• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

jumar1828のブログ一覧

2021年11月10日 イイね!

転用

手元にあるCDのうちバッハのカンタータのものはそれほど多くないので、YouTubeで
聴くことが多いが、200数曲あるカンタータの何番を聴こうか迷う事がある。休憩の一時
とか、ながら聴きなので何番のカンタータでも良いのだが、

そんな時カンタータの一覧表がBWV順や教会暦順に検索できる便利なサイトがある。
バッハ愛に浸りたい時ときには教会歴の初演日で聴くことも一つ選択だと思う。
こちらでは対訳も英訳、日本語訳にリンクしているので聴くにあたってとても参考になる。

カンタータ BWV 52 《偽りの世よ、われは汝に頼まじ》 は、三位一体節後第23日曜日
1726年11月24日の初演とあった。ファンファーレに続き第2曲は、その数年前に作曲
した協奏曲の第1楽章からの転用です。初めて聴くと驚きますよね。


J.S. Bach - Cantata BWV 52 "Falsche Welt, dir trau ich nicht" (J.S. Bach Foundation)
https://www.youtube.com/watch?v=M-Yhp9T8G3s




第3楽章はこれとは別の世俗カンタータに転用されています。BWV 207 《鳴り交わす
絃の相和せる競いよ》 古いLPレコードです。この頃(1980年代)ペーター・シュライヤー
/ベルリン室内管の世俗カンタータ,ARCHIV盤をよく買っていました。

BWV 214 《鳴れ、太鼓よ!響け、トランペットよ!》
BWV 207 《鳴り交わす絃の相和せる競いよ》

このカンタータはレコードの解説によると、ライプツィヒ大学法学部のドクトル・コルテが
教授に就任した祝いに作曲を依頼されたカンタータとのこと。ドクトルの徳を称賛する
擬人化された人物、”幸福(ソプラノ)”、”感謝(アルト)”、”勤勉(テノール)”、”名誉
(バス)” がそれぞれ祝いの言葉を述べ、対話を交わしてドクトルの学識と栄誉を讃え
るという筋書きになっています。




こちらもマーチに続き第2曲シンフォニアは、ブランデンブルク協奏曲 第1番ヘ長調
BWV 1046 の第3楽章です。しかも、2ホルン(コルノダカッカッチャ)は3トランペット
にかえて、ティンパニも加えられ華やかにアレンジされています。さらに合唱も組み込ま
れているから驚きです。バッハのパロディ手法は全くもって見事に尽きます。

でもパロディはこれだけじゃありません。カンタータの第6曲デュエット(ソプラノ,バス)の後に
再びBWV 1046の第4楽章メヌエットの第2トリオが高らかになり響きビックリします。
そして、終曲の合唱では”コルテばんざい” とヒートアップして締めくくる。これには当の
コルテ教授も大いに感激したのではなかろうかと思ってしまう。



更にバッハはこの演奏の9年後、BWV 207a 《いざ、勇ましきラッパの嚠喨たる調べよ》
として、楽曲はそのまま踏襲しリブレットを替えてアウグスト3世王ザクセン選帝侯の命名日
の祝賀曲にリサイクルしています。こちらの終曲も " アウグストばんざい 国王ばんざい" で
完結します。





所有する一番古いブランデンブルク協奏曲は、

バーゼル・スコラ・カントールム | アウグスト・ヴェンツィンガー
録音;1950-1953 モノーラル Archiv 西独盤


ピリオド楽器による演奏ではベルリン古楽アカデミーの独ハルモニア・ムンディ盤が気に入ってます。


Posted at 2021/11/10 21:03:26 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2021年11月09日 イイね!

停滞中

更新がだいぶ滞っていますが、単なる横着であります。出不精な毎日まったりと
過ごしておりますが、健康増進というよりかガタがきている足腰を少しは動かさないと
マズイと考えウォーキングなどやっています。

よくでかける遊歩道の周りには稲刈りの終わった田圃に稲ワラのロールがあちこちに、

トラクターに連結した稲ワラロール機(ロールベーラ―という名称らしい)が、コンバイン
で収穫後裁断した稲ワラをすくい取りロールにします。堆肥とか畜産農家が飼料に
したりするらしい。10数メートルの距離をすくい取るとトラクターが停止して機械の
ホッパーが開いてぽこんとロールを排出する。観ていてまるでめん鳥が卵を産むときの
様子を想像してしまう。




いつもの地点までウォーキングしてくると、近所の飼猫らしい茶トラが並走してきます。




20mほど並んで歩くとベンチがあります。休憩して行けばと促されるかのようにベンチで
一緒にひと休み。



更に追いかけて来られても困るので、ポケットに持参してきたカリカリを数粒あげて
またね。。


チャリで走っていたらこんな事がありました。

道路の両側は田んぼと用水路、道の真ん中でハイリスクな横断を挙行していた
のは、


先月成田空港の滑走路を歩いているのが見つかり、全日空機の離陸を遅延
させたのと同じ種類の亀のようです。

 
かなりデカイ、うっかり踏んでしまったら間違いなく転倒ですね。用水路へ放して
やりました。


妻が上野へ行ってきた。



買ってきたお土産のパッケージはネコの餌のようだが、
クッキーだった。ウォーキングのときいつも出会うあの猫とそっくりだ。



Posted at 2021/11/09 20:56:16 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2021年08月15日 イイね!

CD2枚 二重唱

ワクチンは接種したが外出は極力自粛中です。

休日の朝は、バッハを聴きたくなる。



ミサ曲ロ短調 BWV 232 第4曲 Gloria in excelsis Deo.と第5曲 Et in terra pax.     
VOCES8, Academy of Ancient Music



《Gloria in excelsis Deo, 天のいと高きところには神に栄光あれ》。合唱5部による
天使の楽団の合唱、J.S.バッハの傑作ミサ曲です。


第4,5曲 と共に第8曲《Domine Deus》も、教会カンタータ191番BWV191の第1曲と
第2曲に転用されています。



BCJ(バッハ・コレギウム・ジャパン)の演奏を聴いて最近気がついたが、カンタータ
BWV191の第2曲の歌詞は、ミサ曲ロ短調の《Domine Deus》から、《Gloria Patri
et Filio et Spiritui sancto》と変更されいる。三位一体の神を賛美する短い歌詞が歌い
交わされる美しいデュエットです。





BWV140 《目覚めよと呼ぶ声があり》 第6曲《魂とイエスの対話》

このデュエットもお気に入りです。オーボエのオブリガートが堪らなくイイ
cantata BWV 66a ソプラノアリア Beglücktes Land von süßer Ruh und Stille の
パロディですね。

ソプラノ歌唱は日本でもお馴染みのチェコの Hana Blažíková,ハナ・ブラシコヴァです。
BCJと共演ではバッハのカンタータなどで澄明な歌声を聴かせてくれます。



まえがきが長くなったが、「CD2枚 二重唱」は、ソプラノと木管コルネット(cornetto,
zink)の二重唱です。コルネットはルネサンス期盛んに演奏され、絵画などでも天使の
楽団が演奏するラッパのモデルになった角笛です。



その音色はトランペットより柔らかで美しい音色です。ルネサンス時代は独奏や声楽の
合奏としてかなりメジャーな楽器だったようです。名コルネット奏者ブルース・ディッキー
とハナ・ブラシコヴァの二重唱は、どの曲も例えようもなく美しい。

Breathtaking - a cornetto and a voice entwind, コルネットとソプラノの
ための作品集



Breathtaking: promotional video



On the Breath of Angels, 天使の息吹の上で


On the Breath of Angels, presentation video



BCJのカンタータ集vol.31(BWV91,101,121,133)では、ブルース・ディッキー
率いるコンチェルト・パラティーノ,Concerto Palatinoが共演しています。



Posted at 2021/08/15 10:22:17 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2021年08月13日 イイね!

CD2枚

 クラシック音楽のCDネタです 興味のない方はスルーしてください

マンドリンの生演奏を聴く機会はあまり多くないが、その音色はとてもロマンチックです。
映画の中でも心地よいマンドリンの音色を聴くことがあるが、動画サイトで見つけると
つい聴いてしまう。

キューブリックの映画『バリー・リンドン』で流れていたのは、パイジェッロのカヴァティーナ


キューブリックが『2001年宇宙の旅』から一転ヴィクトリア朝ヨーロッパへ誘う歴史
ロマン大作、主人公バリー・リンドン(ライアン・オニール)の波乱万丈の生涯。



スクリーンで流れていたマンドリン曲といえばお馴染みなのが、ダスティン・ホフマン
主演『クレーマー・クレーマー』でお馴染みのヴィヴァルディ作曲,マンドリン協奏曲
ハ長調 RV425が一番だろうか。

こちらはファビオ・ビオンディ (指揮,Vn) / エウローパ・ガランテ演奏、ヴィヴァルディ
マンドリン協奏曲集です。



RV425 と 2マンドリン協RV532 とさらには,concerti con molti stromenti,
コンチェルト・コン・モルティ・ストロメンティ 、《多種の楽器のための協奏曲》 RV558
なども収録される。

ヴィヴァルディは多種のソロ楽器による合奏協奏曲を数多く残しているが、このRV558
は、リコーダー2、シャリュモー2、マンドリン2、テオルボ2、チェロ、トロンバ・マリーナ風の
ヴァイオリン2などのソロが次から次へと演奏され理屈抜きの楽しい曲です。

トロンバ・マリーナ(海のトランペット)とは一本弦の擦弦楽器らしいが、ビオンディ氏は
ヴァイオリンの駒にアルミホイルを巻き付けてミュートさせ、トロンバ・マリーナの共鳴音を
模した騒がしい音色のヴァイオリンを演奏する。




協奏曲というよりかシンフォニアのような、それにこのノリのいい演奏はかなりロックンロール
的です。


同じくこっちは、Concerti con molti stromentini の第2集


こちらもソロ楽器が多種多数でてくる賑やかな曲のオンパレード。 

Posted at 2021/08/13 14:27:54 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2021年08月12日 イイね!

古くなると

5年10年と乗り続けるとボディの各所の退色・劣化が気になってくる。
その一つ ワイパーアームの退色とサビ、もう一つが ヘッドライトシールドの黄ばみ




退色して白っぽくなったアームには僅かに錆が出て来た。アームを取り外して
マットブラックのスプレーで塗装する。拭き払いが悪くなったワイパー・ゴムも新しい
物と交換しました。


ヘッドライトシールドの黄ばみの除去には専用のコンパウンドがショップで売って
いるが、キッチン用の液体クレンザーを濡らしたセーム皮に付けて優しく擦り、仕上げ
は研磨パウダーの#3000番で更に磨くとそれなりに透明度が復活します。





Posted at 2021/08/12 23:09:04 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

 ご覧いただきありがとうございます。 jumar1828 です。よろしくお願いします。
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

ブログカテゴリー

愛車一覧

スバル ステラ 呑龍丸 (スバル ステラ)
富士重工 太田のステラ(RN 2)最終型とGH 8に乗っています。 太田市押切町の ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation