雨の箱根登山鉄道。
EOS 5D Mark III + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZE

タイヤは軸から折れ、ガラスも無くなり、ハンドルは割れ、ずいぶん無残な形となりました。そして天気予報は雨。それでも温泉に出かけよう、ということで、
EOS 5D Mark III + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZE
日帰り温泉として箱根に行ってから、気が付けば二ヵ月少々ぶりの箱根です。中央道と圏央道で箱根へ行きました。東名を使わなくともいける時代になりました。
RX100M4

西湘バイパス・西湘PAであさりラーメンでも食べようかと思いましたが、外国人旅行者でごった返していたので、潮風の香りだけ味わって、
RX100M4

お昼は小田原厚木道路、箱根を降りてすぐにあるジョナサンへ。ちなみに現在建替え中の旧東京會舘にあった
ロッシーニというレストランのカレーライスは逸品だと思います。現在は富国生命ビルで営業中のようです。
EOS 5D Mark III + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZE

箱根登山鉄道が発車。予定では箱根の森彫刻美術館あたりに行こうと思っていましたが、予想より早く雨脚が強まりました。ほぼ開放で奥にピンを置いておくと、手前のナンバーを消さなくて済む発見。
G5X

チェックインには少し早く、子供を箱根登山鉄道に乗せてあげよう、ということで、小涌谷駅から子供と家人が乗車。私は二つ先の強羅駅までクルマで向かいます。RX100は家人に託し、予備用のG5Xの出番です。もう少しであじさいと箱根登山鉄道とを絡めて撮れそうです。
G5X

案外とクルマのほうが早く、余裕をもって先に強羅駅に到着しました。家族が乗っている箱根登山鉄道鉄道線の車両が来ました。
RX100M4

同じころ、家族は電車を楽しんで。家族は電車内から私を撮り、私は電車内の家族を撮り、お互いに撮り合った写真もありました。予備があったおかげです。
G5X

強羅駅に停車中の車両を撮りながら、もちろん中井氏風を意識してみて。
G5X

と、カメラオタクとしても楽しいひと時。
G5X

強羅駅で買ってもらったようです。家人からスムースに買ってもらえるなんて珍しい。
G5X

近くのコンビニに止めて、仕事の電話をしていると、もう一編成。
G5X

電話をしながら、活躍する機会もほとんどないG5Xでもう一枚。
EOS 5D Mark III + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZE

そしてチェックイン。雨の箱根は空気が一層美味しく感じます。梅雨を先取りしたような気分で悪くありません。
EOS 5D Mark III + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZE

最近お気に入りのセット、その一つです。致命的なミスとしては、雨だと分かっていたのに、防塵防滴でないレンズで来てしまったことです。ピントが甘くなっています。濡れるのが嫌でじっくりとピント合わせをしていないからです。
EOS 5D Mark III + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZE

AFであれば片手で傘を持てますが、MFゆえ右手にカメラ、左手でピントリングを掴み、肩に傘を寄りかけると前部が傘でカバーされず濡れてしまいます。とはいえ、やはり殊更にこのレンズは楽しく、かつ雨といういつもと違う雰囲気も相まって、シャッターが捗って何度も来ている旅館なのにデジイチのみで1000枚も撮影してしまいました。
EOS 5D Mark III + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZE

カメラを本格的にはじめて1年半ほど。その以前はデジタル一眼は何がいいのかよく理解できませんでした。あるいは当初はAPSという言葉すら知りませんでした。
G5X

キヤノンに、ニコン、ペンタックスやソニーにフジなど。どれがよくて、何が違うのかすらネットを見ても、意見も様々で悩むだけでよく分からない状況でした。ライカというのは聞いたことある程度で、ツァイスもよく分からず、ましてやハッセルブラッドなどは聞いたこともありませんでした。
EOS 5D Mark III + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZE

みんカラにはどのページがどれぐらい読まれたのか分かる機能があるのを途中で知りまして、見てみると圧倒的に「
カメラ対決編 フルサイズ(EOS 5D Mark III) VS APS-C(EOS Kiss X7)」という記事が大変多くPV(ページビュー)されてきました。
RX100M4

ところが少々前から異変が起きまして、「
BMW 760LI(F02) V12気筒 試乗」が急激にPVを増やし、カメラオタクとしては不本意ながら、とうとう最も読まれているページとなりました。恐らくはモデルチェンジもされ、F01/02の7シリーズ中古がこなれて検討している人が多くいるのだと思います。実際的にも街で目にする機会も増えたように思います。
RX100M4
前に来たときは三歩進めばぞうりが脱げていたのに、脱げないどころか草履で走れるようになっていました。子供の成長力におどろかされます。PV第三位は「
5D3単焦点レンズ 初心者による初心者のためにすらならないカメラテスト」です。ほとんどがみんカラ以外から検索で来ているとは思うのですが、いずれにせよ、これからカメラをはじめたい人など、カメラやレンズの違いに右往左往し、悩んでいる人は多くいるのだと思います。なお2chのカメラスレにも弊ブログの一ページURLが貼られていました。ご参照下さいましてありがとうございます。
RX100M4

コンデジ片手に大浴場のアイスを求めた散歩旅。私は雨用ツァイスを求めて。
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他のお客もチェックインのようです。近年はスマホの画質も向上しているわけですが、まずはその違いを簡単に追ってみたいと思います。
RX100M4

スマホは光量が豊富なところで、丁寧に撮るとコンデジ、ときにはデジイチと一見して遜色ないほどに綺麗に撮ることもできると思います。太陽のような強い光源が入ったりした場合は、太陽の写り方は異なってくるケースが多いと思いますが、一般的なネットの画像サイズでJPEG環境であれば、一見して違いが分からないこともあるかと思います。
参考:
スマホとデジカメ画質の違い。
EOS 5D Mark III + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZE

次にボケでしょうか。しかしこれもスマホのボケも画像エンジンによるものが大きいと思うのでが、格段によくなってきている印象です。とはいえフルサイズや明るいレンズ、あるいはAPSであっても寄れる大口径には敵わないとは思います。と思っていると、
Wレンズスマホというのも登場し、段々溝が埋められてきています。
EOS 5D Mark III + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZE

暗所はどうでしょうか。2500万画素程度までのフルサイズが得意とする領域です。手持ちでは絶対的なアドバンテージがあるかと思いますが、三脚を使えばスマホ暗所でもかなり綺麗に撮れるようになっていると思われます。しかしこれもスーパーナイトモードの類も出てきました。加えて、目が肥えて来た人だと諧調が大きく異なる、という人もいます。しかしフルサイズやAPSであっても絞れば、スマホの小さなレンズ並みの集光と変わらないわけで、これも丁寧に撮るのであれば差が縮まっているともいえる一方で、諧調、つまりは夕日などのグラデーションの豊かさ自然さ滑らかさ、つまり総合した美しさではデジイチにまだまだ分がありそうな気もします。加えて暗所動体はまだまだスマホでは厳しいとも思います。
EOS 5D Mark III + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZE

以上、簡素に画質について記してみましたが、画像を比較しがちなネットでは主に画質を比べるケースが多いかと思います。しかし実際に使ってみてその差を感じるのは画質だけではありません。狙ったところへのピントの合わせやすさ、暗所でのAF性能、動体へのAF(とくに前後する動き)、連写性能、起動速度と言ったところでしょうか。つまりは綺麗に切り取る、その前段階たる「シャッターチャンスの確保」にデジイチ全般、優れており、加えて絞りやシャッタースピードの変更がしやすいと思われ、これの性能差が縮まっていくのはまだ先になるのではないかと思います。物理的な特性を思えば、埋まらないところもあるでしょう。
EOS 5D Mark III + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZE

全体を通じて、シンプルに言うのであれば、限られた条件下で、もしくは丁寧な撮影を心がければスマホも十分に日常的に綺麗な写真を撮ることができ、一方でデジイチはほとんどの場面で手軽に綺麗な写真が誰にでも撮りやすい、という差があるのではないかと思います。その代わり嵩張り重いわけですが。カワセミは腕をいくら磨いてもスマホでは難しく、あるいは子供やペットが疾走している瞬間を連続で切り取ってそこからいいカットを選ぶ、ということはまだスマホでは難しいかもしれません。デジタルズームの技術進歩がさらになされ、あるいは4K動画切り取り写真機能がスマホに搭載されれば、それも変わってきそうですが。
EOS 5D Mark III + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZE

レンズを変えなければいけない面倒さ、なのか、レンズを変える楽しさ、拡張性なのか、人それぞれだと思いますが、お気に入りのカメラに、おどろくレンズが見つかれば、楽しい写真ライフになることは間違いないと思います。加えて、最大の差と思われるのが、とくにデジイチを使うようになると写真を考えるようになる、ということだと思います。つまりは幾ばくか腕がよくなれば、写真がよくなり、思い出をよりよく残していける機会となり、そんなきっかけをくれるのがカメラのように思います。以上、初心者三級の独り言でした。
機能や用途の違い
箱根独り言つづく。
雨の鉄道写真を撮りに、
ドライブへ行こう。