
ハブボルトには≪テーパー座≫≪R=球面座≫があるのは、みなさん当然ご存知ですよね。
≪テーパー座≫は60度と決まっているので問題ないのですが、では≪R座≫に種類があるのはご存知でしょうか?ちょっと長いですが、安全面の話なので最後まで読んで下さいませ。m(_ _)m
当然ネジ径とネジピッチにも種類はあるのですが、ここではパサートに使われている≪M14/ピッチ1.5mm≫に限って話を進めます。
Rは半径のことですから、当然丸みは数値で表されます。年中図面とニラメッコしてる職業柄、≪R座≫と一括りにすることに始めから違和感あったんですが、18インチを履いたときにもABやタイヤ舘でも≪R座≫というだけでロックナットやロングボルトが用意されました。
ところが先日KWからビルに組み替えるときにショップさんで指摘されました。
『ボルトのRが大きくてホイールのボルトホールと≪面≫でなく≪線≫で当たってる』
言われて見ると確かにボルトもホイールも線状に削れたようになっています。OZのホイールに≪R14≫のロングボルトの組み合わせです。
写真はOZに添付されてきた言わばOZ純正ボルトなんですが、仕事で使うRゲージを当ててみると見事に≪R12≫がぴったりです。
問い合わせていたABからも回答があって、
OZのホイールは全て≪R12≫になっているとのことでした。ただし
輸入車用のM14のホイールは≪R14≫が一般的だそうです。私が調べた
こちらのHPでもそのようなことが書いてあります。ロックボルトを手配したABもロングボルトを手配したタイヤ舘でもまったく知らなかったそうです。もちろん双方とも先方の負担で再手配してくれることになりました。
話はこれで終わりません。
先ほどリンクを張ったページをよく読んでみると
、『主にVW・AUDIなどに使用される形状の専用ボルト』として≪R13≫があるではないですか。私の手元にある純正ボルトをゲージで測ってみると確かに≪R13≫です。ということは、一般的な輸入車用ホイール(R14)でもOZ(R12)でも純正ボルトは流用出来ないということなんですね。半径にして1mmの違いですから、私が間違えてたように≪R12≫用ホイールに≪R14≫ボルトを使うほどの線当たりにはならないと思いますが、安全に直結する部分ですので、流用は避けるべきでしょうね。
Posted at 2007/06/06 21:52:41 | |
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