四万温泉ドライブからの続きです。

宿の人が餌付けしている
白鶺鴒(はくせきれい)に別れを告げて、

草津の湯で疲れを癒しチェックアウトしたあとは、
志賀草津高原道路ドライブへ。
草津白根山麓のロープウェイを今回は乗らずに少し過ぎたあたり。
ガスのため駐停車禁止。ところどころ「計測中」という表示を立ててた行政のクルマが止まっていました。
駐停車して写真を撮ったりする人がいるので道路運行上の目的もあるかと思いますが、実際に
硫化水素ガスも発生しているそうです。過去には周辺で痛ましい事故も。

だいぶ雲が出ているので「上に行って景色見えるのかな」と思いつつ、行くだけ行ってみよう。
晴天であれば、本来絶景のドライブコースなはずの国道292号・志賀草津高原道路を登っていきます、曇り空の中。

お、ちらっとほんのり青空も。家人も撮影がんばってくれています。
雲がなければ、突き抜けた景色が見られるはずなのですが、致し方ありません。

後ろにクルマがいれば譲って先にいってもらい、途中のパーキングに幾度かクルマを止めながら、ゆっくりゆっくりドライブを楽しみます。

七度かまに入れても燃え残るほどに燃えにくい、という
ナナカマドの木。「あぁナナカマドだよ」と立ち寄る人が声にしていました。皆さん植物にお詳しいのですね。

雲が低いほどに、標高が上がってきています。
入山規制中の
草津白根山。不気味な色です。

本来はここ
白根山レストハウスにクルマを止めて、徒歩で20分ほどかけてハイキングコースがてらエメラルドグリーンな山頂の湯釜へ行くことができますが、入山規制の影響で閉鎖中でした。観光バスもたくさん来てけっこう賑やかなところだったのですが、ご覧のとおりです。

草津から登ってきた東側は雲に覆われていましたが、長野方面の西側は青空が十分に見えるほど晴天でした。幻想的な景色も見られそれはそれでよかったですが、やはり晴れていないと、せっかくの景勝ドライブです。

レストハウス向かいあたりの奇岩。本来であればこの辺も散策できるはずなのですが、残念です。

少し走ってクルマを止めて、

景色とひんやり澄んだ美味しい空気と、

高山植物を見て。
こちらはまだつぼみ。

こちらは花開き、

東をみればやっぱり雲。

そして雲が流れてきたり、

山々の雄大さを感じ、もう少し進んで、

国道最高地点2172m。

志賀草津高原ルートをさらに少しクルマを進め、

ここは群馬と長野の県境に位置する
渋峠にある、その名も
渋峠ホテル。スキー好きの人ならよく知っているあたりでしょうか。
ここでは長野品種のりんご「秋映」を仕入れました。りんごも品種ごとに食べごろが一瞬で過ぎていきます。一時期はりんごに凝った時期もあり、秋のドライブごとに様々な品種を買って食べ比べをした結果、美味しいりんごはいろいろあると思いますが、中でもこの秋映は大のお気に入りになりました。

少し中で休憩。食堂は昭和の社食みたいな雰囲気。湯のみの置き方に懐かしさを感じます。

ホテルの横にはGS。国道最高地点のGS、ということになりそうです。
志賀草津高原ルートは雲がなければ天空を走っているかのようなドライブコースで、紅葉と相まって見ると、もうそれは最高のドライブとなることでしょう。

途中でクルマから自転車を降ろしてサイクリングする人、麓、あるいは街から登ってくる人、幾通りかのパターンがあるのでしょうが、よくぞ登れると思います。アップダウンが厳しいところ、自転車で走る体力も勇気もありません。途中でへばりそうです。しかし気持ちよいのでしょうね、最高に。

渋峠ホテルの前から
渋峠ロマンスリフトに乗って、
冬も絶景だという
志賀高原の一角たる横手山の山頂へ。
カメラを託した家人がリフトから。

何を思って撮ったのか。でも悪くない一枚です。
この
渋峠ロマンスリフトは10分の搭乗でけっこう長く、天候がよければおだやかな空気を楽しみながら頂上まで一気にいくことができます。山の反対側・長野方面からもリフトを使って上がってくることもできます。
横手山山頂にあるロッジでは日本一高いところにあるパン屋があります。帰りの車中小腹すいた用に仕入れます。無添加な味で、いつも食べるパンとは違った自然の風味でした。

頂上からの眺めのいい景観のところや、あるいはここへ来てもいつも「よし、次はお弁当持ってここで食べよう」と強く思うのですが、実際に来るときは完璧に忘れてしまいます。老夫婦がよくおにぎりやカップヌードルを食べていて、山登りやハイキングも含め旅慣れているのでしょう、山頂の景色と雰囲気を楽しんで、まさに堪能している、と言うにふさわしいほどの光景をよく目にします。
志賀高原、万座の山々を見て、ひと時を過ごし、

そろそろ帰路に着きます。
神戸ナンバーの女性ひとりドライブの方がいたのですが、恰好いいものですね。

もっともっと、

あの天空感ある絶景を体感したかったですが、できれば紅葉の時期に志賀草津高原ルートをリトライしたいと思います。が、今秋は引っ越しがあるのでそんな余裕が今年はないかな。

白根山を通り、志賀草津高原ルートを、途中約束があるために長野方面に下って回らずに、草津方面へ戻っていきます。

草津を過ぎて292号をさらに下っていくと、秋にいつも寄る、

我が家の通称マツタケおじさんのところへ。電話がかかって来ていて立ち寄る約束もしていました。母も一緒だったため、今年も思いっきりオバタリアン流価格交渉。以前に生後半年だった子供へマツタケをプレゼントしてくれたこともありました。生後半年のわが子が初稼ぎでマツタケ。これは縁起がいいと、とても感謝しているおじさんです。家人の実家用にも仕入れて、今年もあとにしました。ちなみに、この商売の後釜を狙っているのですが、私のほかに2名ほど名乗りをあげているようです。
八ツ場バイパスの
長野原めがね橋。このあたりまで草津と志賀高原の往復、渋峠ロマンスリフト、横手山山頂での散歩、ところどころの停車含めトータル4時間でした。十分満喫です。
道の駅・八ツ場ふるさと館へ寄り、けっこう滞在。野菜を仕入れて、
八ツ場ダムの工事進捗を見れば、建物の解体を行っていました。
昔のダム工事映像を見ると建物そのままなケースが多かったような印象ですが、ちゃんと解体するのですね、今は。

少し遅めのお昼は8種の野菜ダシがとっても美味しい、
八ツ場たんめんをほおばり、

マツタケを届け、母を実家へ送り、四万・草津、白根山292号の往復約400kmのドライブは夜遅くに家路につきました。
志賀草津高原ルート
9月も終わりです。
初秋を楽しみに
ドライブへ行こう。
Posted at 2015/09/30 16:20:11 | |
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群馬ドライブ | 日記