最近よく聞く英略語 "SDGs" 持続可能な開発目標、Sustainable Development Goals.
国連で採択された環境保全、人権、貧困などの問題を解決していくために作られた国際
目標だそうだ。では、個人では家庭では何をやればいいのか調べると色んな事がありそう
です。
あ!こっちじゃない。300年前大バッハが記した "SDG" について書こうとしたんだ。
バッハは自筆譜の末尾に"SDG"と記しています。すべてではないが受難曲やカンタータ
など宗教曲に多くみられるそうです。
SDGとは、Soli Deo gloria(ソリ デオ グロリア)「神にのみ栄光あれ」と言う意味
のラテン語の略です。素晴らしいですねバッハの信仰心、美しく敬虔なる神への楽曲
バッハは自筆譜もとても美しい筆致です。私がいつも携行している買い物袋は一目で
わかるバッハの自筆楽譜がプリントされています。BWV 1041の譜面のようです。
レジ袋をやめマイバッグを利用するのもある意味SDGsなのでしょうか。
MIRARE レーベルの1枚は 《J.S.バッハ ただ神の栄光のために》
フィリップ・ピエルロ指揮 リチェルカーレ・コンソート, コレギウム・ヴォカーレ・ゲント
によるバッハのカンタータ
第21番 「われは 憂いに沈みぬ」BWV 21
第76番「もろもろの天は神の栄光を語り」 BWV76 と
オルガンコラール BWV639 他です。
BWV 21 はワイマール時代の大作、BWV 76は10年後ライプチッヒのカントル
就任後2作目のカンタータ、どちらも三位一体節後日曜日に演奏された作品です。
「もろもろの天は神の栄光を語り」 "Die Himmel erzählen die Ehre Gottes"
といえばハイドンのオラトリオ『天地創造』に素晴らしい合唱と三重唱がありますが、
BWV 76でも第1曲は、神の栄光を讃えるトランペットの前奏から4声のフーガが
たまらなくいい。
Die Himmel erzählen die Ehre Gottes, BWV 76 1, Chorus
MIRAREのもう一枚 ラ・フォル・ジュルネ音楽祭2021公式CD
ラ・フォル・ジュルネ(La Folle Journée)は、フランスのナントで年に一度開催される
フランス最大級のクラシック音楽の祭典。日本でも毎年5月ラ・フォル・ジュルネTOKYO
「熱狂の日」音楽祭が開催されます(今年は残念ながら中止となってしまった)上野春
音楽祭とともに毎年出かけていたが、最近はちょっと足が遠のいてしまった。
MIRARE レーベルは、ラ・フォル・ジュルネ音楽祭の芸術監督ルネ・マルタン氏がこの
音楽祭を記録するために創設したレーベルです。2021年のLFJテーマは「光明と霊感」
バッハとモーツァルトです。いずれもアリアと協奏曲やソナタのアダージョ、アンダンテなど
緩徐楽章のオムニバス集。ながら聴きにとてもいい。
《しりぞけ、もの悲しき影》 BWV202(結婚カンタータ)より「愛の修練もて」
Nuria Rial(S) です
ピアノ協奏曲第21番 ハ長調 K.467 アンダンテ
Bach - Mozart: La Folle Journée 2021
Bach - Soli Deo Gloria
Posted at 2022/06/25 23:46:04 | |
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