
住みたい。

「パパは俺が考えていることが分かるんだよ」

とママに話していて、

「俺が思っていることをパパが言葉で言うんだよ。まずゲームしてて体勢のこと考えてたらパパが『体勢』っていうしさ、みんなと遊びたいなぁって考えてたらパパが『みんな』っていうしさ、スパイダーマンの曲思っているとパパが口ずさんだり、最近だけで5個あった。

「なんで?って思う」と聞きながら朝食を頂きました。

特定の状況下で大まかに考えていること、あるいは気持ち、欲していること、手に取るようにわかるつもりですが、さすがに頭の中に浮かんでいる具体的単語までは分かりませんので、強烈なシンパシーが成せる技なのかもしれません。

冬の海辺と思えない、

薄いシャツ一枚、腕まくりして、軽く汗ばむぐらいの
暖かなひととき、

ライカ Xバリオをビビット設定にして、

そしてビビットに設定しようとメニュー画面を見ていて、はじめて気が付く手振れ防止をON。

ということ合わせ、優椀な時間をもらいます。

「いつもと水路の位置が変わってる」と、いつものようにジャンプ大会。

無事に届くのか、

届きました。

各所のシナプス前抑制の検品を終えて「ちょっと波が強い」と言いながら、ずっと海を眺め見つめて歩く時間。

それもまた閑雅に思い、

30年後もあってほしいここの場所、少しずつ古色蒼然としてきている中に、最新鋭のテクノロジーがいました。

立ちふさがるとどうなるのかテスト。

ライカ Xバリオ

EOS RとEF35F1.4Ⅱ

ライカ Xバリオ

EOS RとEF35F1.4Ⅱ

我が子はレゴ、

私はカメラで悠然と過ごし、

我が子は映画を観だして、

「待ってる」とのことで、

ママと
買い出しへ。

「みかんのゼリー買ってきて」と電話で指示を受け、戻って、

窓を少し開けたまま、網戸で念のため虫が入ってこないようにして、波の音を聞きながら過ごしていた
今井浜。

あまりに暇なので、こうして等倍で見てもなかなかな、APS-C1,650万画素のライカ Xバリオを持って、
散歩へ出ることにします。

暗いズームレンズ、例えば28mmだとF3.5が開放に始まって、

35mm付近だとF4.5が開放、

50mm付近はF5.1が開放、

70mm付近だとF6.4が開放と、

手振れがおきやすくなるので、

丁寧に撮るようになるのが、

このカメラが教えてくれることであり、

このカメラのいいところなのではないかと思う次第です。

ファインダーがあれば、なお言うことがありません。

後付けの電子ファインダーがライカ純正あるいはOEM元のオリンパス製であるのですが、

以前買ってみたものの、固まったり反応が遅かったりで使い勝手が悪く、使わなくなってしまい、

たまに装着してみたくなるものの、どこに埋もれたのかこの数年行方不明です。

今般、家づくりをしていて、カメラとの共通点を思ったのが、

光です。

もうちょっと言えば、直射日光ではなく優しい光だと素敵になるとか、

さらに言えば庇・軒とデュフューザーは、ともに柔らかい光を作る道具であり、一緒の役割なのだと思いました。

庇や軒を長く取れるほど、太陽からの直射光を防ぎ、反射光を家に取り入れることができるという、

なるほどな、人類は優しい光が好きなのだ、と思った次第です。

ところで、レンズの個性というものは開放で最も出現するものであり、

絞るほどに個性は無くなり、つまりは絞るほどにどのレンズも、もしくはほとんどのレンズで差がほぼなくなるように思います。

ところが、このX バリオについているバリオ・エルマー f3.5-6.4/18-46mm ASPHというレンズは、

開放デフォルト値が強制で絞られているようなものであり、

ズームするほどにそこそこ絞って撮っていくのと同じようなF値になるところ、

その精細感というのが一歩抜きに出ていると、こうして撮っていて実感的に思うところです。

日進月歩的に現像テクノロジーも向上しつつ、基本のセオリーは飛ばぬようアンダーに撮って必要なところを持ち上げるかと思われるところ、カメラ任せのjpg白飛び上等での撮影ですが、昨今はソフトにて手動でやっているゾーンピクセルごとの制御が、将来的にはカメラ内1ピクセル別露出制御の自動化ができるようになったり、

将来的な撮って出しはフォトショレベルやPureRAW 3レベルの処理が、カメラ内でAI処理されるように思う次第ですが、

CPUの負荷が大きく実用的実装にはあと40年かかるのか、あるいはクラウドや通信、これらのコストにブレークスルーが起きるのか、

いずれにしても、これからは光学的な進化よりも、電子的な革新がさらに進んで、

成熟級の光学系と変革級の電子系が合わさって、ますますカメラが進化していくのだと思うところ、

人生の忙しいときは、頻繁に大魚を釣りに誰もいない沖に釣りにいく余裕が見出しづらいタームかと思いますが、同様に人生の繁忙期は現像というものに時間を費やさないよう、という意味でいかにソフトではなく、物理的ハード系・光学系で演算処理を終わらせてしまい、

大量に撮って、平たく言えば撮って出しでいかに終わらせるかの探求をしてきたと言ってもいいかもしれない中に、

言うなれば、いま手動で楽しめることが出来る、という言い方でもいいかもしれないソフトウェア路線を、つまり現像を、

さていつからやろうかと思って来ていますが、我が子の成長とともに日に数枚撮るか撮らないかレベルになってきたら、軸足を変えて楽しみたいと思います。

いや、ますますスマホで済ませるようになるような気がしてきます。

事実、日常のラーメン散歩等は、スマホ一択です。あぁ困った。

ホテルについて、

カートを押してくれて、部屋の前で、

カートから荷物を持ち上げて「パパ取って」と言ったとき、

「えっ!?写真を撮るの?」とボケてみれば、

「文脈で考えろや」と突っ込んでくれましたが、

写真を撮り続けられるよう、精進したいと思います。

そろそろお昼にするとして、Xperia PRO-I

Xバリオを内蔵フラッシュで、

ズームしてちょっとアングルを落とすと、もう一つ顔が現れて、

早く食べなよ、と言われながらEF1.4Ⅱでもう一枚。人間、暇だとこうして無駄なことばかりする生き物なようで、

ママがセレクトしたセブン限定すみれ味噌ラーメンがこれまた美味しく、私のしーふと三昧ラーメンな逸品合わせそれぞれ我が子が味見して、

気が付けば、夕刻。

1度か2度、波の音を聞きながら
大浴場の温泉を楽しんだような気がしますが、

基本は部屋でゆっくりまったりして過ごし、

何もせずとも数時間で空腹が到来する非効率な生き物として、

夕食へ向かいます。
leica X Vario
canon EOS R + EF35F1.4Ⅱ
Xperia PRO-I