EOS 5Ds R +EF70-200mm F2.8L IS II USM

信号待ちにメルセデス・ベンツ川口。このディーラーのがんばりか、埼玉県川口はメルセデスが多く走っている印象でした。近年のモデル展開が増えたことも手伝って、最近は車種ネーミングのルール変更が若干されたようで、これにすらついていけません。保有している車種もマイナーチェンジしたようですが、何が変わったのか把握すらできておらず。成長という加齢ではなく、老化という加齢。
D810 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

高度成長時代に建築されたと思われる建物も散見されるのですが、市役所はじめ今も恐らくは当時においても少々エキセントリックな味も感じるそれら。
EOS 5Ds R +EF70-200mm F2.8L IS II USM

新興タワマンと合わせて、新旧合わさった住民で構成され、若い世代も多くいる印象で、かつ調べてみれば外国人が埼玉で最も多い市であり、人口も増加しているエリアです。(県が平成26年末に調査した市町村別外国籍住民数では、川口市が25,263人と最も多く、次いでさいたま市の18,264人となっています。
埼玉県公式サイトによる)
D810 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

という、人も交通量も少なくない街をうろうろしながら、五神目の
吉祥院(きちじょういん)開運厄除・吉慶招福に到着しました。35mmで。
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同じ距離あたりから200mmで。
EOS 5Ds R +EF70-200mm F2.8L IS II USM

近づいて、70mmで。老化しつつも、いや向かいつつも、カメラは詳しくなり、カメラのモデルチェンジだけは把握し、画角違いも楽しむ秋。しかしクルマもカメラも高度に成熟製品たるゆえ、ちょっとやそっとのモデルチェンジでは食指が湧かない現代とも言え。
EOS 5Ds R +EF70-200mm F2.8L IS II USM

クルマで言えば、自動運転機能は大きな転換点ですが、過去にあった数々の機能、たとえばドラミラーのワイパーなどその当時は興味をそそる提案がメーカーから無尽蔵のごとくあり、そのような時代も楽しかったと思われ、あるいは常にフルオプションで購入しないと気が済まない気質のタイプも多くいたと思いますが、夜間に赤外線で写した画像を画面に写すオプションも付けたことがありますが、これを見るのが危なく、使わないという経験則を様々なオプションで重ね、今では本来ボタンが配置されるはずのところにプラスチックのカバーがあっても気にならなくなった、秋の七福神を楽しむ今。
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そういえば、私は世代ではありませんが、七宝焼エンブレムなんていうのもあったような気がします。それで満足を得られた、よい時代とも言えそうです。吉祥院には毘沙門天尊がいますが、入口の他は、毘沙門天尊がこの社にいるという案内がてらな「川口七福神」の旗が見当たりません。
EOS 5Ds R +EF70-200mm F2.8L IS II USM

ひと気はないながら、綺麗にされているお寺内を少々見回しながら、
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奥へ行き聞いてみればこちらは本尊としているためもあるのか「毘沙門天」は原則公開されない神様だそうで、
EOS 5Ds R +EF70-200mm F2.8L IS II USM

宗派やお寺、住職により解釈が異なるケースもあるかと思いますが「毘沙門天様ですからご開帳以外は公開されないのですよ」と説明を受けましたが、ネットで画像検索をすると確かに他の神体と比べて公開されているケースが少ないように思います。知りませんでした。
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七福神。
埼玉県の七福神を網羅的によくまとめたサイトを教えてもらいました。埼玉県だけでも多分にあります。
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他にも見ていると、地元有志による七福神選定、すなわちお寺の意向とは関係なく七福神のお寺巡りを選ぼうという取り組みや、
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幻の七福神、すなわち無くなってしまった七福神や、七福神を選ぶ過程で立ち消えた計画なども相当数のエリアであるようです。
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思うに、古今東西地域興しに最も使われてきたコンテンツかもしれません、七福神。
D810 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM
しかし思ったほど、効果が見込めないのではないか、という現場の空気。
D810 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM
前回に巡った際には「何か御用ですか」と聞かれ、ずいぶん閉鎖的なお寺も感じましたが、
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いろいろと見ていると、必ずしも地元の七福神連合として一枚岩でなく、お寺同士の意識連携も歩調が合っていることはなく、
D810 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

観光として打ち出している主体と、七福神の一つ、あるいはそれはメインとして祭っているお寺たる主体としての意識も段差があり、
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つまりは、バンマスたるトータルコーディネーターが不在と思われ、コーディネーターしても直接的な実利が見込めないわけであり、
EOS 5Ds R +EF70-200mm F2.8L IS II USM

全体をコーディネイトするには、七つのお寺、行政、観光関連事業者など、それぞれ畑も異なる立場の理解を得て、まとめるのは多大なエネルギーが必要で、よほどの郷土愛がある人の存在が必要になるかと思いました。
D810 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

換言すれば「一応七福神ということでやっている」かのような緩やかな連合体と言うことができるのかと思います。ちなみにお寺間で調整がうまくいかない場合は、9つのお寺で回る七福神、というエリアも散見されます。
D810 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

個々のお寺の個性、後ろにいる檀家団もあり、メインは七福神ではないわけであり、その狭間に七福神という概念、いや企画があり。
D810 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

大僧侶、あるいは都市デザイナーであるとも言ってはいいのか、もしくは権力の中枢にいた一人、天海僧正。
D810 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

幕府を江戸に置き、日光には東照宮を作ることを決め、都への道は上野に誘い、それが要因かは別にして、300年続いた江戸幕府。
D810 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

地主の名前が地名になったのでしょうか、このような地名がこのエリアも少なくありません。仮に外国からの移住者が大地主の明主になれば、将来的に真居気瑠一丁目ができるかもしれません。
D810 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

次のお寺まで、ナビを入れれば700m。向かいます。
EOS 5Ds R +EF70-200mm F2.8L IS II USM

寿老人が祭られている、正眼寺(しょうげんじ)無病息災・不老長寿。不老もお願いしていいのでしょうか、欲望が増えそうですが。
EOS 5Ds R +EF70-200mm F2.8L IS II USM

同じひと気がないお寺が多い中で、特段に寒々と閑散としたところでした。
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宗教や宗派、宗派からさらに独立していく宗教というものは、人類の歴史や文化的側面、あるいは地理に地政学的などの観点とも密接で、これらが面白く感じ、180mmで
D810 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

こちは35mmで画角の違いも感じ、
EOS 5Ds R +EF70-200mm F2.8L IS II USM

本来は目に見えない存在、という意味では、占いもあり、
EOS 5Ds R +EF70-200mm F2.8L IS II USM

このお寺ごとのカラーの違いが面白いと思いつつ、
EOS 5Ds R +EF70-200mm F2.8L IS II USM

毎朝に、貴重な時間のはずの毎朝に、毎朝、毎朝何度かに渡り、
EOS 5Ds R +EF70-200mm F2.8L IS II USM

今日の運勢ランキングが星座や血液型、生まれ月で全国放送されているのを、この現代に不思議に思うこともあり、それで気をよくする人がいて、
EOS 5Ds R +EF70-200mm F2.8L IS II USM

さらには無神論者であっても、占いとは統計学であるという盾も持ちながら、まだ脳が覚醒しない朝に無意識に画面を見ながら朝食を頬張る人もあるであろう、と思われ、
D810 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

などと、思ってきましたが、天海僧正を思えば、そこに何かあるやもしれずとも思い改めるこの頃。
D810 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

35mm
EOS 5Ds R +EF70-200mm F2.8L IS II USM

70mm
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135mm。こうして、カメラを、いや足掛け一年半かかって七福神を楽しんだ心は晩秋の中秋。
D810 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

武州川口七福神巡りを中断させてきた主因たる、
鉄道写真家中井氏の
いつもの公園に行こうと思うも、少々遠いと判断し諦め、
D810 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM
武州川口、七福神めぐり、制覇を致しました。感慨一入が微塵もなく、しかし充実した独りドライブ散歩となりました。
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もう少しで遊びも終わるであろう、家族がいる方向へ向かうことに。懐かしき割りばしの鉄砲。
EOS 5Ds R +EF70-200mm F2.8L IS II USM

途中、火事も見て、乾燥する冬はとくに火の用心。
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クルマも撮って、
EOS 5Ds R +EF70-200mm F2.8L IS II USM

遅い昼食を中途半端な時間でもやっていることを有り難く思ったチェーン店、びっくりドンキーで済ませ、スーパームーンに向かう月を撮り、BMWは家族四人連れ「残さず食べました」と何かをもらえるプログラムを運用している姿を目にしたと思い出し、
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夕日も見ながら、
EOS 5Ds R +EF70-200mm F2.8L IS II USM

釣り具といえば上州屋かと思っていましたが、釣り具中古店を見つけて。他でも見ましたが、最近であってもこのような業態で展開できるものであると知り、社会勉強にもなるドライブをしながら、
EOS 5Ds R +EF70-200mm F2.8L IS II USM

コンビニで一息ついていれば、息災と書くのはなんぞやと思い、その疑問が解決することなく、
EOS 5Ds R +EF70-200mm F2.8L IS II USM

「そろそろ迎えに来てくれるかな」との入電で、家族を迎えに行き、
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到着して、しばし待つ5分、空の色が懐かしく感じ。
D810 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

クルマに戻ってくるなり「みんなの分、ハイチュウ」と大好きなお菓子を車中探し当て、みんなに配り、いつもときおり遊んでくれてありがとう。暗いながらこのカメラで記念撮影もして。
EOS 5Ds R +EF70-200mm F2.8L IS II USM

子供も寝た帰路に、家人から話も聞きながら、上の空ではないカメラ。
EOS 5Ds R +EF70-200mm F2.8L IS II USM

高速道路の裏、赤く染まった光を見ながら、撮って、話も聞いています。
EOS 5Ds R +EF70-200mm F2.8L IS II USM

空も大きく感じて、ハンドリングに合わせて運転も楽しそうなクルマ。
EOS 5Ds R +EF70-200mm F2.8L IS II USM

アウディも一瞬、具体的には一週間ほどでしたが乗ったことあるのを思い出し。A6オールロードクワトロは魅力的に感じ。
EOS 5Ds R +EF70-200mm F2.8L IS II USM

少々渋滞も味わって。
EOS 5Ds R +EF70-200mm F2.8L IS II USM

多くを独りで楽しんだ、充実した週末の一日を過ごしました。
七福神を巡ってみよう。