
誰かさんが押したであろうシャッターの被写体に乗って、

旅の前に、ばぁばが注文してあるというかつおぶしを取りに行き「大きいの三枚がいい」とおこづかいももらい、

ハワイから帰国して中一日体を休めて、

みんなの用、兼、いうなれば新規事業用ということで会社で借りている駐車場に止めてある我が家のジムニー、ビジネスクラスで行く家族三人ハワイ旅行と同じ価格を思えば20年落ちジムニーを高く感じ複雑な気持ちも生まれながら、一緒に見に行ったばぁばを送り届けたあとは、

飲み物を整えて

1,400kmを越える旅に出発です。

「これなんていうの?」そのうち興味が出たら、リストに入れてもらいたく思いますが、

原則としては武骨な四駆路線なのは助かります。

翌日知ることになるこの日たまたまランクルの誕生日に、事前に問い合わせもしておいたナナマルの物色に立ち寄りました。

タコマかランクル、どちらを先に注文してみるか、

タコマは諸費用、追加でつけて頂くパーツなど合わせ800越えとなりそうな中、一年間の車両予算が3,200に達することになりそうですが、総額タコマの半額程度なナナマル、という観点からはナナマルだと経済的に助かりつつも、

ジムニーで練習してから2インチアップ、M/Tタイヤにてのベージュナナマル導入予定という計画ということと、

今まではすべて即決という道程を歩んでいますが、ここは予定する車両をすべて見てから協議して決めよう、という約束にしてあり、

即決は避けますが、しかしやはり魅力です。ダッシュボードに天井も革だの内装の質感、レーダークルーズやモビリティサービスだの先進機能、エンジンの気筒数を筆頭にしたヒエラルキー、そして乗り心地に静粛性、怒涛の加速が体感できる動力性能などを気にする心から解放され、それらの第三者目線合わせどうでもよくなってきた世界観にまた一歩足を踏み入れます。

いつか手放す日も来るのか、FJクルーザーも日を追うごとに、ノーマルでは物足りないという心象とともに、感じる魅力が増量していきます。

再販ナナマルはバンとピックアップで悩むところですが、ナナマルを見ている途中から、キャリアカーに車両を炎天下に積み込んでいる風景を外で、店内に入ってからはガラス越しに、じーーっとずっと見ていると、

店内に陸送会社の方が入ってこられ「もしよろしければですが」と前置きなされ「乗ってみますか?」と際立って紳士的にお声がけを下さりました。

D社のI様、厚く御礼申し上げる次第です。ドアを閉めてもう一枚。おかげさまで特段に素敵な夏の思い出ができました。

この旅、最大の目的である一つ、東西合同で行う滋賀会議に向けてハンドルを握りますが、

「地図の更新が完了しました」の旨をほぼ毎日聞くことになり、トヨタのすごみ、毎日どこかで地図を更新している方々、そして今の時代でもそれだけ地面をほじくりかえす国力とその権益を感じながら道中アクセルを踏んでまいります。

ときおり泊まらせて頂くホテルの「おねえさまに会えたらいいね」と静岡は掛川で中継一泊をすることにします。ささやかな思い出にも感じる「さわやか」この日は空いていましたが、我が家が目指すのはこのときスシローです。

と、その前にオートバックスに寄っていこう、ついでに同じ敷地にあるリサイクルショップも覗いてみよう、と気ままな旅、

スシローの予定でしたが「あそこのとんかつ食べたい」ということで、三店舗同じ駐車場で利用できる利便性の高さに驚愕しながら、

これも旅の堪能です。

まずはオートバックスから。「ほら、外も付けられるって書いてあるよ」と指摘にパパは納得しながら、いろいろな商品があるものだと知り、

半自動運転は5年前のメルセデスのほうが秀逸であると感じる、しかしハイスピードレンジの安定性が日本車とは思えないようになったと実感しつつ、我がRAV4を見ながら、

次はリサイクルショップへ。

中央付近から輝かしく溢れる魅了、いつものように抑えきれない物欲が湧いてきます。撫でながら寝入れば心が華やぎながら安眠に繋がる。後付けで動機も未確認の飛翔体になりつつ、買うのか、買わないのか、三日三晩不眠で悩むことになりそうなほど、デザインは無論のこと出来の良さが織りなすであろう存在感、を思います。いや「たぬきの方が値段も高く、サイズも大きいから、こっちを持っていたほうが周りからすごいと思ってもらえるかもしれない」「しかもたぬきのほうが下取りにも有利で資産価値が高い」本当は真ん中が欲しいのに、他者評価を気にする未熟な己の判断基準に、己を苦しめることになります。いやそれも含め人生の修行なのかもしれません。

と、物欲ワンダーランドにて「物欲とは」次いで「物欲、殊に朱色の坊主置物に対する物欲が宇宙に与える影響」を考えていると、我が子はこの旅1台目となる自転車の購入に踏み切ります。

プライスはさておき、サイズとしては競合性もあるものなのか、海外サイトでの比較は散見され、あるいはRAV4一つとってみても、動力性能、走破性などの
検証動画は、海外だと厚く、日本のそれらは薄く小さく皆無級を思いますと、国力のパワーダウンを感じずにはいられない昨今です。ここはやはり己のことだけ考える小さな男としてではなく、日本経済に微力ながら貢献するべきか国家天下も考えてとするならばあれが400個は欲しい、と物欲も成長しながら「朱の坊主殿購入検討の件」を考え続けます。

次は三時間目、食欲の時間です。

まるで算数の時間に国語を考えるかのごとく「さっきの朱の坊主殿に色が似ているではないか」そして「これは買えという思し召しか」と、宇宙の一部についての真剣な思慮を重ねます。

「ホイールもかっこいいね」と聞きながら、この旅でも聞かれた「宇宙の外側はどうなっているのか。」という何度も聞かれている質問、に答えられるようになるためにも、朱の坊主殿を買ってみたほうがよかったのかもしれない、と後悔を踏みしめます。

大きくて強い存在が好き、というだけであればタンドラにいきそうなものですが、なぜかタコマ。さすがにタンドラ都内は手厳しく、運転をする自信がないものの、トラックはたくさん走っているわけなので、気のせいかもしれません。

ピックアップに加えて、急速に目がいくようになったジムニー。

いったいこの宇宙にはジムニーが何台走っているのか、とするならば、この宇宙および宇宙の外側合わせ、朱の坊主殿は何人いらっしゃるのか、恐らくは人類初ではないだろうかという高慢と合わせこの問いを見つけた興奮とともに、自然と温度感高く湧き立つ疑問です。

自転車も積んだRAV4、ホテルに到着です。

「Aちゃん運ぶ」。この旅通して、小さいスーツケースを運んでくれ、ハワイでスーツケースを買ったあとに、素敵なスーツケースを見つけ、さらにそのあとでネットで別の素敵なスーツケースを見つけ、この旅中にアマゾンで注文することとしたスーツケースがいつ届くのかも、旅を通して楽しみにしていましたが、楽しみが多いことは人生においてよいことなのかもしれません。

お風呂も入り、初日なのにランドリー使用待機中のママに付き合って、テレビを見ながらヨーグルトドリンクに最近よく飲みたがる牛乳を味わいます。牛乳を飲んでもお腹が緩くならないのを合わせ、健康面と手相、そして魅力はママの遺伝を大きくもらったようです。

ダブル動画。私は若いころお店などでよく店員様へ「ありがとう」と言っていましたが、今では恥ずかしく思います。

たとえば25歳ぐらいの男性から「ありがと」と、50歳ぐらいの男性が言われたとしたら、どう思うのか。10代の方が30歳の方へ、50歳の方が70歳の方へ「ありがと」も同じ構造です。

お礼を言っている側は「俺はかっこいい、大人だ」ぐらいに思って自分に酔っているのかもしれません、と思うようになりました。今では老若男女問わず「御礼申し上げます」と伝えるようになりましたが、

だからといって、「ありがと」といわれることに嫌悪感はありません。今の会社を立ち上げて、一社員の肩書で仕事をしていたあるとき、面識がない入ったばかりの若い方に「おにいさん、ありがと。これでジュースでも飲んで」と20代の方から100円頂いたのですが、それも気持ちが嬉しく、むしろ粋に見どころも感じ、そして可愛らしく微笑ましくも思った次第です。

貨物を探せ、といわんばかりの新幹線と貨物のコラボ、これらを気にするのも今だけかと思い、景色を味わって、

修行の結果、まとも化してきた我が朝食のセレクトを思っていると「あら、Aちゃん、ちらっとパパが見えて、まさかと思って、鳥肌たった」と、この日はキッチンにいたおねえさまが気が付いて出てきてくれました。

「おねえさまがいたらいいね」という理由だけで選んだこの日のホテル。こうして「あらぼく、可愛い子ね」とお声がけ頂いた
3年前あたりから数えて何度目かになる再会ができ、ちょっと挨拶をするだけですが、そのような人が旅先にいてくれるのも旅の小粋な醍醐味として味わって、また今月の再会を期しつつお別れをして、

電車もみながら、

RAV4やプラドも見ながら、

昨年同時期にFJクルーザーを電話注文した岡崎SAをはじめ、立ち寄りながら、

昨年も寄った、しかし昨年はなかった新しい道を通りながら、そして
昨年もトヨタ三昧を越えて10昧くらいになった、トヨタを味わう旅になっていきながらも、

今年はジムニーのエッセンスも所々入ってくる、成長はらせん階段かのごとく、ぐるっと一階登って同じような景色でも若干違う景色となる今年。

昨年は気づきませんでしたが、こちらさなげアドベンチャーフィールドの立地で特筆級は「あとから住宅が増えだした」と聞きましたが、住宅街の中にこれだけの敷地であるロケーションにさすがトヨタ様を思い、

「今年も行きたい」とオーダーを受けた目的地の一つ「さなげアドベンチャーフィールド」に到着です。

「あれ、あのランクルなくなっている」と一年前の光景を覚えていることに、また一つ感心しながら、

今年はこちらでナナマル合わせ8台の車でオフロードを楽しむことになります。そういえば保有も8台となることとなり、10台枠まであと2台、放出候補もそろそろ考えていかねばなりません。
つづく

旅の途中、まだかまだか、いつ届くんだと楽しみにしていたスーツケースの横で、「なんでもほどほどだと成果もほどほどだから、のめり込んだり、一所懸命になるのはいいことだと思うよ。旅もね」といえば「うん」と聞いて旅の疲れを昼寝で癒し、

トヨタ博物館で仕入れたTRDキーホルダーを握りしめながらタコマ納車は一か月後でこれも楽しみにしつつですが、まずは来週納車のエクストレイルにてオフロード会、もちろんジムニーとともに、楽しみにしたいと思います。