昨年までのパイコンの流れを継ぎ、更にメーカー問わずのオープンクラスも追加された国内最高峰のカーオーディオコンテスト、
第1回ハイエンドカーオーディオコンテストが
2015年9月12日~13日の2日間に掛けて、石川県小松市の、こまつドームで開催され、私もエントリーしてきました。
基本的にパイコンのサウンドと、自分の目指すサウンドとはベクトルが異なるので、当初は興味ありませんでしたが、たまたま今回の課題曲を聴く機会があり、試聴したところ私の大好きなジャンルの曲ばかりでしたので、急遽エントリーすることにしました。
エントリーするにあたって以下の3点を徹底的に拘りました。
①MAYAさんのメローで哀愁の漂う歌声が、ベースを基調としたエネルギッシュな演奏に沈み込ませないこと
②Stravinskyは、ティンパニーと大太鼓の鳴りの識別化、特に大太鼓の音は生音を聴く機会があり、その音が記憶に残っていたので、徹底的にリアリティを追求しました。
まずこの音を越える車は他に無いと自負しています(^^
また毎年行っているN響コンサートの楽器の鳴り方、配置感を元に、本曲の楽器類の配置を想像し
前列の大半を占めるバイオリン、右側にコントラバス
2列目にトランペット、オーボエ、ピッコロなどの管楽器
後方列はティンパニー、その左側に大太鼓と、
広大なコンサートホールのステージイメージと奥行き感を再現するようにしました。
③それぞれの音量設定
しかし、エントリー申し込みしてから2か月後に、
軽い熱中症から、持病の難聴が悪化し、現在に至るまで最悪な日々を送ってしまうことに(;_;・・・・
我が子のように育て上げ、これまでのコンテストでは徹底的に自分の音に拘りチャレンジしてきただけに、ここでショップに委ねるべきか悩みました。
しかし、マイスターの佐藤社長とは、サウンドDNAが同じなので最終的にチューニングをお任せすることにしました。
そして、いよいよコンテスト開催日です。
初日はオールパイオニアの審査だけなので、現地には15時30分頃に入場
さすが国内最高峰のパイコンの流れをくむイベントだけのことはあります。
会場の雰囲気も今までのコンテストと異なり、緊張感の漂う空気感は半端無いですね

エントリー台数は、90台ほど?と思われます。
そのなかから、数台試聴させていただきましたが、やはりカロXは音が綺麗でお上品過ぎるので、苦手ですね(^^;
でもその中で1台だけ、際立ったサウンドの車があり私のハートを揺さぶりました。
で、私は偉そうにオーナーさんに”この音なら優勝できるんじゃ?”などと声掛けたのですが、審査結果発表前だったので、無言でした(^^;
で気になったのでエントリー番号を見たらDD27、ショップのデモカーで店長さんでした。
大変失礼しました(_ _;)
結果は4位でした。翌日に再度声を掛けたら、笑顔で応えてくれました(^^
(後から調べたら、ガレージショウエイの吉岡社長さんでしたm(_ _)m )
話を12日戻して
コンテスト審査時間に、楽しみにしていたMAYAさんのライブ開始
やはりライブサウンドは最高です(^^
ただ残念なことに、会場が音響的処置を施されていない会議場なので音響が反射しまくり!!
特に直近真後ろにあるボードに楽器の音が反射されていたのと
MAYAさんの声は旅館の宴会場のカラオケから聴こえてくるような微妙にエコーが掛かっていたし(==;
MAYAさんたちが可愛そうでしたね・・・どうせならドームの方で聴きたかったね・・・
そしていよいよ2日目です。
当日のエントリー車両台数は90台以上?
私の審査時間は昼からなので、前日の入賞車両を可能な限り試聴しました。
さすが、上位の車は良い音しています。
それぞれショップの特徴が出ていて、聴いて楽しかったですね
初めて試聴させていただいたAVカンサイさんのサウンドは、綺麗でかつ繊細な音
指定音量は低めながら情報量はタップリ!原音に限りなく忠実です。
私の指定音量の半分位なので、私のも少し抑えた方が良いのでは?と悩んでしまいましたが
過去の反省から、このままでいくことにしました(笑)
ジパングさんのは、対照的にエネルギッシュな音で、私の好きな鳴り方でした。
色々と聴いている中で、一番衝撃的だったのは、オール Pioneer システムclass(χ以外)で優勝されたAVカンサイさんのベンツ!!
P01の付属アンプと、サブウーファー用アンプは旧型のD8200と言う極めてリーズナブルなシステムながら
フルカロX+A09Xのシステムに負けない音が出ていました(私の主観)
音の出方は、P01搭載と言うこともあり、エネルギッシュなサウンドで、AVカンサイさんの別の一面を見させて頂きました。
でいきなり私のクラスの結果発表です。
下位から2位までの発表までひたすら”呼び上げるな!呼び上げるな!”と祈り続け
2位までに呼ばれなかった時点で”ヨッシャー!!”と心の中で叫びました(^-^v
でここで1位の発表で呼ばれなかったら話になりませんが、無事呼ばれました(笑)
表彰式での優勝インタビューで、優勝した安堵感と自分の音でチャレンジできなかった悔しさ、ショップの社長への感謝等、複雑に入り混じり思わず泣いてしまうという失態をしてしまいました・・・(;_;
一通り、表彰式が終わり、審査員による講評で、予想外の出来事?が!?
審査していただいた、潮先生が”本日の私の審査したのは40台ほどでしたが、その中で1位となった車は、軽自動車とは思えないほどのダイナミックなサウンドで本当に驚きました”との言葉を戴き、嬉しくて涙が出ました。
潮先生の審査が終わって、車から出られた時に”初めてのエントリーですか?”と尋ねられて
何か問題点でもあるのかと、不安になっていましたが、こういうことでした(笑)
佐藤社長曰く、パイコンの審査員が講評で、特定の車を絶賛するのは前例がない”と聞いて喜びが倍増しました(^^
色々とあった2日間でしたが、多くの勉強も出来ました。
昨年初めてコンテスト(arc audio sound contest)にエントリーしてから、今年6月のユーロコン、そして今回と3連続優勝することが出来ました(ミーティング系を除く)
そしてエントリーを重ねるごとに、自分が成長していくのが解り、次のコンテストが待ちどおしい日々でした。
そして更に精進し、コンテスト連続優勝記録を伸ばしていきたいと思います(^^v
但し、耳が回復することが前提ですが(^^;
