5DsR+ EF35mm F1.4L II USM
α7R II + SEL2470GM
RX100M4 & G5X
「クルマ~?船~?、アン水陸両用車!」という渾身のピコ太郎氏ネタが家族間に北風を運んできた、グアム4日目の朝。

母を訪ねて三千里の時代背景では、このようなパンだったのだろうか、という想像を膨らませる朝食を済ませ、我が家の大手旅行代理店が仕込んでくれた、件の水陸両用車へ乗りに近くの集合場所まで。待っている間も体を動かす仕事に勤しんで、私はカメラ活動。右上の写真、路面に反射した光がドアのガラスから入ってきてすでにそれで淡いところ、なおかつ白い壁に乱反射して、優しい光が包み込む空間を見つけ、ドアから入ってくる光を順光として一枚撮りたいものの、ドアの開け方が気になってなかなかじっとしてくれません。そして水陸両用車が到着です。

上の中からトリミングもしてみれば、この解像度、毛穴までよく分かります。画像処理をしている画面が目に入れば「アップにしないで」と妻に言われる素因です。2470GMレンズはEマウント用ソニーレンズ群の中では、際立った解像力があるほうではないにもかかわらず、この結実。最初におどろいたのは
F2.8で撮ったこの写真でした。小さな写真では分かりにくいですが、
落ち葉を撮った一枚では隅が若干流れたのと、
収差は若干気になるケースがあるやもしれませんが、これを見れば十二分な描写性能がよく分かります。

グアムの工場萌え、コンビナート同を撮ったりしながら、ここちよい風を受けて、道中喜ぶ顔と光に景色、納得一枚の量産体制の環境を経て、進水式。人生はじめてとなる水陸両用車のハンドルも海上で握らせてもらいます。このプランは帰りに軽い市内観光もしてくれます。「100台は見た」という大好きな車種、ジープ天国も満喫し。旅中、レンタカーもする予定でしたが、このドライブでお腹いっぱいとなりました。

スクリューなども確認し、しばし水陸両用車を眺め、この写真を撮れば「もう少年である」という心象を抱き、

しかし、まだまだあどけなさも感じた昼下がり。先にご飯を食べ終わって、二人でウロウロしながらママを待っていると、可愛いお姉さんに絡んでもらい、もう一人には手を振ってもらえば、照れて看板に隠れたスーパーシャイボーイ。攻められるのには弱い、ツンデレ遺伝子。こうして、午前の部が終了し、

午後の部は海へ。浜辺はもちろん、プールも海も、水の中へイチガンを持って、子供の写真撮りをたさんしました。最下部、左の写真をトリミングしたのが左から二枚目。そのあとは「おぼれる~」と言うと助けに来てくれるところを近づいてくるごとに連写にて。トリミングは圧縮効果が生まれているのを切り取り、近づいた写真は広角気味なパースの特徴が出て、表情が変わります。この旅でのプリント用写真はトリミング加工を多大にしながら作業しています。プリント粗候補、1日分の画像処理だけで三日、四日かかる涙の作業、まだ遂行中です。ものによってはピクセルごとに修整をしていますが、はじめての経験で、なかなか勉強になります。

コンデジにての一枚。晴天下で液晶が見えないので適当撮りをしていると足が写っていませんでした。画角ごとに子供の成長で距離感が変わってくるのを感じます。24mmだと「これでも全身が入らない」、慣れているはずの50mm単焦点でも「あれ、もっと離れないと全身が入らない」というように、体にインプットされている距離感と齟齬が生じてきます。

あるいは構図。空を入れる。その空間量は適切なのか。多すぎて意味のないものになっていないか、狙いがあるとして、もっと必要最小限度でいいのではないか、合理性がない、などトリミングをすることで、構図を考えさせられました。主役がいて、脇役がある、とすると、ということでドラマや映画に置き換えて写真は引き算を考えてみたりは、次回以降で。そしてお姉さんを見つければ、追いかけて

お姉さんは彼氏のところへ。南国の風が恋心をくすぐるようです。動きながら顔を撮っているときは、瞳にピントを合わせることと、一瞬ごとの表情を確認する、もしくは楽しい空気を作りいい表情を引き出すことを意識するので、構図は二の次、三の次になりがちで、少なくとも構図への集中力な配分は少なくなります。

ゆえにじっくりトリミングで考えさせられました。そのときは一応レベルにて構図を考えていても、あとでじっくり見返すと、余計なものが入りすぎているケースが多いように感じました。ひとしきり海で遊んだ後は、部屋で小休憩して、「そろそろ行こうか」と言えば「ラウンジ?」と返す小さな旅人の指摘通り、移動して、パソコンで作戦会議を開けば、ターゲットを見つけ、カメラで遊び、私の希望で翌日は却下されるラーメンを食べに行き、素敵なお姉さんとマダムとの出会いでお洒落なスーツケースを手に入れて、部屋へ行けばさっそく「洗車」。お風呂を撮影していると何か影が写ると思えば、FJクルーザーのシールが前玉に。チェックインして宿泊するであろう鳩を1時間おきに撮って、

「そのまま、そのまま、ゆっくりこっち」と落とさないようにと恐る恐る誘導して、油断も隙もない四日目のグアムが眠りに就きました。
つづく
Posted at 2017/04/16 22:35:32 | |
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