
2019.12.07(土)。朝からyoutubeを見てこれはなんていう車だという質問に「これはタタのナノっていう車かな」と答えれば、1年くらい前に「世界一安い車は?」という質問で教えたときに、最安の理由として説明をしたことを覚えていたのか「あぁエアバックがついてない車?」と、記憶力に驚かされる週末が続いていきました。

ママは7時過ぎに自転車で出て場所取りに向かい、後追いでじぃじばぁばを乗せて、朝からまずはPスペースを考え寸法が優しいG350dに乗り発表会へ登園です。

幼稚園最後の発表会。ダンスに劇に歌に、年長として皆素敵に立派に3講演ずつこなしていました。年長男子の部のダンスだけで2演目にチームが別れ、女子も同様にあり、加えて組ごとの劇、最後は歌と、全部でどれだけの演目となるのか、先生方のこれら準備はそれぞれの振り付けに歌詞にセリフまでディレクションもあり、父兄の目にさらされる成果に向けて、もはやプロジェクトと言ってもよい莫大なプレッシャーだったと思い、子供達と日々練習を頂いたこと合わせ敬意を思うばかりです。我が家にとっての「世界一の幼稚園」に通う事ができて、有難く深謝を思います。我々父兄の多くは子供に言うことを利かす際の最後の砦が「園長先生にいうよ?」が共通言語。園長先生自ら一人ひとりの子供達にときに叱ってもくれる愛情に満ち溢れた園に思います。

場所取りをしてくれたママはセンターを抑える働きぶり。多くのパパに混ざって動画ハンターは二刀流なママに任せて、私は写真に専念させてもらう楽な役割を拝受。ダンスを見て、家ではまったくおくびにも出さず、あるいはドライブ先でたまにするステップはこれだったのかと知り、つまり今年は家で練習ゼロで振り付けもセリフも歌詞も、よくぞ覚えたことに驚き、翌日動画を家族で見ていれば他の子のセリフや歌も同時吹替的に覚えていることに私にとってのストレージ先として早く代替わりしたい気持ちも逸ります。

発表会をこなしたあとは、家で昼食を済ませ電車に乗って、我が子より存在すら忘れていたソニーのRX1Rを持って出かけろという指示で、手軽さをもらい、

お迎え頂いたステップワゴンに乗り、バイク乗りな優しい店長殿から「バイクの危なさ」をお話ししてもらい、

ナナマル納車を頂きます。わざわざウィンチの操作方法等について事前に説明できるよう準備もしてくれていたようで頭が下がりつつ、ウィンチの使い方をご教示頂いたことが、翌日助かることになっていき、感謝を重ねる次第です。加えてセキュリティであろう隠しボタンもご教示頂き、知らなければ、いつの間にかエンジンがかけられない事態にもなりかねず、助かる次第です。その他「どうしてても分からなかった」という謎仕様もある76、少しずつ究明に向けて解明を進めたいと思います。

この一年少々で出会った車両9台目を数えるランクル70。うちクラウンは私の車だった換算ゆえ、この子8台目の購入車ランクル70をゲットしました。実にいい車だと思います。RAV4新車てんこ盛りで520万、こちら込々360万と相場よりお安い一台でしたが、素性合わせ断然こちらの方がお買い得に感じずにはいられません。我が子が望むウィンチ、ウィンチを付けるバンパー、リフトアップおよびその周辺を全部やる等プラス120乃至150万ほどかかるゆえ、それも合わせて価値ある一台に思います。前所有者殿はセミプロ級な造詣深い方のようなオーラも伝わってくる一台です。

高速中心の5万キロ美車、オフロードも走った1.9万キロでは、前車のほうが断然素地がいいように思いますが、ランクル70の元来からのタフさを思うと、やはり1.9万キロはまだまだ赤子のごとくさらのように思えてきます。

この車、魅力の一つ、エアコンの古典的インターフェース。昭和育ちの懐古的賛美として、この点においても実にいい、としみじみ思える雰囲気です。加えて前席から見えるボンネットの形状も昭和臭漂うクラシカルさがあり、その他内装の素材合わせ、現在に蘇った昭和として、有難く乗らせて頂こうと思います。

一旦帰宅して翌日のオフロードに向けて軽く積み込みをし軽々と子供の自転車など飲み込んでしまうラゲッジスペースに好感を思いながら、「どうする行く?家で待ってる?」「やだ、行く、行くにきまってんでしょ、楽しみにしてたもん」と、

今度はお借りしている代車ニッサンノートに乗り換えて、途中「うすしおがいい」というおせんべいで繋いで、

「パパ見て、ナナマルだ」「パパ、FJのスタック、みてみて」「今は見れないよ」と会話しながら、

暗くなった東名を走らせて、言われてみれば1年前か2年前かに話したことがある気もしますが「富士山はね、暴れん坊将軍の頃に噴火したんだよ、前に教えてもらった」と、何を覚えているかわからず、都度真剣に向き合おうと改めて思いました。SAのトイレで隣に来た親子氏が「ねぇパパおしっこ真っ黄色だ、黄色いラーメン食べたからかな?」「だろうね」と適当と言ってもよいであろう返しをしていましたが、知識としてだけでなく、であればコーラを飲めば黒いおしっこがでるはずであり、という論理や考える力のミスリードにも繋がっていくのではないか、そして黄色いラーメンとは、と余計なことまで考えて用をたしているおじさんがいました。

そしてリアラダーにヒッチメンバー、車検対応用にフロントカメラをつけて頂いた、ジムニーに再会です。

ママが我が子を見てくれている中に、場内車両を見学していますと「パパーきてー」との呼び声に早速に登る構図を見て、当然だよねという自然な感想を思い。

この日ラングラーが入庫とのことで、あまり食指が湧いていない我が子に理由を聞いてみれば「ちょっと大人しい、普通すぎる」とのことに、そういえば少し前に「Aちゃんは珍しい車しか買いたくない」ようなことを言っていたのを思い出し、エンスーの心が芽生えているのを感じました。いやマインドは十分なラダーフレームへ情熱を注ぐラダーエンスーかもしれません。パパは昔夜のお店をラダー飲みしていましたが、それよりも十分有益で楽しい趣味に思います。

前回は写真右手から出て右折したのですが、「あっここパパが変な歌唄ってたとこだ、しゃけの骨には気を付けろって」と、進入が異なるにもかかわらず言われて気づく同じ交差点、と認識する記憶力、もう一回唄ってと唄わされ、私渾身の歌詞お披露目を覚え後日秋田ドライブで車内合唱に採用されることになった現場、100テラパックで契約をしたくなります。

そしてお風呂に到着です。

と、その前にもちろん嗜みです。

ルーフキャリは上に私も乗ってみて思いましたが、多少洗車や拭き上げに難ありでも骨子プラスメッシュタイプがいいかもしれません。骨子タイプは案外に足の置き場が難しく不安定で、骨子に足をひっかけてしまうと転落に繋がりかねず、足が柔らかい車でゆらゆら不安定の中に特に暗がりではなかなかに怖く、天上鉄板を足置き場にするので「ペコ」と凹んで「ペッコ」と戻る心配要素満載です。

お風呂に入った後はアイスはんぶんこで〆て、

タコマだったらとぞっとする道を通り、

朝から発表会はベンツG、そして電車、お迎えのホンダスッテプワゴン、トヨタランクル70、ニッサンノート、スズキジムニーとこの日の乗り物は6つを数え、最後は入門練習機ニッサンエクストレイルのガソリンを入れて翌日のオフロードに備える予定でしたが、ぐっすりと深い眠りにつく我が子を見てこれは私だけでやることと予定変更し、

我が子が期した、単に白いだけじゃない、白地に黒いパーツが載っていく様を「なるほどねぇ」とセンスのよさを眺めながらジムニー帰路につきました。

フロントカメラの増設に伴い、モニターもつきましたが、オフロードでも役立つアイテム追加かもしれません。

ジムニーからランクルへレスキューセットなど一部荷物の積み替えを行い、エクストレイルへ行けば、なんとバッテリー上がり、

作業風景を我が子に見せてあげたくて翌朝に時間指定のロードサービスをさせてもらい、バッテリーあがりのエクストレイル始動から日曜日がスタートです。ロードサービスの方から伺った四駆系で不動となる事案はオフロード走行で泥がつき、1)ラジエーターのとくにコアの汚れで冷却能力が低下してオーバーヒート、2)泥がついたままで各所劣化が進み、とくに燃料パイプの劣化はガソリンの漏れとなり不動の故障として目立つ印象、というお話をお伺いしました。

次いでバッテリー交換の儀。こちらのGSどの方も私を名前で呼んで頂き、普段やり取りしないであろうおそらく面識も初めての方へ「そういえば先日コーティングのメンテを勧められましたが、どのような内容なんでしょうか」と伺ってみれば「あっFJですね」と即答に、この把握システムどうなっているのでしょうか、驚異に思います。

GSお兄さんに手を振ってもらいながら友に貸し出す車両ガス満も行い、整わない場合はMTジムニーにしてもらおうかとも思いましたが、何とかエクストレイルが待ち合わせ時間までに整い、

高速も快調に、我々はナナマルでオフロードへ向かいます。

この日はオフロードが初めての友と我が子と同じ年なその息子氏を誘って、軽くラフロードを走る程度のつもりが、エクストレイル大スタック、平地に戻ってもまたスタックという2時間の救出劇へと繋がっていく静けさ。

氷鬼ごっこをして体を動かしPAを出発します。お祝い返しでフルーツと、ラジコンをもらってしまい、しかも電池と充電も完了されてすぐ遊べる状態仕様。隅々まで友の優しい心が伺い知れる瞬間です。

「あっみてハイラックスサーフだ」と言ってみれば「前から知ってるよ。キャデラックが止まってるところは、前は古いタコマが止まってたよ」と、あるいは登園途中の駐車してある4駆のホイール衣替えまで、よくぞ記憶している年間パックでの契約を申し出たい気持ちです。

この少し手前に避難スペース的に車を止めることができる路肩があり、以前帰りに一旦止めて忘れ物をしていないか車中確認にしたことがあったのですが、それも覚えていて「前に止めたところ過ぎたから、もうすぐだ」と、100TBストレージ年間パック自動更新クリックにて申し込みしたい所存です。

道路交通法が適用されないオフロード会場に到着しました。そういえば乗用普通自動車は「手荷物しか積んではいけない」のが本来の道路交通法と最近知りました。ヒッチメンバーは違法ではないのかと調べていて勉強した次第ですが、ヒッチメンバーおよびヒッチカーゴは積載物ではなく車両の一部と見做され、従って荷物が全長の10%以上車体から出てはいけないという要件にすらそもそも該当せず、ヒッチメンバーは1)横をはみ出さない、2)補器類を隠さない、3)ナンバーを隠さないという法令の要請たる3要件を守り、かつ4)積載50kgの指針を遵守すれば、問題ないということで、これもヒッチメンバーを付けようと思い知ったことの一つです。<
ヒッチメンバーの適法性について上手に説明がまとめられているサイト>

まずはベース設営。といっても簡易式ですが、

タミヤの四駆もすぐに掘って四輪スタックしてしまう小さな砂利群。

N君はママに内緒でばぁばと食べるためまだ人生10個目だそうですが、我が子も人生5度目程度のカップラーメンを食べ、たまにはよしとして、

ストライダーで念のため事前調査業務を行い、

ラジコンは冬の水浴びを勤しんで、

このような空気が都心で忙しい友こそ必要とパパ達は話しながらコーヒーを淹れてゆっくり流れる時間を愉しみ、

着替えは温存しながら、鬼監督達の指示に従い、ランクルの高い走破性ゆえ、デフロックを試しみてるのを忘れるほどでしたが、

次はエクストレイルだとやっていると、蟻地獄のような極小粒ぞろいなスタック砂利会場にて2時間過ごすことになります。ウィンチが大活躍。しかしエクストレイル、バンパーは無論、車体金属が前回千切れてしまい溶接してあったのですが、溶接はやはり弱いようでさらに千切れ、そこからさらに鉄板がメリメリバリバリと切れて割けて剥がされ、ウィンチの力を目の当たりにしました。

そしてやっと出たと思ったら「おいおいどういうことだよ」と平地でも掘ってしまう空気を多分に含んだまるでエスプレッソの泡かのような柔らかいふわふわ蟻地獄。今度は前からとナナマルを回してやら、てんやわんや写真を撮る余裕もなく過ごしていました。途中から助けに入ってくれたジムニー乗りの先輩は「これを楽しむのもオフロード、気にしないで」と言って頂き加勢を下さり、さらに「こういうときは自動車屋さんは頼りになるね」とオフロードバイクで来ていた知り合いの方も呼んでくれ、けん引ロープをかけても大丈夫なところを探してくれたり、下にもぐってかけて下さったり、救世主様達に助けれました。

もし我が子が選んだウィンチ付きナナマルでなくウィンチがなかったら、納車が思いのほか早くナナマルで来ましたがもしジムニーとエクストレイルで来ていたら軽いジムニーで引っ張ってもエクストレイルを出すことができず、もし「このバックはなんでも出てくるね」との評価を頂いた大活躍したレスキューセットがなかったらフックを掛けるところが滅失してなく、もし救世主様達に会わなければ、もしもう少し時間が遅く暗くなっていたら、これら一つでも要素が欠けていたらこの日スタックから抜け出せず、後日重機を手配することになっていたかもしれず、と思うとぞっとしますが、なんとか明るいうちに無事に帰れることになりました。我が友の沈着冷静な行動や発案にも素敵な人間性を思った次第です。

加えて前オーナー氏の思想ともいえる、完成された改造は、スタッドレスタイヤでもその安定した走破性を見せることになりました。

もっともショルダー部分が弱いスタッドレスであり、パンクのリスクも高いので変な石がタイヤ側面に当たらぬよう、通らぬよう注意しながら旋回しました。加えて、この車を作ったトヨタ様にも、敬意を持って尊敬しつつ感謝です。

下部パネルの向こう側にある金属パネルが千切れひん曲がっています。オフロード走行だけでなく、むしろ被レスキュー個体としての練習機かもしれません。これが新車のRAV4だったらと思うとぞっとしますが、帰宅してから「またエクストレイル?」とママに言われるほど、モノコック簡易4駆ではオフロード殊更に注意が必要そうです。

モノコックの欠点として、走破性に加えて、被救出性能としてボディが弱いというのが挙げられると勉強をした結果です。

一方で、ランクル70を救出しなければならかい事態が発生した場合というのは、1)走破性が高いゆえにはまる状態はその分レスキュー難易度が上がっている状態、2)走破性が高く、重いゆえに力強く掘ってしまい亀になる、3)ド級の重量3t近いため、単に重量の観点からもレスキュー難易度が上がる、これらに注意が必要だと知りました。その点ジムニーは軽いので、大人4名もいれば登坂を押すこともでき、軽いゆえに被レスキュー対象として、レスキュー難易度が低いことが多いと想像され、あるいは経済性などあれもこれも総合的にジムニーがオフロードキングという結論も一つかもしれません。

泥は故障の原因。とロードサービスの方からお伺いしたお話で考えて、翌日、下回り+エンジンルーム内合わせジェットガン洗車+たまたまサービス級に手洗い洗車で整えて、オフロード完了をしました。

もっと遊びたかった、友ご子息は「来週も来たい」と有難く言葉をもらいつつも、「もっとスタックしようよ」ということにはなかなか賛同できませんが、また一つ経験を積ませてもらい、レスキュー練習機と化しているエクストレイルからは、助け方、どうひっぱると壊れるのかも合わせ経験を積ませてもらっているように思います。「楽しかったぁ。次もエクストレイルもっとぼろぼろになるまでスタックしようね」と言われつつ、私はカメラのフードも入り込んでいることにも気づかないほど憔悴気味でしたが、相当に楽しんでくれたようなのでよしとします。

そして即寝し、渋滞を進み、帰ってからママを誘ってお風呂に再出発の予定もキャンセルするほど、疲れるまで遊びきりました。子供たちは毎日を楽しむ天才である、という感想を日々重ねます。

あぁ無事に帰ってこれた、とこのとき思い、あぁ無事にこうして家でお風呂に入れたとこのあと思い、家についてからは「つかれたぁ」と何度も出てしまうほど、精神的にも疲労困憊の日曜日が終わりました。

次回はラダーフレーム+パート式4WD+AT+できればデフロック付き+リフトアップ車を用意して春頃にまたお誘いしたいと思います。

ウィンチとそれを付けて頂きかつ完成度を高く構成してくれた前オーナー氏殿に御礼申し上げる次第です。ナナマルで初ウィンチの経験、重機と比べると軽量レスキュー車かもしれませんが、十分な重厚感と力強さを知り、走破性、耐久性、堅牢性、信頼性、そして世界の僻地にまで、部品の供給体制と部品取り車およびパーツ、並びにこの車をいじるスキルを所持した村の整備工場のおじさんがドル紙幣よりも隅々行きわたっている総合したメンテ性などを思いながら、

「トリノサウルス?」「違うよ、だからプテラノドンっていってんじゃん」と聞きあとでもう一度聞こうと「あの怪獣みたいのなんていったっけ?」といえば「だからプテラ!ノドン!あと怪獣じゃなくて恐竜ね」と「アンキロ」だの「スピノ」だの「ステゴ」だの恐竜の名前もどこで覚えるのかスラスラずらっと説明を受けながら、

せっかくの代車AMG・C43をちょい乗り以外一週間乗ることもなく、運転しやすくしかし重厚感もある70のハンドルを握りながらオフロード好きとなった我が家、翌日の登園「もうベンツなんて乗ってられないね」と口を滑らせると、「ベンツは値段高くて速いけど、トヨタのほうがすべてがいいよ、世界一の走破性だよ」という我が家のトヨタ党から評価を聞いたランクルオフロード翌日のナナマル登園となりました。といいつつ、安全性とその思想は世界一の随一、メルセデスベンツの4×4はどうなっていくのか、夢の6×6に乗れる日は来るのか。