
15時間。
並んできました、幼稚園の申し込みのために。

ネットあてになりません。事前にネットで調べ23時頃から並べば十分かなと思っていると、家人のママ友から16時頃ラインが入り、もうだいぶ並んでいるとのこと。

急いで支度して、クルマで出かけ到着すると、もう定員ぎりぎりぐらいに並んでいました。ラインで「もう並んでいるよ」とあちらこちらやり取りがあるのでしょう、と想像します。年々ヒートアップし、並ぶ時間が早まっているそうです。去年は前日18時頃から1番が並びはじめたとのことですが、今年は前日のお昼12時から並んでいたそうです。1番の人は19時間も並んだことになります。

複数人で一組もいたり、並んでいる人数イコール枠の数ではなく、正確には数えられません。大よそで見てギリギリかな、という心象を持つので精一杯でした。
途中、公園のベンチで寝転んで、空を見上げて、体を休めて。

家人が希望するこの幼稚園は先着順のシステムを採用。面接重視は1年近くの開きがあると早生まれには不利で公平性に欠けるなど、いろいろな考え方があってそうしているようです。

賛否ある論点のようですが、私からすると抽選や面接よりも、単に並ぶだけでいいので気楽です。定員内に並べていれば。公園や神社の梅。もうあちらこちらで春の香りを感じます。カメラ好きが15時間を助けてくれました。一応持って行ったコンデジ大活躍。

途中で体育館が解放され、そこで順番に番号がふられた椅子へ座っていくときに、枠に入れているかわかります。自分のこと以上にドキドキしました。子供の人生に大きく影響することと思うと。

枠が確定すれば、あとは朝の受付までひたすらに時間を潰すだけなので、ちょこちょこ散歩に出かけて撮影三昧。

本も数冊持っていきましたが、加齢もあるのでしょう、簡易椅子では長時間の読書は肩や首が辛く無理でした。

世の中にはiPhone購入など、数日徹夜する人もいたり、気持ちがまったく理解できませんでした。インタビューでは「アウトドアの気分です」と言っていた人もいたのですが、なんとなくはその気持ちは分かりました、はじめの一時間ぐらいまでは。お祭り気分です。イベントです。

15時間並んで、一つ再確認として自信を無くしたことがあります。

場所取りや並ぶだけであれば、場所や順番が確定すれば多少出歩いて気分転換もできますが、同じ15時間、ヨーロッパ線にはやっぱりもう乗れない、という気持ち、強く再認識しました。せいぜいがんばってハワイ8時間コースかなと、しかしそれとてそう何回もは辛いものがあります。

定員まであと数名のところでした。しかも縁起よさげなぞろ目。隣にいたお母さんは枠に座れた瞬間に涙ぐんでいました。共に喜んで、と言いたいところですが、そのすぐ後ろでは枠に入れなかった方たちもいるので、はしゃぐわけにもいきません。お互いに小さな声を掛け合いました。

子供をお風呂に入れてからなんて言っていたのですが「いいよ、私が入れる」とたまにはナイス采配。信号一つ多く止まっていたり、パーキングがすぐに見つからなかったり、あと5分遅ければ枠に入れていませんでした。それよりも家人のママ友のおかげであり、感謝です。

話しは戻って15時間の国際線。あんな狭いところで外気も吸えず、たとえビジネスであっても耐えられない。映画も見飽きてしまう。15時間コースだと寝るのにも限界が。だいぶ寝たつもりで目が覚めてほんの30分しか経ってないときのあの残念感と言ったらありません。暇な15時間は本当に長いと再認識してしまいました。世の中には24時間以上コースもあるのに、軟弱な己に泣けてきます。

私の頃は幼稚園といえば二年がスタンダードだったようですが、近年は三年がスタンダードになってきているようです。激戦区では幼稚園に入れずに幼稚園浪人や、遅れて入園するケースもあるそうです。少子化なのに意外なことです。本入園する前年に慣らしも兼ねたプレ(2歳クラス)に入ることにより、本園への入園が保証されるケースが多いようです。なお地域にもよると思いますが、プレに入らないと本園へ入園できない、という幼稚園も近年は増えているようです。プレも入れると合計四年になるわけですね。

ことさらに、共働きが増えている時勢のため、保育園や、幼稚園でも預かり延長保育があるところは格別な人気があるようです。

子育ては親同士のコミュニケーションも関係してくると思うため、家人の性格と希望を考えれば、こちらの幼稚園がよいのかなとも思いますが、私の中では違うところもまだ検討したいところです。何度も散歩して閉店から朝まで、こちらの店舗このように開けっ放しでした。防犯上大丈夫なのでしょうか、なんていうことも把握するほど何度も散歩。

あまり長く空けていると、いつ動きがあるかもわからずでそう遠くへは散歩できませんが。

話しは飛行機に戻り、
プライベートジェット(ビジネスジェット)なら快適そうだということで値段を調べると最低でも1機10億。しかしこれでヨーロッパまで航続距離があるのでしょうか。と、これも
見てみると東京・NY間もいけるようです。スタンダードな機体で20~50億円前後のようです。いずれの場合でも維持費だけでも年間2~3億円だそうです。

大陸に住んで国内や隣国を飛び回るわけでもなく、そう何回も使うものでもないし、ということでチャーターという手もあるようです。これだといくつかやり方があるようですが、期間中ずっとチャーターすると高くつくものの、往復時のみであればいくらかは安くなるようです、いや高いか。

往復時のみのチャーター、つまりは貸し切り形式で、知り合いの会社が当時まだ747がJALにあったころ、これを社員旅行用に二機チャーターして、羽田ハワイ間で一機3,000万円と言っていたような気がします。小型のPJでも宮古島で600万かかるようなので、それを勘案すれば安いかもしれません。
三泊四日込み込みで500万円JTB取り扱い、もあるようです。
手続きが終わって。記念にこの番号用紙、念のため許可をもらって持ち帰りましたが、私だけでした。デジカメ持ってきているのも私だけでしたが。

でないとすると、老後に客船で行く、という手もありそうです。知り合いの商社系なビジネスマンはよくブラジルと日本を行き来しています。仕事で頻繁に往復される方もいるので、こんな悩みくだらないわけですが。けど、もう一度くらいヨーロッパにも行きたいものです。

ビジネスクラスというと、豪華・ハイクラスというイメージを持たれる方も多いと思いますが、仕事で繁々に行き来する方は、とてもじゃないですが頻繁にエコノミー20時間コースは拷問であり、ビジネスと言っても座るやいなやアイマスクをして、添えられている布団をかぶり、ヘッドホンをして一切のコミュニケーションを断ち切り、機内食なんぞ目もくれず寝だします。簡易ベッドを確保するぐらいの気持ちでしょう。もう飽き飽きしているわけですね。そうやってこの国が各分野物資に溢れているわけで頭が下がる思いです。

いずれそのうち、がんばって乗るしかなさそうです。

幼稚園に話はスイッチしますと、大多数の方が良識ある中での出来事ですが、今回2つほど残念だったのは若いお父さん、お母さんの一部の方が外で夜中に大きな声で話をしていたことと、たばこを幼稚園の前にポイ捨てしていたことです。たばこの吸い殻はこっそり捨てておきました。

中年のおじさんが夜中にデジカメ持って徘徊しているのも、大いに問題ですので、他人のことをとやかくいえませんが。人間というものは自分勝手のご都合主義者ゆえ、神社でお礼を伝えて。

というわけで「これは夜勤なんだ」と何度も言い聞かせながらの飛行機よりはぜんぜんましな15時間が過ぎ去り、無事に申し込みも終えて、幼稚園浪人というリスクはゼロにはなり、朝を迎え。まだ撮影する元気は残っていますが、

クルマでの帰り道は曲がるところを1キロぐらいすぎてしまいました、前を走る「プジョーかっこいいな、でもハンドリングがもろFFなんだよな」なんて少し見とれ、買わない言い訳を作っている間に。いつも通りなれているところなのに疲れていたのでしょう、脳がバグっていたようです。な、ところで「ビールないから買ってきて、あとコーヒー飲みたいな」という家人よりの入電なスパルタぶり。もちろん買って帰りましたが。

夜中に撮った同じ被写体を明るくなってから撮ってみて。

写真を整理していたら出てきた、イギリスへ行った際の写真。家人が写っているものがほとんどなので、トリミング。ものによっては画像が見れたものではありません。画素も大切です。

当時とあることで、
ウェストミンスター寺院の代理人に指名を頂いたので、代理権授与のレター(委任状)を頂きに行った時のもの。これまた副業の仕事で、かつ失敗した仕事です。不動産は今のところは無敗ながら、不動産以外となるといきなり打率が下がってしまいます。

しかし、おかげで非常にいい経験をたくさんさせて頂きました。イギリス国内をちょっと古いBMWでたくさんドライブも連れていってもらい、あるいはこの仕事でたくさんの人にも出会うことができ、とあるテレビ局の当時社長からゴールデンフレーズも頂き、後年ずっとそのフレーズが大活躍もして。

今までにトライした仕事で一番大きいのが、付随する契約も合わせて2,000億。これも失敗。いろんなことがあり、コールバックという手法で特定後は盗聴もされ「誰の庭で電話しているんだと思っているんだ」と言われ、スキームを変えれば新しくチョイスしたとある上場企業のところへ脅迫のような電話が名だたる企業からぞくぞくと。20代にして大人の社会をまじまじと勉強させてもらいました。それを録音もして喧嘩しつつも、少し期間が経って「申し訳ありませんでした!」と気持ちよくまた仕事する仲間にしてもらえば一人責任を取って職も辞した人もいたりな、日本一の太客。

仕事ついでにヨーロッパも一周して、家人とのよい思い出です。若いころは思い込みもなく、常識もなく、社会の仕組みもしらないので、勇猛果敢すぎました。いやバカでした。しかしそれも少し思い出してもうちょっとスケールを広げないと自己反省。子供がだんだん離れていくのに従って、仕事に熱を注いでもう一旗か三旗ぐらいあげようと思っています。60歳まであと20年。
20年間あれば相当なことが出来、相当なところまで行ける、そんな気がします。

ついでに、これはおそらくハワイでの写真。もありました。子供が5歳くらいになったらハワイ線トライしたいと思います。

成田ハワイ間のノースウェスト、よく乗りました。若いころは余分なお金があまりあったわけではないので、できるだけホテルにお金をかけて飛行機は安くするために外国のエアラインを、よくシートが壊れていることが多かったエコノミーで利用しました。当時は中国の経済開放がされて数年、少しずつ富裕層が増え始め、中国人もハワイへ行くものの、直行便がなかったのか、少なかったかで、乗り継ぎ便として成田・ハワイ間にもよく中国人がいました。エコノミーで中国人が隣に来ると図々しすぎて辛かった思い出が。そんなときに限って音響設備が壊れてたり、ちょっとした拷問級、も懐かしい思い出です。
バイタリティー溢れて、
ドライブへ行こう。