RX100M4

この日はキヤノンサポートセンターへ寄り、センサーとAFセンサーの清掃に1DXを出しました。センサーのゴミは普段撮影している分には気になりませんが、飛行機撮影で望遠を付けたときに気になるレベルです。前回の飛行機撮影でセンサーダストが気になりました。3時間待ちとのことですが、羽田へ飛行機撮影に行く予定ですので、場合によっては後日取りに来る予定とした、常に予定は未定。つまりは特盛つゆだく気味でお送りします。
RX100M4

新宿サポートセンターが入る三井ビル。1DXはシャッターユニットと思われる内部から摩耗ゴミが発生しセンサーが汚れるような気がします。キヤノンは公式に認めていませんが、ネットでも散見される情報です。手持ちでもこのカメラのみセンサーが汚れます。公式に認めない理由もあるのだと思いますが、かなり尖った性能な機種ですのでクルマに例えればスポーツカーでサーキット走行しているようなものであり、そのメンテのような感覚です。そんなものかな程度で定期的に清掃をお願いしにきます。加えて1DXの最たる長所の一つであるAFの食いつきが若干悪くなった気がしたので「
AFセンサー清掃してみましょう」ということでやってもらうことに。言われてみればイメージセンサーも清掃が必要なわけですので、AFセンサーの清掃もするわけですね、知りませんでしたなカメラ二年生一学期。しかし、まさかこのようなところに来るような人生になるとは想像していなかったことです。
RX100M4
来ました羽田航空アミューズメント一大パークエリア(原則入場料無料)。空港や周辺にある無限のスポットを合わせてディズニーランドの軽く30倍の面積はくだらない、地域一帯が飛行機を楽しめるアミューズメント施設です。「象」と「飛行機」なら「飛行機が見たい」、「羽田」と「城南島」なら「羽田空港がいい」という子供の意思に従って、羽田空港第一ターミナルへ到着です。少し前は「城南島」のオーダーが多かったのですが、最近は羽田に来たがります。ずっと二タミばかりだったので気分を変えて一タミに来てみました。この日は例年にないほどに暖かいといわれた日で、飛行機撮影日和だと思いきや、暖かいゆえに海水が蒸発しやすく、ゆえに湿度が高くもやもやしやすいわけで、考えの甘さ、初心者さがよく分かりました。加えて春一番な風が吹いた日でした。
7D2+100-400Ⅱ

まずはクルマを降りて、離陸するガルーダ・インドネシア航空を7D2+100-400ⅡのASP効果1.6倍も効いて最大640mm仕様、でウォーミングアップがてら一枚。正午ごろの到着ですが、機体左側面が逆光気味です。たかだか
一か月ぶりにもかかわらず、感覚としてはかなり久しぶりです。下手な腕が、より下手になった気がしました。望遠テレ側にして、ファインダーを見ても飛行機の捕捉がなかなかできません。
7D2+100-400Ⅱ

減少中なアーク塗装のJAL機。この機体(
JA213J)はJALグループのエンブラエルE170として初号機だそうです。 「J AIR」と塗装されています。
7D2+100-400Ⅱ

目視してテレ側でもレンズを向ければファインダー内に入っていたのですが、これの精度がかなり悪くなっていました。カメラを振って探しても見つからず、一旦ワイドにして捕捉しズーム、というプロセスになるので、この間だけでも飛行機がグングン遠ざかってしまいます。この日は最後までこの点については勘が戻りませんでした。
7D2+100-400Ⅱ
第一ターミナルP1駐車場の屋上にクルマを止めました。P1からは
南風運用のこの日、A滑走路を離陸していく飛行機の後姿を右手に見ることができます。
羽田滑走路マップ(JAL)。
離陸するポイントによって、機体を撮影する角度が若干異なってきます。早めに離陸してくれると、このように少し斜めから捉えることができます。
7D2+100-400Ⅱ

そして事故発生です。この日は7D2+100-400(ASP1.6倍)と、5DsR+200-400+1.4の武装で来ました。200-400のクリアさにも手伝ってもらい、内蔵の×1.4も使い、さらにエクステも付けつつ、5DsRでバリバリのトリミングを前提とし、
事実上の1500~2000mmほどでど迫力系を撮ろうと思ってのチョイスです。通常レンズ交換はボディを片手に持ち、レンズも片手に持って行います。しかし大砲は重いのでレンズを置いたまま(または三脚に着けたまま)ボディ側だけを動かしてレンズ交換するようで、その通りにしたのですが、要はしっかりとレンズがボディにはまっておらず、移動中に「ガシャン」と音がして振り返ると、レンズからボディが落ちていました。バッテリーの蓋が閉まらず、バッテリーも取り出せず、不動化です。しかし小破な印象ゆえあまり気落ちはしませんでした。レンズのほうのストラップをしていて不幸中の幸いでした。両方首からかけておけばよかったですが。
5DsR+ニーヨンヨンは自宅屋上以外では使ったことがない組み合わせだったので楽しみにしていましたが、
予定を変更して、7D2に200-400+内蔵1.4+エクステ1.4で最大1254mmで撮ることにしました。
7D2+200-400+EXIII1.4

さぁ気をとり直して、羽田空港第一ターミナルにて飛行機の撮影です。にしても風が強い。大人の私でも、足がすくわれたりする印象でしたが、飛行機はこんな強風でもぐいぐい離陸し、着陸してきます。しかしレンズは大きく振られるので、歩留まりは悪化します。なおこのセットに
仮に、さらに×2.0のエクステンダーを付けたら2508mmです。分母が増えると掛け算はとんでもなく増えていきます。それよりもAFは効くのでしょうか。
7D2+200-400+EXIII1.4

第一ターミナルからいい望遠レンズで気合入れて撮るのははじめてです。過去に一度、
北風運用時な、
昨年の8月にニコンの軽装備で様子見来ているようです。望遠すぎて画角が狭い。駐機含め、多くの飛行機が入り切りません。が、それもまたよし、です。
7D2+200-400+EXIII1.4

風は強いながらも、暖かく気持ちのいい時間が過ぎていきます。
RX100M4

これまた風の影響か、デッキにあまり人はいないながらも、ぽつりぽつり人はいて、飛行機撮影マニアと思われる私や、カメラ女子もいました。
7D2+200-400+EXIII1.4

おっと前日に
海ほたるから見たルフトハンザのお出ましです。また家人に「ほらルフトハンザじゃないの」と教えてもらう始末です。城南島でも毎度のように「あれじゃないの?」、海ほたるでも「ルフトハンザだよ」と。私の視野が狭いのでしょう、ありがとうございます。
7D2+200-400+EXIII1.4
ボーイング747-8。答えは739、という算数ではありません。「-8」はダッシュエイトと読み747の最新型機です。
7D2+200-400+EXIII1.4

JAL、ANAがジャンボ全廃後は、羽田にはジャンボが少なったのもあるのでしょう、やはり存在感があります。ところでブログや写真投稿サイトを見ていると面白いものです。
飛行機のエンジンを中心に撮り始めてはや5年、という方もいらっしゃいました。細分化が進んでいます。
7D2+200-400+EXIII1.4

747-400(ダッシュヨンヒャク)との外観上の違いはいくつかありますが、パッと見一番分かりやすいのは、
ウィングレットかもしれません。
-400は主翼の先が折れた形状になっています。と、最近、飛行機マニアの一段上な飛行機オタクのさらに三段以上を超越している方に教えていただきました。一つ詳しくなれました、ありがとうございます。
7D2+200-400+EXIII1.4

のっそりと動いていくルフトハンザの表情を狙っていると、離陸していく「
JAL EXPRESS」とペイントされた機体。「
JAPAN AIRLINES」と塗装されている機体との違いを家人より聞かれ、航路によっては子会社で展開しているのではないかと思いつつ、そういえば先日乗ったのは「
JAPAN TRANSOCEAN AIR」と書かれていたはずで、そんなに子会社展開しているのかな、と自信がなくなり、「グーグル先生に聞いてください」という模範解答を示しました。冒頭のアーク塗装では「
J AIR」もありました。というわけで見てみると、
JALグループについてはこちらJALサイト。JALエクスプレス(マニア通称JEX)は、JALに吸収されたため、
準繰り塗装を塗り変えられていくそうです。と知りましたが、つまり今のうちに撮っておかないとなわけですね。
7D2+200-400+EXIII1.4
ANAがA380を導入するとのことで、羽田航空パークにていろいろなところから撮るのが今から待ち遠しい限りです。が、羽田就航の場合、夜の離発着になる可能性が高いとのこと。なお
ANA・A380の羽田就航が実現化すると、エールフランスやルフトハンザもA380を就航させる可能性が出てくる、だそうです。、つまりA380が羽田に一気に増え、発着時間含めもろもろ緩和されるやもしれません。と、これも楽しみです。
成田もいいですが、ぜひ羽田でいろいろなポイントから撮ってみたいものです。
7D2+200-400+EXIII1.4

パイロットライセンスは機種ごとに許可され、加えて会社としても機種が増えることはパイロットの養成や調達はじめ機材の運航費用や、専門のスタッフが必要になったりとメンテなどのコストも増えるところなのは周知のところだと思います。カメラのマウントがちょっと違ったから流し撮りできなかったとガタガタ言ってるスケールが恥ずかくなるところですが、ANAの経営判断は吉と出来るのか凶と出るのか、
スカイマークのグループ化へ向けての動きも含め興味深いところです。写真好きとしては単にグッドニュースなだけですが。
RX100M4

ちょっとブレイクがてら、コンデジRX100にて「全景でも」と思うと、
7D2+200-400+EXIII1.4 トリミング

「
よこしな」と言わんばかりで、家人お手製のお握りで腹ごしらえも済んだところでカメラを撮りたいという合図です。
子供作 RX100M4
二タミでは子供が登れるところがあるのですが、写真を見て気づきましたが
一タミでは小さい子供目線では飛行機がほとんど見えません。軒先に延びているデッキや手すりが視界を邪魔します。
子供作 RX100M4
引いて見てもこれぐらいしか見えないのであれば、可哀想です。と気づきました。このような視界なんですね。ちなみにこのような施設も含め、空港の設備を保有している会社は、銀行評価トップクラスだそうです。さらにちなみに、
小声で失礼すると先日の下地島空港は、左遷先のようで、エアラインともガッツリ太いパイプがあるわけで、交流人事もあるのか、某J社の方が転勤になったりもするそうです。という話を聞いたことがあります。気楽に撮っているだけですみません。そういえば知り合いが三宅島に転勤になったことも。島に施設があるような大きいところに勤めていると大変です。
子供作 RX100M4

しかし隙間から、飛び立つ飛行機を撮っていました。たくましい。
7D2+200-400+EXIII1.4

子供を撮りつつも、飛行機も撮影します。B滑走路への最終アプローチ中のエアチャイナのスターアライアンス塗装をフジテレビと絡めて。てっきりANAかと思っていました。城南島の上を通っていくパターンです。B滑走の川崎方面への離陸が一案として検討されているそうで、飛行機写真好きには可能性が広がる話です。と、
羽田わくわくランドは生き物のように常に変化を遂げています。
7D2+200-400+EXIII1.4

C滑走路から飛んでいくコリアンエアー。第一ターミナルデッキからも二タミ側にあるC滑走路を離陸した機体が、離陸後少しすると建物から姿を現し見ることができますが、あっという間に小サイズ。
7D2+200-400+EXIII1.4

ANA787がW22ランディング(羽田B滑走路)へ向けてファイナルアプローチです。この一文、まず、どこまでがアプローチでどこからがファイナルアプローチなのか分かりませんが、この単語を使ってみたかったわけなところ、そもそも文章が適切に成立しているのか自信がありません。
7D2+200-400+EXIII1.4 トリミング

と飛行機を撮りつつ、子供もシャカシャカっと撮ると、子供の表情や飛行機、それらの構図に集中、いや四苦八苦しているので気が付きませんが、写真を見るとこのようにしっかりと持っているときもあり、これだといいのですが、
7D2+200-400+EXIII1.4 トリミング

走っているときなど、軽くデジカメが、リングストラップ内の指も離れ、浮いているときもあります。写真を見て気が付くこと、もあるわけです。それが面白い。少々怖いですが。
7D2+200-400+EXIII1.4 トリミング

いつ落ちてもおかしくないぐらい、軽いタッチです。怖い。やはり現場でもまったく気づきませんでしたが、落としていないので、あとは信用するしかありませんが、子供ゆえよく転びもするので覚悟はしてあります。本人は撮った写真を確認するのですが、触っているうちに設定画面をいじってしまいます。は、一向にかまわないのですが、とにかくデータ削除だけは避けたいところです。
子供作 RX100M4

自分なりにポイントも見つけて、
子供作 RX100M4

両手で持って、正面に体が向いているので、ここでは水平気味になりますが、左右は体を捻るのでだいぶ傾きつつも、
子供作 RX100M4

しっかりと飛行機を追っているのはすごいと思いました。他のも飛行機が飛んでいる写真ばかりで、あるいは大砲をもってうろついてる私のことも撮っていました。お互いにやっていることが同じです。いやそれよりもよく見ると望遠しています。データを確認すると70mmまで望遠していました。たまたまかもしれませんが、もしくは飛んでる飛行機をもっと大きく撮りたいという欲求があったのか。
7D2+200-400+EXIII1.4

人間多くのことに慣れる生き物です。ニーヨンヨンという大砲、風にあおられるのは大変でしたが、しかし一方で
「あれ、こんなに軽かったかな」とまるで100-400mmぐらいに感じるようになりました。24-70の2.8でも重く感じるのは変わらないのですが、どこか感覚が根本から変わっている気がします。少しブランクがあっても、重量へのスタンダードな記憶が変更されてきているゆえかもしれません。さすが
羽田スポーツランド、略して羽スポです。
7D2+200-400+EXIII1.4

2時間ほどの羽田わくわくランドでした。そんな撮ってないつもりだったのですが、写真も多く今回もだいぶ長くなってしまいました。もうちょっとで終わります。なお、数年前にウェブはバカと暇人のもの(著・中川淳一郎氏)、という本がありましたが、私はどちらかというと、両者です。7:3の比率ですが。
7D2+200-400+EXIII1.4

強風で砂埃の中に佇むことになったカンタスジャンボ。747-400。主翼の先に折れているような赤い、ウィングレットが確認できます。なんていうことが、おかげさまで分かるようになると、面白味が増し、かつちょっとした快感を覚えます。
7D2+200-400+EXIII1.4

PJや海上保安庁のボンバルディアに、
ガルフストリームなんかもいました。という単語ぐらいはスラスラ出てくるようになり、これも快感を覚えます。略称やツウな表現は分かりませんが。
7D2+200-400+EXIII1.4

どれだけ見てないのか、注意力もないのか、自分が怖くなりますが、これだけ撮ってきて機体上部にある白い突起物はじめて気が付きました。「あれは最近ついたものではないか」と思い、そして
特別席ができるという、このようなニュースだけは知っていたので「いつの間にサービスがスタートしたんだ」と思いましたが、JALに聞いてみました。JALによると「無線をやり取りするアンテナ」という説明で「機種によりそれぞれいろいろなアンテナがありついている場所も異なります」ということでした。ネットによると「
wifiのアンテナ」だそうです。と思って見返すとルフトハンザB748にも同じ形状のものが付いてます。
7D2+200-400+EXIII1.4

機体記号
JA711Aのトリプルセブンダッシュ200離陸です。
7D2+200-400+EXIII1.4

強風で煽られながらもフレームアウトで逃してなるものか、中年クラスのおじさん食らいつきます。
7D2+200-400+EXIII1.4

工場とANAスターアライアンス。エアチャイナよりこちらのほうがなぜか安心します。また羽田でお会いしたく。
7D2+200-400+EXIII1.4

スターフライヤー二機。このような一枚でも強風で苦しい撮影となりました。が、それよりもなんとか画角に入ってくれてホッとする飛行機撮影マニア三級。来月昇級テストがあるので緊張しています。
7D2+200-400+EXIII1.4

ライト付で一枚。
子供作 RX100M4

斬新な構図を生んだカメラの向きから、
子供作 RX100M4

さらに追っていました。ルークオザワ氏の教え通りです。寝るときは絵本代りに月刊エアラインや日本の旅客機という飛行機雑誌を自分で持ってきて広げて「うわ~」と興奮しながらページをめくっています。飛行機カメラオタクの道。大丈夫なのでしょうか。それにしてもパソコンで改めて見るとこうして追っている意思というものが面白く思います。
7D2+200-400+EXIII1.4 トリミング

まだ両手で持たないと撮れないので、必然的に基本姿勢はよさげです。こんなときは安心していられます。羽田空港で飛行機撮影デビューおめでとう。と喜んでいていいのか分かりません。
RX100M4

遅めの昼食へ。家人のビール。ビールという被写体はけっこう焦ります。早くしないと泡が、というのと、まだ?という早く飲みたいというプレッシャーも感じつつ。
RX100M4

カメラとレンズも店員さんへ一声かけさせてもらい休憩。
RX100M4

注文したあとは、子供と少し散歩。ターミナルは結婚式もするのですね。知りませんでした。ちょっとした収穫です、役立たない雑学の。
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なかなか美味しいお寿司屋さんでした。「
羽田 寿司幸」羽田も成田も第一ターミナルのほうが、年配向け系なお店が多く、味がいいお店が多いかもしれません。
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思ってみれば、飛行機撮影に羽田へ来て、帰りに飛行機のおもちゃを買ってあげたことがありませんでした。
RX100M4 トリミング

大喜びで「ヅゥーン」と言いながら何度も離陸し、帰りの車中ではジェットサウンドが何度も何度も。機内でもらった模型含めて、まだ三機です。
RX100M4

帰りは、羽田で小破した5DsRを持っていくことになったため、1DXも受け取りにキヤノンセンターへ。1DXのAFセンサーの掃除をしてもらったところ、確実に本来の感覚に戻りました。「スー」という感覚だったのが「スッピシッ」という感覚に。5DsRは一週間かからず修理完了の連絡がきました。まだ取りに行っていませんが。修理費用は1~2万円だと思われます。
7D2+200-400+EXIII1.4

また行きたくなってきました。当初試したかったセットで。タイヤの銘柄が分かるぐらい、タイヤだけ撮ってみたり、それはロゼッタストーンを見つけるかの如く。
子供作 RX100M4

最後は、抱っこしながらワイヤーフェンスの間にレンズを入れる手伝いだけして、子供が撮った一枚で。なお隣にいた尾根遺産も入ってたりした数枚もありました。こっそり尾根遺産撮影もデビューです。
羽田空港に
ドライブへ行こう。