4 DG HSM

キヤノンも一日の長級に負けじとWBが優秀だと思いますが、こちらはフラッシュをバウンスさせての色。他方、35mmで寄るとパースが気になります。遠近感に圧縮効果、例えば、どちらが魅力的に写るのかは、その被写体固有のレイアウトによるのかと思いますが、しかし少なくとも本人の魅力をそのままに近い形で投射したいとすると50mm、のような気がしています。
RX100M4

エレベーター前にも朝は軽食が置かれている、サービスぶり。なかなかお目にかからないサービスのような気がします。とふらふらしながら、起き掛けを動画で狙うため、待機状態が続きます。
RX100M4

この旅行は写真の三台と、これを写しているコンデジ1台、計四台の準備です。α7R2のミッション半分ほどは動画で、かつ4Kで撮りました。ケーキの瞬間は動画と写真、両方に収めたくデジイチを二台用意した道中のために、仕入れてから数少ない出番をカメラバックも迎えることができました。ちなみに昨年は70-200も持っていく気合の入れようでしたが、今般は望遠系が必要な場面があったときはトリミングで対応しようという考えです。
7RM2 + SEL2470GM

「おめでとう」とじぃじばぁばからの電話に自分の名前が一人称で「昨日ホテル泊まったよ」と伝え、「いくつになったの?」と問われれば「サンサイ」とやり取りし、三歳はじめての朝を動画で撮り、嫌がる紙製の王冠をつけられ、家人のそれはもう「成果」と言っていい風船や、壁の飾りをバックにやら記念撮影も済ませた後は、
7RM2 + SEL2470GM

スペインで修行したセニョールなシェフも一目置くであろう、家人も「ひどい盛り付けだね」と指摘するワイルドな芸術的スタイルにてビュッフェな朝食です。私は旅中の朝食を、このメニューだけで通すことになります。ビュッフェで食欲と戦い目移りしながら選ぶのも面倒、というのもありますが、子育て中は味わう、という選択肢など不要だと思い、かつ散々美味しいものは頂いてきたので今更という感覚にも助太刀され。
7RM2 + SEL2470GM

夜にも少し上がらせてもらうことになるステージ。も視察して朝食を終え、
7RM2 + SEL2470GM

滞在中、どう遊ぶかプランニングがてら、ホテル内敷地の偵察散歩へ。
7RM2 + SEL2470GM

まずはトランポリンに大喜び。
7RM2 + SEL2470GM

子供向けとして人気あるホテル、という気配を随所で感じます。
7RM2 + SEL2470GM

画像は通常の写真になりますが、このマシンは4K30p動画をカメラ内保存することができます。1秒間に800万画素の写真を30枚撮っているようなものですが、データ量泣かせになりつつも、静止画もかなり高精細で切り取ることもできそうです。にしても、バッテリーパックにこのレンズを装着すると重い。1DXに85mmつけたような重さの中で、ずっしり来ます。
7RM2 + SEL2470GM

画素ピッチが狭くともノイズが許容範囲であることが多く、またノイズが乗りやすい場面ではフラッシュを使うなど工夫もしながら、これら技術進歩も享受しつつ、現状では超高画素といえるマシンが叩きだす絵は大きく見たときにやはり精細感が段違いであり、あるいは将来のデジタル視聴環境も含め、いろいろ加味して考えた結果、高画素機をメインとしていこうと考えています。
7RM2 + SEL2470GM

動画もよく撮ってきたつもりながら、今後はさらに増やそうと思っています。と言ってもピークは幼稚園の間までぐらいでしょうか。
7RM2 + SEL2470GM

ホテルが飼育しているイルカを見学しました。動画を増やすと言っても、写真も引き続き鋭意努力しようと考えています。
7RM2 + SEL2470GM

手綱をしっかりと持つように伝えながら、白馬の王子を見守って。実家では子供の写真を何十枚も飾っていますが、最近は電子フォトスタンドというものもありつつですが、何十枚であろうとも飾れ、いつでも眺め見られ、あるいは写真ならではなよさもあり、という写真の利点も思います。
7RM2 + SEL2470GM

先日は近所で幼稚園の年長なお姉ちゃんにいろいろ遊びを教わり、私もずっと話しかけられていたのですが、言うなればそこら辺の夜の子より、話に長けているかもしれない、という所感をふと持ちました。相手が口達者、おしゃべりが上手である女の子であれば尚更かもしれませんが、何をどう子供と話したか、一つひとつ覚えていくことは難しく、ましてや怒涛のそして日々変わる子育て、些細なしかし感動する昨日したたわいもない会話や言葉。こうして記すことに加え、動画の記録も貴重に思うようになりました。
7RM2 + SEL2470GM

無料の昼食を和食処で頂いて。こちらのレストランは子供の名前を把握してくれていて、際立って気遣いを多分に頂戴しました。一心不乱にミルクを飲んでいたしぐさ、ばぁばに食べさせてもらっていたラ・フランスを夢中になりながら求めていた表情、何を考えているのかまったくわからないながらのにこやかにハイハイしている姿、動画でないと思い出せない時間もたくさんあります。たった1年前、2年前でも、我々親や、ばぁばにじぃじが見比べると老けていることをショックに感じながら。
PowerShot G5X

そしてお待ちかねのプール、この日一回目。南国の雰囲気にプールを見れば栃木にある「ハワイアンズ?」と聞いてくるのでどこで知ったかと思えばyoutubeの影響らしく。
PowerShot G5X

走って階段を飛び乗るように登り、滑り台で歓喜の声を上げる、という行程をエンドレスで気が付けば二時間。本人が納得するまで、好きなだけ。
PowerShot G5X

体をよく動かした後は水分補給。
7RM2 + SEL2470GM

昼寝もして夕食へ。
7RM2 + SEL2470GM

いくつかのお店から選べますが、ビュッフェを選択し予約しておきました。
7RM2 + SEL2470GM

事前に予約しておくと、誕生日ケーキでお祝いをしてくれるサービスがあります。部屋へケーキを運んでもらうことを選ぶことも可能です。
7RM2 + SEL2470GM

ビュッフェであれば、このポリネシアンダンスが付くので、お祭り気分で誕生日をお祝いしようと考えて。「これハワイのダンス?」とどこで知ったのかと思えばこれもyoutubeの影響です。
RX100M4

一人の配膳なお兄さんによくしてもらいながら、夕食を過ごし、
5DsR + SIGMA Art 35mm F1.4 DG HSM

ホテルの写真屋に加え、すぐにプリントしてプレゼントとして頂けるレストランの写真サービスと合わせ二枚撮ってもらう前に、私も撮って、
5DsR + SIGMA Art 35mm F1.4 DG HSM

感謝しつつ思い出深い誕生日を過ごすことができました。
5DsR + SIGMA Art 35mm F1.4 DG HSM

誕生日組が終わると、他の皆さんも写真サービスタイム。その間、この日五回目ぐらいを数えるハッピーバースデーを唄いながら、ケーキも美味しく頂き、
5DsR + SIGMA Art 35mm F1.4 DG HSM

残ったケーキは全部私が頂き。
7RM2 + SEL2470GM

そしてまたプール。夜は日によって21時または22時までやっています。
7RM2 + SEL2470GM

夜のプールも二時間みっちり遊びました。トランポリンも納得するまでやり、好きなことを、やりたいことを思う存分やり過ごしたであろうという幸せな誕生日。そのような一日になった実感を親としても持てるほどに、バースデーをメイキングできたのではないかと思います。大役を無事終わらせて、肩の荷も下り、あとは気楽に過ごすことができます。
5DsR + SIGMA Art 35mm F1.4 DG HSM

遊び疲れて深い眠りに家族で就いて、明けた朝。
5DsR + SIGMA Art 35mm F1.4 DG HSM

新進気鋭の若手芸術家のごとくさらに洗練されていく、私のビュッフェな盛り付け。作品のタイトルは「大地に舞い降りるレモンのような三日月を、いかにフライドポテトで表現するか」というアンチテーゼとして考えさせられるものです。言うに及ばず、NYはメトロポリタン美術館からドローンにも負けない伝書鳩でオファーがそろそろ来るのではないかと。同じような光の中で、昨日撮った芸術作品よりも、キヤノンだと白が出て、かつレンズの違いもあり青が強いのか、透明感も感じるような気がしました。
5DsR + SIGMA Art 35mm F1.4 DG HSM

独創性並びに強烈なメッセージ性を失った完成図。個性の没落です。朝食はワンランク上質なレストランも選べますが、人気で毎朝少々待つので、すぐに入れるこちらのビュッフェで通しました。和食処やプランによってはラウンジの軽食を頂くことも、無料でルームサービスを選ぶこともできます。朝食会場のはしごもOKだそうです。
5DsR + SIGMA Art 35mm F1.4 DG HSM

動画を見れば世代が変わってしまっているトッキュウジャーの歌を口づさみながら陽気に食事する自分を見ながら「自分で食べて偉い」と自画自賛というイベントも贈ってくれ、前夜も含め動画の大役もこなしてくれたα機一休み。三日目はこちらのカメラをメインとすることにしました。
5DsR + SIGMA Art 35mm F1.4 DG HSM

皆さんエイの餌やりをしています。イルカに加えて、エイまで飼育しており特異的なホテルに思いました。α7RⅡは399点ものAFポイントがあり、つまりは一つひとつのAFポイントが過去の機種と比べればおどろくほど小さいとも言え、使ってみるまではその数の多さに意味があるのか、一点AFを多用する私には理解できませんでしたが、カメラ任せなAFとフォーカスロックを合わせて使うことで、細やかなピンの置き方をスピーディーに選べることに加え、
5DsR + SIGMA Art 35mm F1.4 DG HSM

特筆すべき一つが、進化した瞳AFだと思われます。
瞳AFのすごさを解説したサイト。画像エンジンにより、キャッチライトがレタッチで入っているのではと毎回思うほどに、顔認識さえしている状況であれば、いつでもどこでも誰でも、しかもいとも簡単に瞳にピントが合った写真を撮ることができます。しかも幅広いフォーカスエリアで顔認識し、その中からさらに399点から瞳を抽出してくれるので、カメラをパーンする必要もなく、構図を作ったまま瞳にAFを合わせてくれるのも大きな一助となり、結果として構図の自由度も飛躍的に上がると思います。わざわざ中央ボタン、または割り当てたボタンを押しながらではないと機能しないのが難点ですが、小さいRX100系ではボタンを押しながら撮るのが大変ながら、αのボディであれば操作性も悪くないように思います。
5DsR + SIGMA Art 35mm F1.4 DG HSM

イルカの触れ合いに参加しました。今までの苦労はなんだったのかとも思うほどに、あまりにも簡単に瞳にピントが合った、しかも精細な写真が撮れてしまうような素晴らしい機能の副次的な欠点は、カメラが下手になること、という気もし、レフ機も意識して使っていこうと思った次第です。クルマに例えれば、誰でも運転しやすくなったガヤルドに488あたり、という印象のカメラマシンです。比して左足が痛くなるほどに重いクラッチな少し古いスーパーカーなのが、レフ機かもしれません。がしかし、手ごたえもあり楽しいわけです。その一方でどのような構図でも自動で瞳にAFしてくれるのは、衝撃ともいえるテクノロジーに思います。
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写真屋も撮影してくれながら、ゆえに失敗してもいいという安心感もありながら、イルカが気になりつつも、しかし子供撮りに勤しんで。
先般取り上げさせて頂いた、
フォトグラファー・イルコ氏。極寒の中で何時間もなぜに富士山を撮る人がいるのか、あるいは鳥撮りにしても北国で二日間寡黙に鷲を1,500枚撮り、発表するのは一枚であるという人がなぜいるのか、なぜそこまでするのか。
5DsR + SIGMA Art 35mm F1.4 DG HSM

そのような問いに「答えは簡単です」と続けて、次のように答えていました。
5DsR + SIGMA Art 35mm F1.4 DG HSM

「被写体への愛です」。航空写真家チャーリー古庄氏も飛行機への並々ならぬ情熱を越え、飛行機を記録するのが使命であり、役割であるかのようなほどに愛情を感じますが、こと飛行機以外になるとスマホで済ませることも多く、ということも思い返し、すっと腑に落ちる答えなのだと思いました。近年は洗濯機に、あるいはプールの脱水機も撤去するリゾートホテルも増え始めていますが、こちらは洗濯機も充実しています。
5DsR + SIGMA Art 35mm F1.4 DG HSM

部屋に一旦戻ったあとは、外出です。充実プランにしておくとクルマの出し入れをしてくれ、エントランス至近に止めてある車を回してくれます。このホテルは気持ち離れた第四駐車場まであり、通常のプランだとクルマの出し入れが少々大変そうですなケースも考えられます。
5DsR + SIGMA Art 35mm F1.4 DG HSM

我々はこちら。一世代前のビートル。ゴルフ4の派生車種で、見切りが悪い他は、旧世代のゴルフに乗っているような感覚でした。経年変化で漂うドイツ車の香り。
5DsR + SIGMA Art 35mm F1.4 DG HSM

ボカすと少々怖さも出る写真となってしまいますが、途中のPAでカーネルサンダースになりながらアイスも食べて、カメラ目線とキャッチライトをもらい。アップに引き、かじりついている瞬間、抱っこなどアイスクリームを食べているときだけで、いいと思える一枚を探し、リスクを減らすため32枚撮っています。そのすべての表情が異なっており、子供撮りとは表情が最も大切であると改めて思いました。
5DsR + SIGMA Art 35mm F1.4 DG HSM

両手で鞍馬のごとく上半身の力だけで登った結果。私は盲目的にひたすらに溺愛するのみの親ばかぶりですが、家人のほうが冷静かつ客観的な心をもっているように思いつつ、そのような家人から見ても、児童館に行けば多くの子がいる中で運動量と、そしてことにユーモア性能が特出しているように感じるらしく、一緒にいると笑いが絶えない面白いやつです。
5DsR + SIGMA Art 35mm F1.4 DG HSM

旧式になりつつある私の世代でもCDの価格に慄いて。という時代の移り変わり。
5DsR + SIGMA Art 35mm F1.4 DG HSM
二年前にも行った美ら海水族館を目指します。入口でヒトデに触ってから、もう丸二年、あるいはどこに行っても「今年ももう二月ですね」という会話が鳴り響く時の流れを思えば、冷蔵庫の中で三本も静かにニューサマーオレンジジュースが賞味期限を大きく超えていたのが頷けます。
5DsR + SIGMA Art 35mm F1.4 DG HSM × flickr

沖縄そばの有名店がどこも長蛇の列だったゆえ、案内にも載っていない、通りがかりに入ってみれば、ほぼ地元人しかいないような食堂へ寄りました。
ぐしけんそば。
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地元の人が毎日食べられるという配慮を感じるかのように定食もそこそこ充実する上に、プラス130円で沖縄そばが付く愛情。隣を見れば近所とおぼしき家族の小さな子も沖縄そばをもくもくと美味しそうに食べ、このダシの味を噛み締めてまさにソウルフードとして刻まれ、育っていくのだろうと想像もしながら、地元の光景を見た気がしました。
5DsR + SIGMA Art 35mm F1.4 DG HSM

シーサーのがちゃがちゃ、紫色ほしいということで、ママにお金をもらいトライすれば、
5DsR + SIGMA Art 35mm F1.4 DG HSM

一発でほしい色が出た笑顔を撮って。いつしか「ハッピー」という概念も持つようになり不思議に思いましたが、最近は遊園地に行けば「ハッピー!たくさん見れて、たくさん乗れた、はじめに小さいクルマのを乗って」などと理由も聞かずとも説明するようになりました。
5DsR + SIGMA Art 35mm F1.4 DG HSM

「美味しいよ、すごく美味しいよ食べてみ」や、「ふぅ~気持ちいい」と温泉だけでなく、布団やプール、外気を吸ったときなど、最多級の感想。
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美ら海水族館に到着し、記念撮影に並び「はいつめて」と言えば、詰め過ぎて。
つづく