
『あれ?なんかメーターあたりからカチカチ音がするようになったな』と思えば、ワイパーに付着した雪が固まって凍り、

走行の振動でフロントガラスに当たって「カチ・・・・・・カチ」と鳴るようになっていました。内装の低級音じゃなくてよかった😅 途中で雪氷を取って解消しました。

『あぁもう雪終わりかぁ』という予想は『あれ?なんか雪すごくね?』と有難く裏切られ、

このあと仙台ぐらいまで、大雪が続いていくことになります。そしてちょっとした運命の分かれ道な交差点。秋田県鹿角市の長嶺交差点。これをスバルは国道282号へ左折を指示しますが、グーグルは国道341号へ行きなさいというので、グーグルに従って右折します。

確認すると、スバル指示国道282号ルートと、グーグル指示国道341号ルートはこのような位置関係。

このあとどれだけ進んでも、ずっとスバルは「戻れ」を指示していました。

「アスピーテ・後生掛(ごしょうがけ)通行止め」との表示は我関せず。

ルンルンで突き進みます。

スバルはブレることなく、なかなか走っても「戻って282号を行け!早く戻るんだ!」の指示、

グーグルは「大丈夫!このまま341号いけや」の指示。

『君がいなければ、ボクはだめなんだ。君が必要なんだ!どこにもいかないでくれ!』張りに、先行車がいてくれたほうが走りやすいので、

先行車が『わて遅いからお先にどうぞ』とならぬよう車間を空けていきますが、

このとき雪がすごくて「トロコの先通行止め」なんて文字は『雪注意。ぐらい書いてあるのかな』という認識でろくすぽ見ず、認識したとしても「トロコってどこだよ。トコロって読んじゃうよ」ぐらいしか思わなかったはずですが、こちらの先行車殿、このあと突然に急停車級に左に寄せて止まるので、

抜かしましたが、そのあと引き返したようで、以後走って来ることはありませんでした。

たまにすれ違う対向車の存在がまた無意識に「この先いける」という認識に紐づいて、まさか通行止めになっているとは露知らずで進みます。

ひゃっほ~~~い!たのしーーーー!視界ちょっと厳しいけど😅

もうスノーロードドライブは酸ヶ湯 温泉・八甲田山周辺で終わったと思っていたところ、

これだけの降雪しかも山道に遭遇して『さすがにこれが今般の雪道最後だろう。楽しもう』と

大喜びでハンドルを握りました。あとで知りますが、このあたりが「トロコの先通行止め」のトロコ周辺のようです。

すると、あれ?マジ?通行止めだ。柳沢ゲートというらしい。

『ほよ?Google君、ちょっと来なさい。これが人格者な私だからよかったようなものの、他の人だったら大変なことになっている』とガン詰めしました。

Googleで「341号 通行止め」と検索しても「現在通行止めは確認されていません」と後輩ジェミニ君より伝令され、影で糸を巻き巻きしているGoogle君は『僕は知りませんでした』の一点張り。

気持ち的には子供の頃観た映画「狼男」系をイメージする熊こないでねと祈念しながら記念撮影しちゃって、こうして山道大雪の中を30分近く走ってきて、

東京へ1mmも近づいていないことになる、心の隅に鎮座する「戻るボタン」を押します。

い、急ぐ旅じゃ、あ、ありません。

もう一本、岩手へ抜ける道がありそうです。このとき暗くて雪で見えていませんが「岩手へは通り抜けできません」の文字がある上に、あとで知りますが、この先が通行止め表示があった観光道路「八幡平アスピーテライン」のようです。

Google君は引き続き341号を南下指示、そしてここに来てスバル君がその八幡平アスピーテラインへ行くように指示をし出し始めました。

『えっいけるの?』と惑わされつつも、『うそだーーー!』と心の中で叫びながら、大人しく来た道を戻ることにします。

しばらくの間、Uターンして341号南下ルートをいくようにGoogle君の指示は続きました。

荷台にタイヤ4本積みながら、あぁ楽しい(笑)

とはいえ、ラゲッジルームで体を伸ばして仮眠できればまたいくらでも走れますが、

これからまだまだ長い道のり、この一時間は1ミリも東京に近づけていない中、

雪の荒天、なかなかに集中力を消費します。おぉいつの間にか282号を走っていたようで、やっと岩手県です。

久しぶりの人里だー。

ときおり月が見えて、降りが弱まることはあっても、雪は止みません。

貝梨峠分水嶺公園というところで写真休憩。やっぱり熊の気配を気にしながら。

今般2,214kmのドライブでしたが、北海道一周2,000~3,000km、本州部分の往復で1,500km、合わせて3,500~最大4,500kmほどの走行距離。

これを大半が雪道やアイスバーン、ときには吹雪があるのかないのか、ホワイトアウトはとくに怖いですが、1~2泊や合間は車中泊でいけたとしても、基本は宿に泊まりながらでないとおじさん無理そう😅

あぁ~かなり久しぶりのコンビニだぁ。こうして夜にも煌々とやってくれていて有難い。

北海道のセイコーマート、原則は深夜やっておらず、例外的に24時間営業が都心であるぐらいかな。

2月もしくは1月になるかもしれませんが、雪の北海道一周を実行したいと考えているところ、

それよりも心配なのが、アメリカ一周。

一日平均600kmなかには700~800kmの日もあろうかと思いますが、一ヶ月で2万キロ走る予定です。

ガソリン残量も気をつけねばですが、一人ではないので完全マイペースとはいかず、トイレに一息休憩、そして一番気をつけねばなのは眠気。

外国各地なんていい加減なわけですから、現地レンタカー会社の都合で割り当てられるまで車種は不明ですが、

今のところ日産の予約。どれぐらいアシスト機能ついてるのかな😅

上の写真をトリミング。AIも使われている画像処理なのだろうけど、光学性能じゃなくて、ほぼ電子性能。APS-C、F2でもなかなか撮れなさそうな一枚。と思われ。ちな画質設定「標準」。中国のスマホすげぇなぁ。

というわけで、さすがにここまで来れば雪終わったな。だったのが気が付くとまたドカ雪系。しっかりとした大寒波な冬将軍が投入されたようです。

降ったそばから積もっていく雪、

地形の妙と合わさってなのか、雪質が目まぐるしく変わって不思議なものです。

スバルの安定性、スバルの安心感に助けられながら、

加えて、スバルは全車基本が寒冷地仕様になっていて、2013年式の12年落ちだろうとそこは信頼の日本製でもあり、何らの心配なく大雪の中を走ることができました。

この先の仙台あたりまで、このあとも降雪が続きそうな様子です。

ふとニュースでも確認するかと見れば、新型SLフォレスターが日本カーオブザイヤー受賞とのこと。おめでとうございます!めちゃいい車な一台に思います。

マツダの整備士youtuberひでぽんチャンネルさん。最近、ときを同じくしてスバルにぞっこんになって、

動画を拝聴していると、前にスバルが来ると喜んで、間に車が入ってくると『なんで入ってくんねん』みたいに、いい年したおじさんがそんなことでイラっとや落胆して、

あっ同じだ(笑)と、うちもスバルの後ろを走っているときに間に他メーカーが入り込んでくると『なんで入って来るんだよ』とぼやけば、ママから『そんなこと言ってもしかたないでしょ』と諫められてます(笑)

あれいまここ通ったぞ、と同じところをループしているトワイライトエクスプレスな気分になるぐらい、

まだまだ道のり遠しの中に、また降りがこれでもかっとストロング調。

スバルってどうしてこうも、いやその「なんで他メーカーが間に入るんや!」っていい年したおじさん達を思わせるぐらいの魅力はなんなのでしょう。いやほんと不思議(笑) スバルがあまりにも魅力なゆえ写真も異様な異常に撮ってしまっています(他責)。

今までそう思ったことあるメーカーはなかったもんなぁ。やっぱりマジ不思議。

振り返ると2025年3月終わりころかな、BT5アウトバックが納車され、

同じく2025年4月上旬頃だったかな、にVM4レヴォーグが納車され、

2025年6月中旬にVNHレヴォーグが納車され、

2025年11月下旬にBRMアウトバックが納車され、

この間、距離を乗った代車順に、赤いアウトバック、S4、レイバックとお借りした車両合わせ、

スバルを乗り始めてこの9ヶ月、総スバル走行距離は3万キロを半分は一般道走行にて超えました。

今まで最高記録がほぼ高速使用BMWE39で年間3万キロだったので、やっぱりそれだけ運転したくなる、運転していたいってことを物語ってもいると思います。

こんなメーカー、車歴の中でなかったぞ、とやっぱり不思議な魅力を持っているメーカーに思いました。

そして2025年12月25日にBS9アウトバック、2026年8月頃にSLGフォレスターが納車予定ですが、

こんなに同じメーカーの車を矢継ぎ早にかつ短期間に購入するのも私用では初めてかも。

最近ママは「おじさん」の同義語として「スバルワールド」という表現を使っています。酸ヶ湯前にガス満にして、雪道の一般道を途中通行止めもあったりして引き返した込み、仙台あたりまで40Lで来ました。

ですので「おじさんスバルワールドはまっていますね」という用法は、「あらかじめ予定」とか「アメリカへ渡米」のような重言となり、「おじさんおじさん」と言っているようなことになってしまうので注意が必要です。

オートバックスで買った、ネックピローが最高の枕になって運転席にて3時間ぐらい仮眠して、仙台を過ぎたあたりで高速に乗って1時間、1時間ずつぐらい2回また仮眠して、

いつもの安達太良周辺を通り抜けて、そうだこのときだった『あら、また白』と、2台は撮れてないから都合7台ぐらいかな、連続で白いSK/SLフォレスターが追い越し車線を走っていったり、前にいたり、高速降りてもまた白フォレスターで何かの予感を感じ、

くるまやラーメンで朝ご飯。

タイヤホイールセット4本を降ろし、石川県からこうしてご自慢のマルチパーパスサブトランクに閉じ込められていた布団達を解放し、

なんとかぎり置けて😅

旅の汚れを下回り含め落としにBRアウトバック君、ひとっぷろ。

ちょっと失敗、やたらに不要なほど高さあるガレージが少し形になっていて、

不注意で、大事な大事なフィギュア、服をひっかけて落としてしまえば『大丈夫だよ。こんなところに置くほうがわるいんだし』と寛大さに助けられて、

スバルの旅を終えました。BRアウトバックの雪旅路・完