
この日は手持ちの組み合わせでは解像感一番のニコンD810とシグマar
t50mm間違えましたart35mmに、プラスコンデジで、まずはどこに行くか決めないまま家を出ました。光量や日の当たり方、設定も違うので比較できませんが、
同じような構図で撮ったRX100M4での写真。と見比べても、このカメラとレンズとにかく解像度が一段二段と違う印象で、ガンメタ塗装のキラキラをよく捉えていると思います。

カメラ好きで、カメラに投資もしてきて、そして長年カメラに親しんだ方たちがネットで「ニコンの肌色」を惜しむ声が少なからず多いわけで、私もその通りだと実感しています。カメラで調整できると言っても他の色がおかしくなったり難しい部分もあります。ただし解像度や解像感の作り方、風景や物を撮るのは、同じく定評通りずば抜けていると思います。ニコンは三菱系の企業ですが、同グループ社員の方々は家族写真を撮るときに不満に思ってこなかったのか、知りたいところです。私の場合はシグマのレンズをつけて、少し青系に振ることで家族写真に対応、しているつもりです。
5DsRの似たような写真。

繰り返しで恐縮ですが、光量云々が異なりな中ですが、同じように
似たようなRX100の写真と比べてみても、その捉え方の違いを感じます。いずれにせよ、どちらもこれだけリサイズをしても透明感やその機種とレンズが作る質感などが失われないのは、作られた絵の土台がしっかりとしているからだと思います。と、同時に当たり前のように使っているこのリサイズという技術もすごいものです。これだけ画素という要素を間引きして同じように見せる・感じさせる分野は他だとどんなものがあるでしょうか。

こちらは、同じような構図で
5DsRの写真との比較です。拭いたあともしっかりと捉えているのは光の具合も多大にあると思いますが、とは言っても時計の黒い部分などダイナミックレンジの違いも感じつつ、キヤノンのほうは高画素機と言っても、景色系に振りつつもやはりどこか肌の色をチューニングの基本としていると思われるところですが、一つひとつのピクセルを潰して滲ませるような画像処理を感じます。なお
D810のセンサーはソニー製と言われています。あるいは
こちら(センサー製造元一覧)。トータルな仕上げとして、キヤノンは誰でも綺麗に人が写せるとすると、ニコンは誰でもそれらしい風景や物が撮れ、ニコンと同じクール系な仕上がりと言ってもいいソニーはニコンより自然な仕上がりのように見えるような気がします。

バスホルダーにバスもしまい、コンビニでコーヒーを仕入れて、行く先は
マザー牧場(2012年現在で年間1億円程度の赤字経営)へ決まりました。出発です。

と、いいつつまたクルマの写真。この解像感でついつい撮ってしまいます。海ほたるにクルマを止めたところです。

海ほたるからは、羽田空港の離陸に着陸、旋回にと四方八方に飛行機が見えます。興奮します。が
50mm35mmしかありません。望遠は持ってきておらずです。ほんの少しトリミングして折れかかったマインドを紛らわします。

海ほたるでお昼御飯です。海鮮ちゃんぽんと野菜たっぷりちゃんぽんを注文。味は同じでした。長崎ちゃんぽんリンガーハットのほうが美味しい、などと思っていると、

「あっ飛行機だ、しかもルフトハンザじゃないの」と家人、相変わらずの索敵能力です。事実上機種も判別出来ていつの間にかバージョンアップもしています。海ほたるで何を「あっ飛行機だ」と反応しているのだろう、一瞬思いましたが「ルフトハンザ」の一言に私も華麗な動きを見せました。こちらはトリミングをしました。3600万画素があるので、トリミングも余裕があります。翌日もこのルフトハンザ
B747-8に会うことになります。

さらにトリミング+明るくして+ノイズ処理してみました。知り合いでグラフィッカーがいまして、その彼は秋葉系と言われる走りの世代で、恋愛は元祖系二次元専門家でもあるのですが、写真に写っている人を痕跡を残さずに綺麗に消すことができます。ピクセルの魔術師、いやCG界のジェームズボンドと異名を贈呈したい気分です。

元の画像はこのような感じです。機種やレンズによってもAF性能は変わるので一概には言えませんが、同グレード間では、ニコンは素早さよりも正確なピントをする傾向にありAFはキヤノンのほうが早いと一般的には言われるケースが多いかと思います。AFのみだけでなく、例えばフルオートにしたときも、シャッターボタンを押してシャッターが切れるまでの間がキヤノンより一間か二間遅いようにも思います。が、それも慣れの問題で、こうして一瞬の出来事でも間に合います。食事中指摘され、箸を休めてカメラを手に取って、振り返ってから機体を確認し、サードパーティーのレンズでピントを合わせて間に合っているわけです。全般的に素早いAFのキヤノンですが、M3だけはありえないレベルに閉口し、MFで使っている人も多い傾向だと知りました、という場合もあるわけです。

千葉方面へ向かいます。私は人を綺麗に消すようなスキルを持ち合わせてはいませんが、トリミングはまるでクルマのハンドルという装置かのごとく誰にでもできる簡易な機能でお世話になっています。ちなみにその彼は天才肌で、言ってみれば絵描きなわけですが、たった三日で
Perlと呼ばれるプログラム言語を理解しながらメルマガスタンドのシステムを構築してしまいました。通常なら数名の特急作業で一か月ぐらいの工期はかかりそうなものです。尖りまくった才能を持っている人もいるわけですね。

マザー牧場へ到着です。千葉の南方面は、当ブログでは木更津止まりでした。10年以上ぶりです。道中見慣れない景色が新鮮に瞳孔を刺激してくれました。家族、ことに子供の写真を撮っていると、その表情は一瞬一瞬に変わっていきます。これだけ撮ってもいるので、あの手この手で来ていますが、カメラ目線もそう易々とはくれません。相当にカメラ見飽きているのだと思います。「あぁいい表情だなこの写真」と思ったときに、端に変なおじさんが写っていたり、そんなときトリミングで変なおじさんにはフレームアウトしてもらう、という使い方でトリミングが活躍することもあります。

車内でいろいろ準備中のため、少々撮影をしながら待機。
先日イギリスやノースウエストの写真をUPした際に写っている家人を消すためにトリミングをして閉口しました。300万画素時代の写真だったのですが、ちょっとトリミングすると、拡大もできずもう見るに耐えられません。あとあと何かでトリミングする可能性もなきにしもあらずなど、余裕を持っておくのも必要やもしれません。

こちらのチャイルドシートはブライタックス(はイギリスでの発音で、アメリカではブリタックス)と呼ばれるメーカーのもので、日本ではレーマーと言った方が知名度があるかもしれません。ブライタックスとレーマーが合併し、それぞれ北米と欧州での展開をブランドごとに住み分けています、というようにいろいろ世界があるもので面白いものです。子供が生まれるまで全く知りませんでした。メルセデスの公式ベビー・チャイルドシートとしても採用されており、自動車大国の本場かつ訴訟社会で使われている安全性の高いもの、と考えられます。私はこの限定色にどうしても座らせたく、日本になかったので、駐在している仲間に送ってもらいました。向こうではスタンダードな、日本ではトラベルシステムと呼ばれるそのままシートを脱着できるストローラー和製英語でいうベビーカーと、もうワンサイズ小さいベビーシートとともに。が、送料だけで本体の10倍もかかったのに、ベビーカーが大きすぎるという理由で家人がまったく使ってくれませんでした。最高の乗り心地かつ堅固で安全性も高いと思ったのですが。ベビーカーと今では使わなくなった小さいベビーシートは後進の奥さんへあげ、海外生活の経験もあるゆえベビーカーの大きさを気にせず使ってくれているようです。

「いちご狩りをしよう」ということで来たのですが到着と同時に「本日のいちご狩りは終了しました」というアナウンス。出遅れたうえに、海ほたるでゆっくりしすぎたようです、到着が14:00。アクアラインを過ぎてから30分ほどで到着です。なんだかんだやっていたので入場が14:30、いちご狩りも14:30までと明記されていました。

この日は初デジイチを落としました、私が。子供が乗っていない、というよりももう乗らなくなった荷物用と化しているベビーカーを坂で転がして、子供と遊んでいると、ベビーカーに積んでおいたデジイチが落ちました。電源入れ直しで復帰の一安心。この翌日にまたやらかし、現在一機入院中です。

手のひらでエサをあげる方式。エサをあげた後はよく手を洗いましょう。ニコン機は黒の諧調もしっかりと写すダイナミックレンジに強い傾向で、レンズのチョイスにもよりますがその精細感もフルサイズ、APS問わず抜群のため、人の撮影において目・瞳も綺麗に写ることが多いように思います。これで肌色がいい風合いで出ればいうことがないのですが、風景・物撮りと肌色の両立というものは、おそらく想像以上に難しいのでしょう。簡単であれば、とうの昔にやっているわけですので。その逆もまたしかりで。

羊の陳列。一番お山にいる羊は「置物ですか」と質問しました。あまりにも動かずで。落ちないように首輪に繋がれているのですが、頭がいいので動いても無駄と分かっていて微動だにしないそうです。首輪を取るといきなり動き出すそうです。三大欲求の一つに忠実に従っている大人だけのようです、学習機能を搭載していないのは。

「ステージには上がらないでください」と書かれているのですが、前段の質問で声をかけると「よかったら上がってください」と言われて、近づいて見れました。

立派な角でした。

そしてトラクターのお出ましです。

都会生活の者にとっては馴染みもなく、物珍しい存在です。

子供も大喜びでした。

こちらはトラクターがけん引する園内バス、のようなもの。これも大喜び。

菜の花が綺麗で近くに行って撮りたいところですが、なんせ遅い到着ゆえ、広い園内をゆっくり散歩する余裕もありません。

せっかくの機会なのでゆっくり撮りたいところですが、子供の写真優先ゆえアヒルの行動予測をしている場合ではありません。
50mm35mm単焦点なので、できるだけ近づいて。

次は豚のレースの時間です。待っている間カメラをよこせという意思表示をするのでコンデジを渡します。

タイヤが気になったようでだんだん身を乗り出して撮っていました。やたらとタイヤを撮る人を知覚したのは、人生で子供が二人目です。

ちなみに移動するときはこのような感じです。は、まだいいのですが、

レンズがせり出たまま撮りながら走ってくるときは少々心配です。な気持ちもありながら、いい表情を狙って私も撮るのに夢中になってしまいます。お互いに撮り合っている写真もあって記録としても面白いものです。残念なのはダイヤルを触ってしまいモードが変わってうまく撮れていないときです。この日はSS優先に変わってしまっており、白飛び写真の量産でした。今度モードについても教えてみようと思っています。

カメラ好きになるのか、早晩飽きるのか。

マザー牧場。というわけで牛も

馬もいます。が、マザー牧場というほどには頭数はいません。しかし、ここ気に入りました。明日も来よう、という会話だけになりましたが、そんなことも話するぐらいないいところです。

トラクターのおじさんに教えてもらった豚のレースも見たので、ショーファードリブンなトラクターのお迎えが来たところで、スタート地点へ一気に戻ります。

いい思い出となりました。人が少ない中でしたが、ここも中国人旅行者だけはたくさんいました。が、園内をもっと早く3分ほどで移動できるバスがあると説明を受けると、そちらへ乗っていました。トラクターバスはマザー牧場の端から端まで15分ほどかかるとの説明ですが、温かい気候の中、心地よくてあっという間の往復30分少々でした。

お腹がすいたので早めの夕食に、園内のレストランへ。ラストオーダーが16時、マザー牧場の営業が16:30。ということで、観覧車は諦めて、花より団子、羊より執事。

我々が入ったレストランとは別に「展望レストラン」もありましたが、ここも十分に展望がよいレストランでした。

私たち一行しかいないとはいえ、多少のマナー違反もしつつ、社会性は育みながらも、できうる限り伸び伸びとなんでもやらせたいと思っています。

格式高いレストランの場合本来正式なマナーでは、いやそんな時代でもないかもしれませんが、落ちた食器や食べ物は自ら拾うことはマナー違反とされています。しかし子の不始末は親が取るのもまた道義、と考えて、ちょっといいレストランの場合でも「お客様、どうかそのままにしておいてください」と言われても片付けるようにしています。「このあと閉店後に毎回ワックスかけますから、どうかそのままで大丈夫です」とさらに気を使わせてしまう場合は、状況を見て言葉に甘えることもあります。

私が頼んだサーロインステーキ。お値段は厚めでしたが、ペラッペラでした。家人が頼んだリブステーキのほうが、同じくペラッペラながらも固い分、食べている気がしてて、次回はそちらにしようと思った次第です。

逆に、給仕する側は、その存在がないのと同じに給仕するのが、高級なお店での本来のあり方、だそうです。テーブルで会話を楽しんでいるところを、けして邪魔しても、中断させても、気を使わせてもいけない、という考えだそうです。が、近年はこれも変わり、高級なお店でもいかにお店とお客が会話を楽しむか、という空気になってきました。万座温泉にある、ハードは古くて劣化しているプリンスホテルのレストランは昔の考えな給仕者がまだいます。王様や貴族とそれに仕える給仕者という発生と、それに憧れた庶民層を思えば、本来のマナーも理解でき、王様ではなくお客であり同じ庶民な人間同士でしょ、本来のマナー云々と何を気取っているんですか、と思えば近年の在り方もまた健全に変遷してきたと言えると思います。

遠くに東京湾を望みながら。私は子供が生まれるずっと前から、子は国の宝、という感覚できましたが、近年は「ベビーカーを電車に乗せるなよ」と当たり前に思う若者も増えてきているそうです。あるいは同じく子供ができる前から子供給付金は、当たり前に数少ない民主党のよい政策だと思ってきました。ばらまきだとしても、ただでさえ教育は票に繋がらず軽視されがちで、かつ親というものは国の宝でもある子を実費や持ち出し多く、大なり小なり社会のためにも育ててくれ、そうやって育てば国の力になり、一人あたり年間幾ばくかGDPに資するのでありと思ってきましたが、子供がいない・作らない立場からは不公平だとの意見も一部あったときは若いながらに、どれだけせちがらい世の中なんだろう、と閉口しました。閉口しすぎて独り言が多くなったかもしれません。

どんな人にも親がいて、親もしくは国や社会、あるいは地域のお世話になって育ってきたのですが、自分が成人するとその余裕もなく、自分のことしか考えられず、自分の立場にしかなれず、裏を返せば朝から晩までひと昔前すらよりも神経をすり減らし働いても、道が見えない中でというのも理解できつつ、しかし世界を見ればまだまだ裕福さでは世界有数どころか屈指と言ってもいいこの国で、そういうことが起こっている現実を思えば、何をどうすれば、何をどう思えばいいのでしょう。あっこのドライブで何かあったわけではありません、普段から感じていることです。
ちょっとせちがらいところもある世の中ですが、楽しいこと盛りだくさんな
ドライブへ行こう。