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2018年02月14日 イイね!

High End&Hi-Fi Car Audio Sound への覇道<スピーカー端子編>

第一弾 High End&Hi-Fi Car Audio Sound への覇道<序章編>
第二弾 High End&Hi-Fi Car Audio Sound への覇道<Fuse編>
第三弾 High End&Hi-Fi Car Audio Sound への覇道<電源ケーブル端子編>
第四弾 High End&Hi-Fi Car Audio Sound への覇道<電源の種類とケーブル雑学編>

第五弾 High End&Hi-Fi Car Audio Sound への覇道<スピーカー端子編>

スピーカーのターミナルへの接続は、平型(ファストン)端子が一般的ですが
ドアに取り付けているスピーカーの場合は、湿気の影響で端子部分が酸化しやすく定期的にメンテナンスを要します。


そこで端子部分の不安定さを解消するために、ハンダ付け・・・という手も有り、私も過去やった経験がありますが今では大変後悔しています。

得られる効果よりも、スピーカーへの影響やリユースする際の価値低下へのデメリットが大きい(;_;
特にターミナルの固定部にプラを使ってある場合は、そのプラが溶けたり時間とともに劣化したりして、最悪時にはジャンク品として処分しなければいけない状況となってしまいます。
※画像はESOTAR2 430のプラ製ターミナル部分です


最近はM&M DESIGNからスピーカー端子ダイレクトジョイントSDJ-02が発売されているので、ハイエンドサウンドを目指す方達の定番アイテムとなってますが、私の狭いシステムの環境では導入不可能なのでパス

と言うことで平型端子はそのまま使うとした場合、私の経験上で最もトラブルが多いのは平型端子部分です。

トラブル事例1(音圧が不安定:聴き始め弱く、暫くすると安定する)
     原因:端子サイドの折り曲げ部分が開き気味となり接触不良

       要因①安物の平型端子を使ったため材質的強度不足
       要因②太く柔軟性の無いケーブルを使っている。
     ⇒対策①オヤイデさんの商品など高品質な平型端子を使う 
       対策②適正な太さの電線を選ぶ

 そもそもスピーカーに流れる電流は、音圧派でない限り、普通の電流計で測っても表示されないほどの微弱電流で最大でも数百mA程度です(手持ちの電流計で測ったので正確でないかも)
 なので必要以上に太い電線で接続しても意味ありません。但し音響的に何らかの意味合いがあるなら別ですが、ここではあくまでも電気的な話と言うことでご理解ください。

 選択する際の目安として、外からスピーカー内のリード線を見て、それと同等か1クラス上のもの(16G前後)で十分です。
 だって太い電線にしても、最終的にスピーカーに流れる電流はスピーカーのあの細いリード線部分ですから限界があります。


トラブル事例2(音が途切れたりと不安定状態)
   原因:カシメが不十分で端子を引っ張たら抜けた(私の作業ではありません(笑)

   対策:オープンバレル用圧着ペンチでしっかりとカシメる。


◎裏技ハイエンドテクニック(平型端子、ギボシ端子共通)
  ①オープンバレル用圧着ペンチでしっかりとカシメる。
  ②更に電工用圧着ペンチで、とどめを刺す(電工用圧着ペンチのカシメ力は超強力)
   ※オープンバレル用ペンチでカシメた端子は強引に引っ張ると端子が抜けるが、電工用でカシメた端子はブチ切れる。
なので①だけならカシメ部分を強引に開いて端子を再利用することも可能だが、トドメを入れると再利用は困難です(^^

画像の圧着ペンチは、マーベルの MH-14
243mmと電工用としては小型だが、ラチェット式で1.25sq~14sq(16G~6G相当)まで対応できるので、電源配線からスピーカー配線まで幅広く作業出来る。


以上、第一種電気工事士ならではの最強テクニックでした(笑)

※私的経験ノウハウなので、異論・質問などは一切受け付けません( `ー´)ノ


次は<SP取付け用ネジ&ナット編>予定 
Posted at 2018/02/18 11:15:07 | コメント(1) | High End&Hi-Fi Car Audio | 日記
2018年02月11日 イイね!

High End&Hi-Fi Car Audio Sound への覇道<電源の種類とケーブル編>

第一弾 High End&Hi-Fi Car Audio Sound への覇道<序章編>
第二弾 High End&Hi-Fi Car Audio Sound への覇道<Fuse編>
第三弾 High End&Hi-Fi Car Audio Sound への覇道<電源ケーブル端子編>
第四弾 High End&Hi-Fi Car Audio Sound への覇道<電源の種類とケーブル雑学編>

電源の種類とケーブル雑学編

・カーオーディオで使用されている電源の種類には
1)ヘッドユニットやアンプなどの一次側電源用は直流(DC)
2)ラインケーブル及びアンプの二次側からスピーカーへ出力される交流(AC)
の2種類があります。


なのでスピーカーは交流電圧で駆動されています。
しかしアンプの二次側ターミナルには+-と表示されているので直流じゃないの?と思われる方もいらっしゃると思いますが、理由の一つに結線時の間違い防止があると思われます。
直流での読み方は +(プラス)、-(マイナス)ですが、交流では+(ホット)、-(コールド)と言います。

スピーカーが交流電圧なので、波形は山あり谷ありとなり
スピーカーの結線を間違えると、山ありスタートになる所が谷スタートになり、位相が逆になるために音圧が低くなったり違和感を感じる音になります。


但し家庭用の交流電源とは異なり微弱電圧電流ですので触っても感電したりすることは無いですが(舐めると痺れます(^^)、ショートさせた時は悲惨な結果を招く場合があります。
ヒューズが飛ぶ程度で済めば良いですが、最悪時はアンプが壊れたり、火災も無いとは言えないので、くれぐれもご注意を!!

なお交流と言っても疑似的なものですのでテスターにてDCモードでも一応表示します。
ミッド若しくはツィーターを逆相設定にしている場合は、そこだけ逆相表示(マイナス)となるのでテストリード(測定棒)を逆に接触する必要があります。

と言っても、通常DCモードで測定する必要もないですが(笑)

・DCとACの電線に流れる電流の特性
直流電流は導体の全体に電流が流れるために効率が良いのですが(下図左)
交流電流は「表皮効果」と言う現象があり、周波数が高くなるほど導体の外側を電流が流れる特性があります(下図中)


一般的には電子レンジやインバーター等の高周波機器の世界で主に考慮されていますが
家庭用電源の50、60Hzでも僅かながら発生します。
なので送電線の中心は引張強度を優先した鋼線を内蔵し、外側に導体抵抗の小さなアルミ材が使われています(上図右端)

話がそれましたが、より高周波域の電流が流れるTWに使用する電線には導体の表面を銀でコーティングされている電線を使用すると言うのは理にかなっています。
シルバーコーティング電線は割高ですが、その分1ランク細い電線を導入する手もあります。
細くすることでSNも高くなるし、より繊細な音を再生出来るかもしれません。

ではシルバーコーティングされた電源用電線(アコハなど)を使うのは意味がない?かと言うとそうでもありません。シルバー(銀)は導体材料としては最も優れた物質です。電気抵抗率や熱伝導率的にも金属の中で最も優れています。

電線を敷設する際に最もロスが出易いのが中継点(主にターミナル部分)で、接触抵抗増加ロスや発熱ロスもあります。そこのロスをシルバーコーティングが補ってくれます。

・温度と機材の相関
基本的に、電線は温度が低いほどロスが小さくなる。
対して電子機器(ヘッドユニット、DSP、アンプなど)はある程度温度が高い方が良い
と言っても人間が耐えられないほどの高温環境は電子機器も耐えられません。

電子機器のメーカーの測定室は恒温室で一定温度(20℃?)の環境で作業しています。
かと言って車の中では常にその温度を保つのは不可能なので、オーディオを聴いている時の車内環境としては20℃~30℃(機器本体表面温度は40℃以下)が最も性能を発揮出来るでしょうね。


電線は低い温度の方が良いと言っても導体(銅線)部分の話で、導体を覆っている被服は材質の耐久性にも影響するので、程ほどが良いでしょうね
概ね0℃~40℃程度が理想的でしょう。
と言っても理想論の話で、実際にはエンジンルーム内でバッ着している場合は、接続部周辺は60℃前後になるでしょう。但し、絶対的に長い車室側はそれよりも低いので影響はありません。
その点、車室内にオーディオ用サブバッテリーを積むと言うのは、様々なロスを低く出来るのでお勧めのアイテムでもあります。

ただ気になるのは、フロアマットと吸音材をめくってケーブルをシャーシーにダイレクトに敷設している車をたまに見かけますが、シャーシーはマフラーやエキゾーストパイプの熱で高温になり易い条件下にあります。
走行中であれば、気流で冷やされると思いますが、カーオーディオの場合は長時間停車して聴く場合が多いので音響的にはお勧めできません。
また金属部分に直接触れると言う事は、被服の損傷なのでショートする可能性も否定できません。
出来るだけ吸音材とマットの間に敷設した方が良いのではと思います。

カーオーディオコンテスト会場で稀に燃料がもったいないのか事前にウォーミングアップさせずに、いきなり本番に挑む方を見かけますが、上記温度との相関で、まず入賞は望めないでしょうね(^^;

と言っても、長々とエンジン掛けっ放しの音楽流しっ放しは、これまた逆効果なので
審査を受ける20分ほど前からウォーミングアップさせていた方が良い結果が出る可能性も増すかもね

※以上、私的経験雑学なので、異論・質問などは一切受け付けません( `ー´)ノ
Posted at 2018/02/11 11:47:36 | コメント(0) | High End&Hi-Fi Car Audio | クルマ
2018年02月03日 イイね!

High End&Hi-Fi Car Audio Sound への覇道<電源ケーブル端子編>

第一弾 High End&Hi-Fi Car Audio Sound への覇道<序章編>
第二弾 High End&Hi-Fi Car Audio Sound への覇道<Fuse編>

第三弾 High End&Hi-Fi Car Audio Sound への覇道<電源ケーブル端子編>

電源ケーブルをターミナルに接続する方法には色々とあるが、代表的なもので
1・オーディオテクニカのバッテリーターミナル
一次側ケーブルの銅線を直接ターミナルに差し込みイモネジで圧着、二次側は圧着端子で接続する。
alt
2・ダブルリングタイプのバッテリーターミナル
全て圧着端子での接続となる。
alt

前回の「High End&Hi-Fi Car Audio Sound への覇道<Fuse編> 」で金属の抵抗値の比較を記載しましたが、低い(優れた)順から”銀”⇒”銅”⇒”金”

ケーブルの被服を剥いて直接ターミナルに銅線を差し込んでネジで固定するのが最適ですが
アコースティックハーモニーの銀コーティングのケーブルを使えば更に理想的でしょうね(^^

直接ターミナル差し込み接続以外では圧着端子しか方法はないと思われますが
一般的にカーオーディオ用圧着端子は金メッキ表面処理品が主ですが、
ただ接触抵抗的には金は上位3種の中では最下位

銀メッキの圧着端子は聞いたことが無いので、次に来るのが”銅”となる。
金メッキの端子をメッキを剥がせば、銅地となるが勿体ない

そこでホームセンターなどで売っている安価なスズメッキの圧着端子の表面を削って利用する方法
かと言ってブランドの解らないものは純度的に不安なので、ここはやはり信頼度の高いニチフか日圧(JST)を使うのが無難(^^
alt
削る際の注意点として、出来る限り表面は平滑にする必要があります。仕上げ状態が粗いと溝の部分が酸化するし、また接触面積も僅かですが減ります。
画像のものは荒仕上状態で、この後ルーターを使って研磨仕上げします。
メッキを剥がすのはターミナル接触部分だけでなく、導線を差し込む穴の部分も丸ヤスリかドリルで削り落とします。
但し、平面部で剥がすのはターミナルが接触する面だけでナット側は削る必要はありません。

高価な金メッキ品を使わなくても、安価な端子を一手間加えるだけでよりロスの少ない通電環境を作れます。

但し、この作業をショップに依頼したりすると、金メッキ端子よりも高額になると思いますので、自作の自信が無い方は金メッキ品をそのまま使われた方が良いでしょう(^^


以上で本日は終わり

次は、<電源の種類とケーブル編>を予定※変わるかも
Posted at 2018/02/03 17:02:34 | コメント(2) | High End&Hi-Fi Car Audio | クルマ

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