PowerShot S95 ,2012

夕刻17時。はたと気づきました。「あれ、今日は何か食べたっけか。いや今日は何も食べてない」。

仕事に夢中でした。

何も食べていないことに気づくと、そこからは一気に空腹が到来します。

外ならまだしも家でです。起きて即座にパソコンと向き合って対応に夢中だった日曜日。

一つひとつを丁寧に、かつ真剣に集中していると、夕刻でした。仕事が遅いともいえますが、新人なので致しかたないのではないかという評価に落ち着いています。

「ご飯あるの?」と聞いてみると「朝にそぼろ丼、作ったっていったじゃん。もう冷蔵庫入ってるよ」と言われるものの、上の空だったせいか、初耳です。さらには「あさりのパスタでも作ろうか」と優しい家人。朝食と夕食として、二食を一気に食べることにしました。

それを聞いていた息子は「冷蔵庫にごはん入れると冷たくなって固くなっちゃうよ」と心を温めてくれる一言。

病み上がりもあり、

仕事モードもあり、まったくハワイ以降の夏休み写真、その整理が進んでいません。進捗率ゼロです。

前に整理した、2012年の写真。適当にシャッターを押しているゆえ、まったく覚えていない写真ばかりですが、今と変わらないことをしているのは、この三年余りなんだったのだろう、と少々凹みます。

月曜日もしっかりと仕事モードで過ごしました。

忙しい中にも、人を紹介してもらい、あるいは会いたいといわれれば、有り難く駆け付けます。せっかくのご縁です。

という一日を過ごし、さらに帰宅後も仕事に熱中し、採用が決定した方々への返信を行い、これがノウハウの蓄積にもなっていると充実感が増しつつ、冷めた少し温いお風呂でクールダウンを計り、

布団へ入っても、なかなか寝付けません。副交感神経にならず、交感神経がさらに活発化します。

最たる理由は子供です。寝顔を見ればあまりの可愛さに、横に寝ればあまりの愛しさに、興奮してしまい、これはいつものことですが、さて寝るか、とベッドへ行く度に、まず撮影、何カットも。そしてさらに可愛さのあまり、適度に抱きしめたりちょっかいも出しながら自らの交換神経も盛大に刺激してしまいます。ママが起きていると「やめて、起こさないで」と怒られるケースです。

「二個あるよ」や「◎△$♪×¥●&%#?!」と何を言っているか分からない寝言、あるいは

「えっとねー◎△$♪×¥●&%#?!◎△$♪×¥●&%#?!◎△$♪×¥●&%#?!
クルマ ◎△$♪×¥●&%#?!
トミカ博」など、たまにしか単語が聞き取れない長い寝言も、愛しい対象です。

という中で、副交感神経にするために、ささっとブログでも仕上げて寝ようと、愛飲している水曜のネコが品切れで、家人のアサヒをネコババ気味にパソコンの前に戻ってきました。

よく言えば「任せ」、さらによく言えば「信頼して任せ」、あるいは「託してきた」、多少心象悪い表現であれば「人任せ」。人をつけるだけでなぜかイメージが悪化します。

今であれば「有り難く感謝しながらお願いし、よくやってくれ苦労ばかり掛けて申し訳ございません」と思いますが、当時は横柄でしたから間をとってシンプルに「任せて来た」という表現を採用しておきたいと思いますが、段々と準繰りと、そして結局すべてを任してきた結果、

ほとんどあらゆる実務をしなくなりました。最終的には最たるキーも渡し、つまりはすべてを譲り、確認すらしなくなりました。この10年、ろくな確認もしなく来てしまいましたが。そして従前に関しては、今でも何らの確認をせずで、通してしまっています。つまりは苦労ばかり掛け、苦労をさせてしまっている一辺倒であり、感謝の念が絶えません。

しかし今般スタートアップしたことは、大変な現場はよくぞ有り難くと思い、友たる後進が担ってくれ、パイプも強固にしてくれ、この後進がいてくれたから発展性が生まれ、厚みが出て、この後進なくしては、1年かけて吟味したチャンスたる、私の机上の空路と空論という穴もあったことを埋めてくれ、、しかし肝や多くの実務は譲らず自分でやろう、と取り組んでいます。

ゆえに10年以上ぶりにすることが多く、とにかく一つずつまずはスタートアップしていることを

少なくともかなり当面はオーガニックな成長と決めて、自らやってみています。

とはいえ、いきなりあらゆることがスピード全開になっても、年齢的に辛く、体力が追い付かないと思い、

成長スピードをコントロールするつもりで、この夏も旅行をしてしまい、

一週間寝込んだ病床から仕事をしはじめ、暖機を感じながら、もう少し早くエンジンをONにしたほうが、よかったとも反省しています。

今般はなぜ最たる肝を譲らないのか。その理由はその方がより大きな発展性を持ち、そしてこれが大事だと思っていますが、後進にいらぬ苦労を生まないと思うからです。

実務をこなしていると、楽しく、面白く、勘も少しずつ戻り、夢中になる度合いも戻ってきました。それを子育てに大変な中に、絶対に無関心などではなく、絶対にそうではないはずですが、そう思いたいですが、器が大きいからだと思っていますが、今まで小言など一切言わず、見守ってくれている家人へ感謝を致しております。

面接と言えば、昔はこっちが決めるかのごとく上から目線でしたが、人は対等であり、わざわざ応募も下さったとも思い、面接だけでなく、応募の対応から一つひとつ敬意を持って丁寧にしています。求人媒体の管理画面まで触るのは、実に18年振りかもしれません。いやその頃は管理画面などなかったかもしれません。

10年ほど前は、些細ながら人事部が吟味してくれた人材だけを、三次や四次面接だけしていました。仕舞にはそれすらも人任せです。根底には私よりも能力ある人に託した方が、よい結果が生まれる、という思いも持ちながらですが。

楽しくも、入口から携わると、このようなことをしてくれて来たのだな、と初心や感謝を新たにします。

10年前はほとんどが新卒で、一部中途、条件は大卒以上という中で、一連の求人活動の最後だけを偉そうにやっていました。思えば、はじめだけセミナーに顔を出したこともありました。道中は追い付かないので、中途も増やしていくことになりました。

大卒という条件にも関わらず、高卒の若い男の子が応募してきたので、熱意を買ってみたこともあります。

高卒の方が活躍すると、大卒に刺激を与えます。

大学間でも、これと同じ構造で、刺激を与えあう関係性、ということも意識してデザインをしていました。

ときにコンプレックス、ときにプライドを刺激し、それぞれアチーバーをスピードオーバーさせる狙いで組織の設計図を敷いていました。

途中で怒涛のM&Aという安直な方向に向かってしまいましたが。

今取り組んでいることは、まったく逆で、

まず中途のみです。手取り年収600から800万円あたりをボリュームゾーンに、それでも下限は500、上限は1,200あたりという内容です。

求職なさる方同士の競争意識や競争環境はゼロではないかと思いますが、しかしほぼ競争環境はないのではないかと思うほど、むしろ他者は気にならないほどの環境かとも感じています。

従前はそれも成長してもらう機会や材料と思い、二十代後半や30歳ぐらいの男の子に、1000万円の環境を持ってもらったことがありました。

幼少から10代という人生の苦労や努力、20代という社会の階段と世の中の相場、という牽連性。これら無視し、実力以上の収入環境を与えてみれば、生まれたのは勘違いだったような気がします。それも私のせいか、もしくは宇宙のせいですが、采配が悪いとも言えます。今でもそのような環境が残っていますが、若くしてけして高く上質とはいえないながらも社会的地位を手に入れ、平均から比べれば大きな報酬を手にする。

最大の敵は自分である、かのごとく、金使いが荒くなったり、偉そうになったり、力の使い方が分からないので「あいつは生意気になった」と外部の人からも敬遠されるようになり、結果として人が離れていく、こともあります。

いかにしてこの勘違いを生まずに、つまりは失敗に繋がるような道にせずに、後進を3000万までもっていくか、ということが、もう一つの私の目標ですが、思いのほか難しい論点かとも思案しています。私自身もそうですが、周りが見えなくなり感じられなくなり聞こえなくなるのかと思います。若くしてちょっぴり持っても、人間出来ている、という人がいれば、それは聖人君主レベルかもしれません。子供の頃からの環境や教育が大きく影響する部分ではないかと思ったりもしてみています。

他方、今募集している環境では、今の時代労働市場を俯瞰致しますと、手取り500万でも悪くない方なのかと思うのですが、目立った競争もなく、勘違いも生まれず、けして楽ではないかと思いますが、そのようなグランドデザインというものに出会ったことが、とても勉強になる次第です。

平均値を予測すれば、目標までいくと、手取り分だけで毎月で15億の振り込み。経理だけでもなかなかの計算量に振り込み設定に、膨大な事務量になりそうです。はたしてそこまでいけるのでしょうか。

という自らを鼓舞したり、不安に陥れたりする妄想もしながら、目の前の一つひとつの応募対応から、俯瞰的概念論まで、全力で仕事をする。最高の気分です。

子供と過ごす時間はどこにいようと別物の別格ですが、率直に単に旅行するよりも楽しく、思います。

釣りが楽しい人もいれば、それがゴルフの方、風俗が生きがいの方、パズルがとにかく好き、楽器がエクスタシー、

同じように、たまたま仕事にそう感じるだけだと思っていますが、またこうして仕事にのめり込むとは予想していませんでした。
というあたりで昨夜はソリッドな眠りにつきました。
残暑お見舞い申し上げます。そしてもうすぐ九月です。