こんばんは。
タイヤインプレッションする、する、と言いながら、遅くなり、えらいすんまへんでした。
さっそく、自分の感じたところを述べたいと思います。
■交換する前のタイヤ
左後以外:ブリジストン REGNO ※グレード忘れましたが、多分 GR-8000だったと思います。
2006年製造
左 後:ブリジストン ECOPIA EX10
2010年製造
スリップサインはまだ出ていませんでしたし、ディーラーの点検でも、溝深さはまだ十分あるということでしたが、ゴム質の劣化が見て取れて、大きな亀裂はないものの、表面の微細なそれはありました。
下の写真の、『BRIDGESTONE』 の、『S』から『T』に比較的長い亀裂が見えてますが、これが下になって、車重を受けた時、下記のように深いひび割れとなって見えてきたのです。
ところが、9月中頃、大阪に行ってた時、たまたま見たところ、接地してふつう若干膨らむ下側になったタイヤサイドに結構な割れが確認されたので、これはやばいと、タイヤを検討する間もなく、黄色い帽子で交換しました。
そこで、特価になってたものの中で目を引いたのが、上記、ピレリのタイヤと、黄色い帽子ブランドでハンコックから出しているタイヤでした。
自分は峠を攻めたり、サーキットを走ったりはせず、普通に下道&高速が快適に走れれば良いと思っているので、ポテンザやレグノなど高級タイヤを履く必要はなく、安い中国や台湾のタイヤを短いスパンで履いて行けばいいかな、と思ってましたので、最初は、後者のタイヤにしようと思ってました。
安くても、どうせまた履き替えたら良いかな、と思ってましたので。
ところが、黄色い帽子の営業の方は、やはりレガシィはパワーがあるので、ポテンザにして下さいっ!と固持するもので、ちょっと戸惑いましたが、上記、後者にしようと伝えると、それだけはやめてください~っ!絶対損する、お金をどぶに捨てるようなもの、すぐに減ってしまうし、と。
自分とこで出しているブランドを、そこまで言うか~?!と驚きましたが、高級タイヤになればなるほど、確かに利益率が高く、それよりもなにも、営業成績は上がるから仕方ないか、と思いました(笑)。
ハンコックのタイヤなら履いてみたかったので、かんまんでぇ~(阿波弁で『かまへん』)と言うと、ハンコックが確かに製造しているのだが、黄色い帽子ブランドでさらに安く作らせているので、質はめっちゃ悪いからやめて、と。
そこまで言われるなら、やはりピレリブランドは安心があるし、4本合計で、諭吉さん2人しか差がないとなれば、ピレリでイコカ!ということになった次第です。
■今回全交換したタイヤ
ピレリ Cinturato P1 黄色い帽子で特価になっていたもの 2015年製造
タイヤサイドが、以前のレグノよりも丸くなっており、サイドが柔らかく対応するようになっていることが見えます。さあ、どう転ぶか・・・・・?
タイヤサイドには、エコ関連のアイコンが並んでます。内容はだいたい想像できますが。
今までは洗車しても、タイヤが古く、茶色で白んでたので、全体的に古いなあという印象が拭い去れませんでしたが、タイヤが新しくなると、つまり、足元がピシッとすると、変わりますねえ。
洗車してピカピカにしたら、それば引き立つでしょうね。
バランス用の重りも、これでした。嬉しいです。
タイヤ交換の際、さすが営業も頑張っているメカニックさん、ハブの錆取り&錆止めを勧めてこられたので、お願いしました。
ビフォー
アフター
さて、本題になかなか入らず、すんません。
最初にお断りしますが、なにせ、今まで履いていたタイヤが、レグノとはいえ、製造からもう9年も経った、かなりゴムが硬くなったタイヤですので、それとの比較になりますので、その点、宜しくです。
そこで、ピレリのウェブサイトには、
『
並みのモノではない
~ドライ・ウェットを問わないコントロール性の良さと
高いコンフォート性能。
環境性能や安全性も高いスタンダード・グリーン・
パフォーマンス・コンフォートタイヤ~
』
とあります。
買った後に、こんな、凄いキャッチを知りましたが、結論から言うと、大げさなキャッチだとは思いません(笑)。
【柔らかさによるフワフワ感、ユラッユラッ感、ハンドリング感覚など】
黄色い帽子で交換が終わって、お店の敷地から歩道を横切り、歩道と車道の段差をドンッと車道に下りたとき、『あっ、やっぱり柔らかい』と、まだ、これが良く転ぶか悪いものとなるかは分かりませんが、タイヤが一瞬だけですが「ユラッ」としたのには、そう感じました。
以前、最初の愛機、レガシィBG7の時、ブリジストンのエコタイヤ『Plays』を履いたことがあり、これは、走っているとき、タイヤの柔らかさによる揺れが収まらず、ユラッユラッという揺れが大なり小なり続いたからです。
その“悪夢”が蘇りましたが、意外としっかりして継続した揺れにもつながらず、ホッとしました。
路面の状況でも、長いスパンで見た場合の、道路の大きな盛り上がり、波打ちによって、大きな周期の揺れに繋がる観点から言うと、それはすぐに収まります。
適度に柔らかく、しかし、タイヤサイドがしっかりしているからなのでしょうね。
路面からの凹凸については、確実に優しくなって返ってきました。
以前はガチガチ(劣化していたせいもあるのでしょうね。)で、傷んだアスファルト路面なんかは、それはもう、車体が振動して、振動だけに『しんど』かったですが(失礼っ)、チンチュラートP1はそれをソフトに吸収しれくれるものの、嫌みをフィルターし、ロードインフォメーションはステアリングを通してしっかり伝えてきてくれてます。
また、カーブでは、曲がるまえに、タイヤのねじれというか、グワンというたわみが来るかっ?!と覚悟しましたが、それも問題なく、しっかりと耐えてくれ、安心してステアリングが切れます。
【静粛性】
確かに、新しいレグノには及ばないのかもしれませんが、古いレグノと比べたら、こちらの方が静かです。
タイヤ自体の響きによる騒音も少なく、車内に伝わってくる振動による騒音も少ないです。
上の柔らかさで述べたように、路面の凹凸の細かいショックを吸収してくれるせいでしょうね。
【転がり抵抗】
やはりエコタイヤなんでしょうね。
出来るだけ、遠くから信号を確認するようにしていて、赤の時、アクセルを早めに戻しますが、思ったより、つまり以前の感覚よりもスピードが落ちないんです。
だから、早めにアクセルを戻しても、結構ブレーキやエンブレが必要になってます(笑)。
また、スタート時も、スーッと進む感覚で、黄色い帽子から路上に出て加速したとき、おっ?!とびっくりしました。
まさに、転がり抵抗は確実に少ないことを実感します。
【高速道路】
以前と比べて、良くなったことはあっても、悪くなった点はほぼないです。
高速でのカーブも安心ですし、ロードノイズも静かで、凹凸もしっかり吸収してくれて、ほんとにこれ、特価で売っても良いの?!という感じです。
【総合印象】
タイヤ選びの口コミや、インプレッション見ていると、新しいタイヤにしてみたものの、コストを取ったら不満な点もあった、とか、コストも覚悟して高級なタイヤにしたけど、そこそこだったとか、いろいろ見ていたので、今回は安さを取ったゆえ、覚悟はしなきゃいけないかな、と思ってたのですが、正直、大当たり~っ!というのが偽らざる気持ちです。
そして、レガシィ水平対向6発の完全バランスのシルキィーなエンジンにぴったりで、それをさらに楽しくしてくれるタイヤでした。
結局、べた褒めですが、タイヤ性能を究極に求めない走りなら、これで十分というか、これで大満足、という結果でした。
サーキットを走るとか、峠を攻めることなどしないのであれば、これはおススメだと思います。
最後に、なかなか普段見れない、下回りは興味津々。
思わず、皆さんに見せるのが恥ずかしいですが、アップします。
錆を自分の手で落としてやりたいです。車検時、この上から錆止めを吹かれる前に・・・・・。
長くなりましたが、最後までお付き合い頂き、有難うございました。