
いよいよ7日間楽しませてもらった九州ともお別れする日が来ました。
それでも自宅までは1000Km以上も離れている訳で。
サッと帰ってしまう僕の旅では有りません!
まだまだ楽しみにしている予定地は沢山残っていますから。
それでは4月12日の大分から四国へ渡り、ひょんな事から見つけた寄り道を経て松山までの記録を必死に思い出して見ましょう。
画像赤丸部分の厳密に言えば未走行となっている沿岸ルートも潰せるし、一挙両得かな。
“別府港一般駐車場”

この駐車場、夜間駐車なら¥600で車中泊できます。
トイレは道を挟んだ公園トイレ(結構綺麗)が利用できるので便利です。
この時は時間が短かったのか、出庫時の料金は¥500でした。
画像は朝8時に“別府港一般駐車場”で目覚めたcw号です。
午前中は時間に余裕が有ったのでかなりの朝寝坊しちゃいました。
しかし目が覚めると、シェル屋根を叩く雨音が!
雨降るなんて「聞いてないヨ〜」、折角昨日洗車したのに・・・。
それでも走行し始める頃には止みそうなのでそれ程汚れることも無いでしょう。
TV見ながら朝食

ここではバッチリ4局も受信出来た地上波TVを見ていたら?
昨日“糸島”でロケしていた“飯尾”さんが映っています。
が、まったく違う内容でした。
そりゃ〜そうですよね! 昨日の今日で放映出来る訳ありません。
お洗濯

まだ路面は濡れているけど、そおっと走れば汚れも少ないでしょう。
と、この旅2回目のコインランドリーへ洗濯にやってきました。
前回と同じチェーン店なので機械も一緒、洗濯30分に乾燥20分を要しました。
再来店

また来ちゃいました。
“レストラン東洋軒”です。
昨年食べた“とり天”が食べたくて。
開店すぐの午前11時に到着すると既にお客さんが一杯で驚きました。
水曜平日のお昼前ですヨ!
ハイ・ポーズ

それでも『お一人様』の僕はすぐに2階の2人席に案内されました。
去年のブログにも登場している駐車係のオジサンが「ハイ・ポーズ」(笑)
本当に愉快なオジサンで、去年の「いらっしゃいませ」ポーズの写真を見せたら「又来ていただいて有難う御座います〜」と喜んで貰えました。
もしかして、この人ってお店の重役だったりして・・・。
たまにあるパターンですよね。
柚子とり天定食

去年はノーマルだったので、今年は“柚子とり天定食”(¥1404)にしてみました。
もう何も言うことは有りません。 強いて言うなら「また来て良かった!」です。
お土産に“東洋軒かぼす酢醤油”を2瓶購入しました。
これをかければウチの天ぷらも美味しくなるかな? (笑)
退店時に「来年も又来るので覚えていてね〜」とオジサンにご挨拶。
あっ、言っちゃった! (笑)(笑)
“道の駅・さがのせき”

別府湾沿いに“道の駅・さがのせき”までやって来ました。
かなり小さめな道の駅です。 ここは当初宿泊地候補だったけれど、変更して良かったかな?
四国が見える?

ここからなら見える筈の四国は霞んでいました。
もうこの頃になると天気はピーカンで、気温も暑い位になっています。
甘夏みかん

知らなかった!
大分は甘夏みかんの発祥の地のなんですね。
なんでも突然変異で出来たと説明書きが有りました。
お土産&デザート用に5個入りを3袋購入します。
僕は柑橘系大好き人間なのです。
恥ずかしがり屋さん

cw号に戻ると近くに来ていた一風変わった出立ちの人に声かけられました。
お手製のサイドカー!でやって来ていたオジサマです。
スチールパイプを溶接して作ったそうで、我シェルを見て溶接に関する問答が始まりました。
また、以前埼玉に住んでいたことも有り昔話にも花が咲きました。
で、「見せてよ」となる訳ですが、パチリの瞬間にサッと避けられてしまいました。 とっても恥ずかしがり屋さんだったみたい。
その割には白髪をポニーテールにするなんて意味不明です。(笑)
「それじゃ〜お先に」と颯爽と走り去っていきました。
土地柄なのでしょうか?、去年もそうでしたが九州では話しかけられる事が東北/北海道より多く感じます。
悪い気がしないどころか嬉しいんですがね。
“国道九四フェリー 佐賀関港 フェリーターミナル”

僅かに残していた九州沿岸未走破部分だった別府からここまでを塗り潰して到着したのが“佐賀関港 フェリーターミナル”です。
昨年とは逆向きに今年はここから四国へ渡ります。
あとちょっとの所で午後1時の便を逃してしまいました。
そして次の午後2時の便も誘導係の人に「ギリギリですね、もしかすると乗れないかも?」と言われちゃう始末。
それでも待機の列の後方に並びました。
四人連れのオジサマ

cw号の前に並んでる乗用車に乗った四人連れのオジサマに話しかけられました。
4人で2泊3日の九州旅行を終えて、愛媛の地元へ戻るところだそうです。
愛媛のそれも“内子町”だったらこのフェリーを降りればすぐの場所、「2泊3日だって結構廻れるよ」との事でした。
当然cw号シェルの中も紹介する事になるのはもうお約束の様なもの。
これから僕が行く愛媛の見どころなんかのアドバイスを頂きました。
(その殆どが内陸部だったので今回は無理でした)
そうこうしている内にあっという間に待ち時間の40分が過ぎていきました。
そして驚いたのが僕が一番年上だったと言う事! (人は見かけに・・・)
なので、オジイサンでは無くオジサマとしました。 (笑)
乗船

ラスト3台のギリギリ乗船でした。
これでスケジュールはオンタイムです。
これなら急遽予定変更して周るつもりになっている場所へも行けそうだ。
去年お世話になりました

上甲板に上がって見たら、去年逆向きでお世話になった“遊なぎ”号が停泊しています。
この航路って名前を見て判る様に、国道197号扱いに成っているからでしょうか?
1時間ごとに今回乗船した“速なみ”号ともう一隻の“涼かぜ”号と併せて3隻でピストン輸送しています。
出港

7日間楽しませて貰った九州とお別れです。
デッキには先ほどのオジサマも出ていました。
70分で全長4m以下¥8200はとてもお得な航路だとおもいます。
また利用したいナ。
“佐田岬灯台”

航路の半分を過ぎると昨年空撮した“佐田岬灯台”が見えて来ました。
しかし佐田岬半島は細長く、入港する“三崎港”ではまだ30分位はかかります。
入港

“三崎ターミナル”に接岸しようとしています。
撮影なんてしている場合じゃない。
もう他のドライバーさんは車両デッキに降りてしまっていますから。
さてさて、四国に上陸しましょう。
cw号に戻った僕にオジサマ4人から「気をつけて行ってね〜」とエールを貰いました。 ほっこりしますネ。
“道の駅・瀬戸農業公園”

昨年の春旅往路で車中泊した“道の駅・瀬戸農業公園”に立ち寄ってみると改修工事中でした。
結構古めの施設だったので改装するのでしょう。
ここからメロディーラインが始まります。
先行車が思いのほか低速走行だったので、追従したcw号が奏でた♪みーかんのーはーなーがーさあーいてーいるー♪はとてもスローテンポでした。
急遽の寄り道

四国に上陸したcw号は、当日の朝に見つけてしまった寄り道行動に入ります。
宇和島湾に蓋をする様に浮かんでいるこの“九島”に見逃せない文字が!
正規ルート上の“八幡浜市”からは往復100Km以上になる遠回りになってしまうけれど、『ゴジラ岩探訪家』としては行くしか無いでしょう。
“九島大橋”

フェリーが予定より一便遅くなってしまったので、時短を考慮して“松山自動車道”を走行した事により、タイトル画像の赤丸部分は走り残してしまいます。 そして時間と引き換えに走行距離も30Kmも上乗せされてしまいました。
この“九島大橋”に到着したのがもう午後4時半になろうとしています。
初体験

いや〜、“九島”上陸後からのルートには参りましたね。
漁港を過ぎたあたりからのその道幅の狭さよ!
すれ違い不可なんてもんじゃないっ!
このまま進んでもしUターン出来なかったらアウトだな・・・。
何とか到着

決死(大袈裟で無く)の思いで何とか到着できました。
前の画像はこの標識がある所で、ここだけ何故か道幅が広くなっていました。
これであの超狭い道をバックで戻ると言う決死行動をしなくて済みます。
ホッと一安心。
表示されている『箱崎→1.0Km』が僕史上最高難度の道でした。
見える?

これがその“ゴジラ岩”なのですが・・・。
そうは見えないです。 情報ではもっと口?の部分が小さかった画像を見ています。 荒波で崩れちゃったか?
折角決死の思い出ここまで来たのに・・・。
別方向

思い切って階段を降り、波打ち際で足を濡らしながら撮影したのがコレ。
上の方の穴が目? なるほど、これならゴジラに見えなくも無いナ。
ここまでの苦労が脳に働きかけてそう見せちゃうのか? (笑)
でもこのショットで報われた気がしました。
ではその他の“ゴジラ岩”を北から
北海道知床ウトロのゴジラ岩

一番大きくてそれらしい。 高さ15m
秋田男鹿半島のゴジラ岩

首から上だけだけど、大きさは中位。
石川県能登半島のゴジラ岩

近寄って撮影出来ない事もあって小さく見える。 3m位?
以上、ゴジラ岩4体でした。
もう現れないでくれっ! と言うかもう調べるのよそう・・・。
“モスラ岩”

因みにここの“ゴジラ岩”の向こうには“モスラ岩”も有りました。
が、これはこじつけが激しい様で・・・、 (笑)
さて来たら帰らないかん訳で、幸運にもUターン出来たcw号は引き返します。
軽自動車ギリギリの道幅

ご覧の様にcw号の幅でもギリギリにしか道幅が有りません。
しかも所々で枝が側面をこする音が!
この撮影の為に降車するにもドアがチョコッとしか開きません。
最大の難所

左側は壁、右側は既にドアミラーが海の上になっています。
本当に道幅は1.5m有るか無いかでしょう。
正面から撮影しようにもドアを開けたら海にドボンです。
ここをバック走行で戻るなんて、正に決死ですよ!
今思い返しても背筋がゾクッとちゃいます。
給油

対向車線が有るって幸せ! (笑)
宇和島市内まで戻って“道の駅・うわじま きさいや広場”で一息入れて、その先のSSにて給油しました。
473Km走行して33Lの給油だったので14.3Kmの燃費です。
33Lの給油って、“九島”では既に警告灯が点灯していた筈。
それに気づかない程緊張していた証ですね。
“ゆうやけこやけライン”

時刻は午後6時30分でこの日の日没は6時40分、しかし水平線に有る雲が邪魔になっています。
折角宇和島市から70Kmを1時間で駆けつけたのに、綺麗な夕日は拝めませんでした。
“下灘駅”

かつて『日本で一番海に近い駅』とされた“下灘駅”にやって来ました。
今では埋め立てられた下側を国道が走っていますが、それ以前はホームが波打ち際だったそうです。
無人駅

ホッコリする佇まいの駅舎ですね。
1935年築だそうです。
鉄ヲタさんの聖地?

駅舎内部には鉄ヲタさんが喜ぶ展示物が多数有りました。
古い写真には僕も興味を惹かれます。
ホーム

あの向こうに夕陽が沈む光景が見たかった!
『男はつらいよ』で寅さんもあのベンチに座ったのかな?
列車到着

丁度列車がやって来ました。
詳しくは判りませんが、2両連結でも違う車種で運行されてます。
撮影大会

それまで僕以外は無人だったホームに大勢の乗客が降りて来ます。
その数の多さには驚きました。 15人以上はいたな。
全員がヲタさんだったようで、撮影に大忙しです。
長めの停車時間はその為の配慮なのかな?
再び乗車する人と残る人がいました。
女性多し

また予想外だったのが、女性客の多さです。
海を見つめるポーズでしょうか、代わる代わる撮影していたので「後ろ姿なら撮影しても良いですか?」と聞いた上でのパチリです。
そして即席カメラマン僕が登場したのは言うまでも有りません。
撮られ慣れている? 二人並んだ後ろ姿のポーズは中々堂に行っていましたヨ。
彼女ら二人は次の列車でこの日の宿泊地へ向かうそうでした。
かつては海

かつては海だった国道に降りてから撮影しています。
夕闇に光る灯りが風情有りますね。
まだホームで撮影している人がいました。
“道の駅・ふたみ”

“道の駅・ふたみ”までは5Km余りですぐに到着です。
この道の駅が素晴らしかった!
展望デッキ

長〜い木製の展望デッキが海に面しています。
また広い更衣室も有り、夏は海水浴客で賑わうのでしょう。
もうお店は閉店していましたが、利用したトイレの綺麗な事!
モニュメント

施設から海に向かって整備された道の先にはこのモニュメントが。
しかも施設からのスポットライトがその道を照らしながらココにも到達します。
その光景は正に『光の道』でした。
数秒単位で色が変わる事にも驚きました。
夜間閉鎖

cw号を駐車したこの駐車場は夜間閉鎖だそうで、車中泊は出来ないのかとおもったら施設の反対側にもっと大きな駐車場があり、それちは閉鎖されないようです。
すごい数の車中泊車が止まっていました。
僕も予定が合うのならここに泊まりたかった!
それ程綺麗な道の駅でした。
今日のお風呂

“松山市”なら有名な“道後温泉”が有るのですが、僕はどちらかと言うとスーパー銭湯派なのでここに来ました。
“松山駅”から3Km位の“久万の台温泉”です。
予想外

このお風呂、市街地に在るのでさぞや混雑しているのかと思いきや!
僕が訪れたのはまだ午後7時台なのにガラ空きでした。
そうなると「人気無いの?」と心配になるのですが、案に反してとても気持ちの良いお風呂でした。
サウナなんてリニューアルされたばかりで清潔感そのもの、檜風呂に岩風呂にサウナ/水風呂と設備に怠り無くとてもゆったりと過ごせました。
食事は出来ないけれど、営業時間が0時までと長いので時間を気にせずに済みます。
道路の奥まった所にあるのでアクセスがちょっと判りにくいのが欠点かな。
cw号は周辺をグルグル徘徊しちゃいましたから。
それを考慮してもここは○でしょう。 ¥550
晩御飯

晩御飯はココ、“丸源ラーメン松山中央通り店”にしました。
お風呂でゆっくりし過ぎてしまったので午後10時の来店です。
そう言えば去年も“四万十”で利用しましたね。
海鮮離れ

思い起こすと海鮮料理は10日の“志賀島”から食べてないナ。
まあこの先幾らでも食べられるから良しとしましょう。
で、メニューは『柚子塩とりラーメン』に『鉄板玉子チャーハン』の中にしました。
いつもの安定の味を楽しめましたが、このお店の繁盛ぶりには驚きました。
午後10時を過ぎてもお客さんが絶える事なく満席状態のまま。
去年の“四万十”では午後8時でも僕一人だったのに・・・。
まあ、こっちの方が大きい町ですからね。
そこからおよそ20Km走行して翌朝の予定に丁度良い“道の駅・風早の郷・風和里”を宿泊地としました。
午後11時にもなっていたので即ベッド状態にして「おやすみなさい」でした。
この旅で一番疲れた日かも? (距離/酷道/時間的焦り/長湯)
○ 立ち寄り道の駅
さがのせき
うわじま
ふたみ
風和里
○ お風呂
久万ノ台温泉 清潔/豊富/営業時間長し ¥550で○
○ ハイタッチ
0回
※ 走行距離263Km 計3451Km
こうして四国に上陸して『とんでもない寄り道』をした日でした。
それにしても、たったの70分でもフェリーに乗ると旅気分が一層盛り上がります。 【^_^】