洗車散歩。

子供を幼稚園まで送り洗車へ。このGSは路地裏にあり小さいスタンドですが、今までのどこのGSよりも洗車がずば抜けて綺麗で上手です。丁寧です。隅々までピカピカに汚れや拭き残しも一度もありません。その代わり少々高めです。他方で幹線道路沿いにあるシステマチックなほどに整備された大型なもう一つのGSは少し安めですがアルバイトによる差も大きく値段は標準的です。値段で倍の差がありますが、入念に洗車したいときはこちら、軽く洗車したいときは安い方と使い分けています。関越でついた虫の死骸も多くだいぶ汚れていたのでこちらへ。

40分ほどで仕上がるということで、カメラを持って散歩へ。左右上下、四方八方見渡しながらの散歩開始です。

鉄道写真家・中井氏流風的な感じで。

生活道路の向こうに動く社会を見て、

街の神社へ。入念にお参りしながら、つまりは慈悲深いのではなく欲深く懇願的に。

若いときから「国のためにもがんばろうぜ」と言ってきました。国益を考える日本国民でありたいと思ってきたからです。右寄りかと言われればそうかもしれません。

「無宗教です」と同じく、「国益を考える」や「国家のために」ということは敗戦のアレルギーにより、若い人はもとよりバブル世代もほとんどの人が考えず、思わずの観点であるように思います。つまりは国家神道や天皇万歳、あるいは「お国のために」でひどい痛手を受けた経験から実はまだ立ち直っていないと思います。

そのような背景があるとはいえ諸外国の国民のように「いくらなんでも、もうそろそろ国民の雰囲気として国益を考えるようになってもいいのではないか。もっと意識してもいいのではないか」とある人へ意見をぶつけたことがあります。

その人はこう答えてくれました。「敗戦というものは大なり小なりその国や国民にトラウマをもたらす。あれだけの負け方は100年トラウマとなるだろう」、私は「するとあと30年ということですか」と返すと、「あとそれぐらいは必要だろうね」とその人は言いました。

このようなスケールで世の中や物事を見ている人もおり、すごい物差しをもっているなと思ったものです。

そのような物差しがこの世にあることや、そのようなスケールで物事を見ている人がいること、を知っただけでも、強く勉強になり、そのような観点も持って国家の運営にあたってくれていると思えば有り難くも感じます。加えて、世の中には一段も二段もいや三段以上、頭脳がいい人がいることを実感を持って知る機会にもなります。

「国のために頑張る」。心の中で1割でもそう思ってみる、頭の中で考えみることはいけないことなのか。方向性が間違えていれば、よくない結果を生むのでしょう。いや実際に生みました。だから国のためには考えずにで、自分のことだけ考えよう、という個人主義、正確に言えば社会とのつながりは求めるわけですから、利己主義でしょうか、がいいのである、という論理的帰結も直ちには正しいことにはならないと思われます。

などなど、よくわからない形で考えてみてもいい論点なのではないかと思います。

本来的には教育にそのような要素も入れていくことが望ましいのだと思いますが、しかし現実的にはまだまだ反発、つまりはアレルギーがあり教育要覧に入れていくことは困難でしょう。少なくとも国のためにがんばる、すなわち国家が繁栄するためにもがんばってみる、という気持ちをもう少し持ってみて日々生きみたり、子や周りのとくに若い世代へ伝えてみる、ということでバランスを計ってみることが必要な気もしたり、しなかったりします。

しかしどう思っても、あと30年はトラウマがあり、そこから立ち直りはじめたとして、さらにどれぐらいの年月がかかることか。というスケールで物事を捉えていくことが必要なのかもしれません、勉強を活かすのであれば。

国のために、鉄道写真を
中井精也氏流風的に。そのうち新幹線をばっちり撮ってみたい、そんな要求は生まれてきています。

歩いてみると、隠れスポット的にあるものです。ここはお寺の敷地内にある脇道で、地元近所の方の生活道路にもなっていました。外から見ると通れるとは気づきません。

40分あっという間です。そろそろスタンドへ戻ります。

どこにでもある街のそば屋。が当たり前にある幸せ。やがては中国人を意識したメニューもできたりするかもしれません。

民家やアパートの奥にも目がいけば、陽に照らされた花。

戻ってみれば「すみません、鍵が違うようでクルマが動かせません」と。やってしまいました。もう一台のほうのキーを車内に置いて散歩へ出てしまいました。スタンドにえらい迷惑をかけてしまいました。

というわけでコンビニで一休みしながら、もう40分ほど待つことに。いつも寄るコンビニで店長氏ともよく会話をします。肩から下げたカメラを見て「写真家さんなんですってね?」と。がんばります。

幼稚園へ迎えに行き、あまりにもパイプがすごい建物をみつけて一枚。プレも入れて四年。4・6・3・3・4年制あるいは修士にドクターコースと教育システムの外観だけは充実してきたものの、教育機関では取り入れることが難しい要素については中身を今一度考えて、家庭で修正していきたいものです。

少々ドライブして、公園で遊び、

ケーキを買って実家へ寄って、一日を終えました。つつがなく。
クルマを綺麗にして散歩して、
ドライブへ行こう。
Posted at 2016/04/30 15:37:02 | |
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街でカメラ散歩 | 日記