
2月頃には手中に収めていたジープのカタログを見て眠り、

明けた朝は自転車でパパと行きたい、と言われればアイアイさーで出動するときもあり、

帰りはカメラタイムも絡めながらな朝のひと時。

ママは幼稚園のママ友と交流会に出かけてたころ、パパはどのカメラでお出かけスナップをしていたのか、まだデータが見つかっていません。

ジープを買う、いや一気にGクラスを行ってしまう、いやいや値段がこなれないともったいない、youtubeを見ながら一人総会を執り行っています。

12:18

12:24 6分後同じところに戻ってきました。

一度通りすぎた「ミニストップのアイスが食べたい」ということでわかりました行きましょう、アイアイさー、左面舵いっぱい、で一周してきました。

コンビニでひと休憩した一行は、さりげなくジープ横に止めるよう指示を受け無事に公園へ到着。

まずは現況確認し、空気を体になじませ、

そして正式に現場入りです。

一台SUVがありながら、私は車高が高いクルマはできれば旅には選びたくない、というのが本音です。ロールにピッチがどうしてもつきまとい、快適なクルマであっても知らず知らずのうちに、ロングツーリングでは疲れが溜まりやすいような気がしています。見晴らしは多少よいですが、そもそも爽快感はゼロと言ってもいいかもしれません。

今のSUVは、3シリーズと7シリーズの見分けがつかず、しまいには同じ白というだけで7シリーズとカローラを混同するほどクルマ音痴な家人がもう一つ小さいサイズのシリーズを珍しくかっこいいと発したときがあり、じゃあ買おう、大は小を兼ねる上にデザインはほとんど同じだから、という運びで仕入れ、7シーターあるのでじぃじにばぁばと出かけるとき用としてきましたが、

子供が成長をしてくるとSUV好きとなり「白クルマ」そして「白いクルマ」やがて「白じゃないとやだ」と旅はもっぱらSUVが定着しました。

Sクラスが幼稚園送迎用と聞けば、若干いやらしさもつきまとうような気がする、と最近はたと思いましたが、しかし実態はそのときしか乗る機会がないという消極策以外の何物でもありません。

往復8キロ、月間160キロ、年間2000キロを数えない走行距離。非常にいいクルマだとは思いますが、遅い裏道オンリーで、まったくもってSクラスの意味がありません。

かと言って子供は我が家のSUVが好きなわけでもありません。Sクラスすなわちセダンよりはまし程度の話しです。

ジープにゲレンデ、加えてハマーにFJクルーザー以外は車ではない、かのごとく、

パパが乗る車に、憧れも好奇の目もありません。

ここにジープが来れば、セダンもSUVもさらに出る幕がなくなるのが目に見えています。

しかし長年鈍った体、ジープで毎回遠出も辛そうです、と人生修行と言っておきながら思ってしまう己もいます。

ジープも同じくですが、Gクラスも私の属性では選択肢にありませんでした。

Gクラス、何より乗り心地がよくないのではないか、あるいはSUVの元祖系ともいえるながら見掛け倒し的に積載性も実はよくなく子供の自転車一つも積めないのではないか、

デザインはたしかにかっこいいと思いつつも、数も多すぎる上に、恰好だけで乗るにはハードルの高さも思い、あるいは

構造上窓落ちが定番の中に、どうやら壊れにくいドアの閉め方があるようで、そのようなクルマに乗る気もおきず、

というくらい、選択肢にないクルマでしたが、子供の影響で、

気づけばGクラスの中古を探し始め、

「見慣れてくるといいかもしれない」とニューGクラスも格好良く見えてくれば、

どうせならG63がいいかなと子供が寝入ったあとに昨夜youtubeを見てれば色を選びはじめ、家人からまだ見てるの、などと言われるほど見入り、PVが555を踏めばこれがゴーゴーゴーで買え、という意味かと都合よく捉えてみる己がいて、

しかし子供を乗せて家族で遠出も少なくない中に、普段から排気音がうるさいのも考え物と、今のSUVのときと同じ思考過程となり、

明らかに現有しているほうがパッケージングに乗り心地が優れていますが、SUV二台はいらず、

何ならSもいらないか、と思い始め、しかしこれは私は気に入っているのでまだ乗りたく、

G63であればチタングレーみたいな色がいいかと思いつつも、現車の色を思うとけっきょくおじさん色でもあり、

グレー系はママの反対にもあい、

白と黒のツートンな仕様のGクラスはカッコいいと思ってきましたが、これはまだニューGクラスではないようで、

などと考え朝を迎え、子供に聞いてみれば第一路線としてはジープとGクラス、

しかし同じようなの二台はいらないんじゃないか、と問えばじゃあGクラスと意外な回答でした。

グレーはいらないから売って、白は残してせっかくだからGクラスと並べて写真を撮ろうよ、という付帯意見付きです。

乗り心地が多少は改善されているであろうニューGは旅用にして、ジープは幼稚園送迎と岩場用という考え方もあるかもしれません。

いずれにしても私が一番心残りなのが、さして距離も伸びていないSをどうするかです。

クルマに興味も失ったこの数年、もうこれにあと10年は乗りたい、数年後もこれで十分、という心象を持ち、今もそれは変わりません。というほどに気に入っています。ハイブリッドのS400、トルクもパワーもこれで十二分です。

ところで何を撮っているか、といえば、

トリミング。

ママとサイクリングの番になっても、こっそり追いかけます。

子供が見えなくなったときは、カメラテスト。

トリミングすると滲んでいるのがわかります。

きました、きました、MFで追い続けます。

そこまで好きなジープが我が家にくれば、それはそれはこの子にとって嬉しい出来事になり、将来の思い出にもなるやもしれず、

そのように喜んでくれる人がいるクルマの選び方もよいことではないか、幸せなことではないか、と思うようになりました。

この子がジープだ、Gクラスだ、と騒がなければ、今現有している組み合わせであと10年は十分だったかと思いますが、

どのようなチョイスになるかまだこれから考えますが、

こうして子に影響をされる人生もまた面白く、よくよく思えば各所子供中心となっていることからして、あるいはパパ友が会社に来る縁をくれたり、多大に影響を受けているわけですが「カメラをかごに入れなよ」と言われれば、それにも従い、

そして加齢しながらもう一つ思うことは、何度思い返しても車検は一年前だったのではないか、

もう二年なのか、という時の流れが加速している具合におどろきます。これぐらい速いと10年乗れるのも伊達に思うわけではありません。あれいないと思ったらいつの間にか、一人でトライ。

そしてもう私にしわからないほどに子を追いかけます。

はじめて車検を通し、そしてあっという間に二回目の車検を通すことになりそうですが、

Sは今年のはじめに車検を通し、気づけばもう半年経とうかという頃合い、

1/4が過ぎたかと思えば、1車検1タームが光陰なわけでして、10年もあっという間であり、

Sというクルマの素性のよさ、加齢という時の加速、車への興味というバイタリティーの減退、これらが相まって、

「もうこれで十分だよ、クルマなんてもうずっとこれでいいんだよ」かのような、初老や老齢の方に、型落ちや古いS乗りが多いのも主観的に頷けるような年齢を感じるようになりました。

とはいえ、ジープも我が家に迎えたときの喜ぶ顔も見てみたい、親心。に加え、ジープのカスタマイズをしてみたい心も私に芽生え始めつつ、

新しいGクラスは秋頃発売とのことで、とりあえずSUVの車検は通して、もうしばらく考えてみることにします。
次回はキヤノンで自転車を撮ります。