こんばんは。
今日の夕方、2日間借りたフォードフィエスタを返しました。
通常の試乗とは違って、じっくり乗れました。
思いつくままに感想を書きたいと思います。
【エクステリア】
正面は台形を基本としたデザイン。
マセラッティの雰囲気も汲んでいる表情がかっこいい。
全体的に欧州車らしい塊感を持ちながら、流麗さも兼ね備えている。
特に、サイドのキャラクターラインが、流れるようなデザイン。
フロントライトの下端にはLEDライトが並んでいて、夜間はこれも光ります。
リアも台形を基本としてうまくまとめているなあ、と。
ずんぐりむっくりさは、あまりないのが良いです。
リアスポイラーも立派なものが付いている。
アンテナはルーフ前方に付いているが、あまり最近見られないですが、これも良いと思います。
バックミラーはドアロックと連動し開閉する。夜はドアオープンと一緒に開き、ウェルカムランプが両サイド地面を結構明るく照らしてくれます。
トラヴィックもそうでしたが、バックミラーの外側はミラーの曲率が変えられていて、死角が生じないよう広範囲まで映ってくるようになっている。(点々の外側がそれ)
アルミホイルはスポークが沢山あり、欧州車ゆえのブレーキダスト汚れの掃除が大変そうです。
なんたって、マイレガシィよりも断然車長が短い。それが、嫁さんには願ってもないことでした。
ドアハンドルは、すべてしっかりした太さがあり、安心して握れました。
なんか、いつまでも握っていたい太さでした(笑)。
これ良いです。
このドアノブのフロントドアのにはドアロック開閉ボタンがあり、鍵を身に着けておれば、このボタンを押すだけで開閉可能です。
それと、びっくりしたのは、写真を撮り忘れましたが、フロントガラスには全面に熱線が入ってます。
きわめて細く薄くて、目立ちませんが、夜には多少対向車のライトが散乱します。
これは、高級車にしか付いてない機能だそうです。
【インテリア】
ステアリングは、少し小さめですが、良いサイズで、わりと太く、表皮は革でしっくりきます。
クルコンやオーデフィオコントロールなども手元にあり、デザインも洗練されてます。アルミの削り出しっぽいメタルな感じのアクセントが良いです。
ただ、ホーンは鳴らしにくかったです。
コックピットは、いい感じに包まれ感があり、また、インパネは曲面をうまく活かし、チープさはほとんど感じられません。
夜の様子です。さりげないアンビエント照明が良いのと、アクセントに少しだけ赤のイルミが付いてます。
ハンドブレーキの横にあるカップホルダーにも赤のイルミがちょっとだけですが、良い感じです。
スピードメーターはいわゆるブラックフェイスメーターで昼でも鮮明。
メーターデザインは簡素だけど、(日本車のような)チープさは感じられません。
ナビは付いてないが、バックカメラは標準で付いている。
オーディオはソニー純正で、8スピーカーで音響もかなり良いです。
ただ、レガシィのマッキントッシュからみれば、音が篭っていました。
こんなところに、集中ドアロックがあります。これは便利ですね。
エンジン始動は、もちろんスイッチ一つです。
インパネは、弾力のある素材で出来ていて、チープさは皆無です。
ルームミラーは自動で防眩になります。なのでかどうかわかりませんが、結構分厚いです。
ライトスイッチは、ドイツ車です。前後フォグライトも標準です。
シフトレバーも、サイドにスポーツシフトが付いてます。これも嬉しいところ。
そして、なんと、その後ろにはUSBコネクタも付いていて、デバイスをつないで聴けますし、充電もできます。もちろん、上記のオーディオにはブルートゥース機能もあります。
シートは固すぎず、結構包まれて保持されます。これも良いです。表面はファブリックですが、チープ感ないです。
角度調整はダイアル、座面高さ調整は手動ポンピング、前後調整はレバーを上げて手動調整で、全部手動ですが、そのシンプルさで十分です。特に、角度調整のダイアルは安心感があります。ドイツ車ですね。
後席は、足元は結構広いですが、どうしてもコンパクトのサガでしょうか、頭上はちょっと狭い感じがしますが、頭が当たるまでは行きません。
ドア内側パネルも、しっかりとまとまってます。
最後に、コンパクトの泣き所、荷室です。狭いですが、2段になっています。
【走りとエンジン】
初めて試乗した際、お店から路上に出るとき、まず感じたのは、軽く踏んだアクセルでも、グンとトルクが出て、加速がストレスフリーで、えっ?!このエンジン、これで1リッター?!って驚きでした。
しかも、単なる大排気量のパワフルさとは違い、スマートだけどトルクのある、怖くない、身の丈にあった、自然な加速なんです。
そして、その後、流れに乗るため踏めば、静か過ぎでもなく、うるさ過ぎず、まるでマニュアルを繰っているような、ギア変速の小気味良い吹け上がり音に気持ち言ったらありゃしない。
楽しいの一言です。さすがは、エンジンオブザイヤーを3年連続で受賞しているだけのことはあります。
走ったら、止まる、ブレーキはというと、踏み始めから剛性のある、しっかりしたものでした。
国産に多い、いわゆる柔らかいものとは違って、踏めば踏むだけ、リニアに効くというものです。
安心感あります。さすが、ここも欧州然としてます。
足回りは、ガチガチとは違った固さと、わずかに全体的にフワッとしている部分も若干感じられるのですが、それが全然嫌味がないというか、快適。
硬さと柔らかさがこんなに補い合っているとはびっくりしました。
試しに信号のない直角カーブを50キロくらいで曲がりましたが、アンダーやオーバーステアはなく、ロールもほとんどなく、びっくりするほどタイトに曲がってくれました。
ボディ剛性があるからなせるわざだと思います。
ボディ重量が1.1トン程度なので、重厚感は少なくなりますが、それでも自分には十分な重厚さを持っていると感じました。
全体的にチープさはほとんど見つかりませんでした。
あと最後に、びっくりしたのが、給油口ですが、外蓋を開けると、中には蓋がないのです。
なので、閉じている入口に給油ノズルをガッと突っ込むと給油口が開く、終わって抜くと給油口が閉まるというものです。
以上、思いつくままでしたが、1リッター3気筒エンジンの面白さ、そして欧州車らしい剛性感と、固いけど気持ちのいいサスペンション、流麗なデザインなど、総合的にかなり高水準に乗りたくなるクルマでした。
確かに、荷室の狭さや後席の若干の狭さ、ハイオク標準などありますが、総じて楽しいクルマだと思います。
久々に、運転が面白いクルマに出会えた満足感を得ました。
試乗終わって、今日夕方返した際、試乗キャンペーンということで、クオカードまで頂いて、ほんと恐縮でした。
この場をおかりして、Dラーの営業の方、有難うございました。
そして、レガシィに乗った瞬間、フィエスタとは全くちがった重厚感と、スバルの歴史を感じる名車の良さを改めて感じた次第です。
フィエスタとはまた違った、レガシィって、なんて運転しやすいんだ、という、レガシィの乗りやすさって言うんでしょうか。
視界、視線の高さ、見切りの良さなど。
あっ、また、自己満でした。
以上、最後まで読んで頂き有難うございました。
失礼しました。