カデンツァ

器楽曲では主に協奏曲の独奏者がオーケストラの演奏なしにソロ演奏をするパートの
ことで、独奏者が華やかな名人芸を披露する演奏の見せ場でもあります。

J・S・バッハ作曲ブランデンブルク協奏曲は、ブランデンブルク辺境伯に献呈された６曲
からなる合奏協奏曲です。六つの協奏曲はそれぞれ違った独奏楽器群と管弦楽で成
り立っていますが、楽器固有の魅力やバラエティに富んだ曲想が魅力の協奏曲です。


この第５番では、バッハは新しく入手したチェンバロが大そう気に入ったようで後半に
出てくるチェンバロの独奏カデンツァは普通じゃない長さ。




この日はジャネット・ソレルさんのバースデーだったようですね。





Apollo's Fire | The Cleveland Baroque Orchestra
Jeannette Sorrell, direction & harpsichord