のバレエを上野ヘ観に行きました。年末年始には旧ソ連など来日バレエ
カンパニーの公演を観に行くのが常ですが、以前はキエフバレエと呼ばれて
いたウクライナ国立バレエを今年も観てきました。
演目も昨年と同じ『ジゼル』、ロマンチックバレエの傑作です。ロシアと戦争中の
ウクライナにあって侵略国の作曲家の演目(チャイコフスキーのバレエ作品)を
上演するのをやめているウクライナバレエ、日本からの義援金で新たに制作され
たのが『ジゼル』の公演です。
芸術監督・寺田宜弘氏の『ジゼル』ラストシーンは、ネタバレですが、
アルブレヒトはウィリの世界(死後の世界)でジゼルと再会できたが夜明けになり
ジゼルの墓前で一人残されるのではなく、ウィリの世界へ残り一緒になるという
ある意味でハッピーエンドなのだろうか。ロシアの侵攻ミサイル攻撃が続き多くの
犠牲者が出ている戦時下にあって、苦しむ人々の希望になればというメッセージ
なのかも、
開演前に演奏のウクライナ国立歌劇場管弦楽団のオーボエ奏者が一人モリコーネの
「ガブリエルのオーボエ」を奏でていたのに甚く感激、ちょっと得した気分です。

チケット購入時に主役ジゼルはアリーナ・コジョカルさんでしたが、怪我のため
ハンブルク・バレエ団プリンシパルの菅井円加さんに変更になっていました。
菅井円加さんのジゼル素晴らしかったです。
バレエの前に東博にて常設を鑑賞してきました。表慶館のHello Kitty展は
チケットを買わなかったのでスルー
ドラマによく登場する本館の大階段です。

太刀 備前長船景光(鎌倉時代)国宝 明治天皇の愛刀の一つでした。
真田幸村の当世具足(甲冑)のレプリカ

平成館 考古 正装女子埴輪 古墳時代6世紀 群馬県伊勢崎市出土
華やかに着飾った優しそうなお顔立ちの女子像です。ヘアスタイルは古墳島田、
うろこ模様に縦じまの衣装、腰には小刀をさげ耳より大きなイヤリングとネックレス、
ブレスレットを付けています。古墳時代のセレブのようですね。
Posted at 2025/01/06 00:05:49 | |
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