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jumar1828のブログ一覧

2019年06月24日 イイね!

最近買ったCD(続) 12

次に購入したサビーヌ・ドゥヴィエルのCDは、
モーツァルトの『アリア集/ウェーバー姉妹』です。




モーツァルトの曲を買ったのはたぶん20年ぶりくらいかも、このCDは曲の構成が
とてもユニーク、シークレットなトラックもありとても楽しめます。






モーツァルトの伝記には必ず登場するウェーバー家の3姉妹に関わるアリアがCDの
トラック別にレイアウトされています。始めに序章は、バレエ音楽「レ・プティ・リアン」
と「キラキラ星」による変奏曲としてお馴染みの元はシャンソンなのだろうか「ああ、ママ
に言うわ」などを収録。次章からは3人の名前を冠したトラックが続きます。

ウェーバー家の3姉妹は3人ともソプラノ歌手ですが、
長女・ヨゼファが特に歌が上手かったようだ。魔笛の初演では「夜の女王のアリア」歌った
のはヨゼファでした。コンサート・アリア "Schon lacht der holde frühling"「やさしい春が
もうほほ笑んで」 K580 は、当時人気だったパイジェッロのオペラ《セヴィリアの理髪師》
のドイツ語上演のために彼女に贈ったアリア。

アリア: schon lacht der holde frühling 「やさしい春がもうほほ笑んで」K 580


やさしい春がもうほほ笑んで、花咲く野辺に微笑んで… 
そよ風もまた楽しみに加わります。
…………… … …
私はここに座して泣いています。一人ぼっち、この野辺で、


 
ドゥヴィエルのコロラトゥーラが堪らなく美しい。モーツァルトのコンサートアリアでも
この曲は特に好きなアリアです。中間部は《魔笛》のパミーナのアリアに似てるかな。

若い頃買ったエッダ・モーザーやグルベローヴァのLPを引っ張り出して聴き比べてみて
しまった。



次女・アロイジアも上手かったようです。モーツァルトの元カノでしたが、勝手に恋い焦がれ
ふられたと云うか彼女に利用されていたふしがあるようだ。アロイジアに贈ったアリア「テッサ
リアの人々よ」はモーツァルトの曲の中では一番高い音が最後に出てきます。サビーヌ・
ドゥヴィエルがいともやすやすと歌っています凄い歌唱です。

そして、3女・コンスタンツェはモーツァルトの妻、伝記などでは悪妻と書かれているが、
モーツァルトにとって最愛の女性だったようだ。大ミサ曲 ハ短調 K. 427の第3曲
(クレド) 「聖霊によりて」(Et incarnatus est)は故郷ザルツブルクにいる父親に
結婚の許可を得るためコンスタンツェに歌わせてその技量をアピールさせようとしたいう。



というトラック構成ですが、このCDの秘めたるお楽しみは、

CDは全15トラック(曲)だが、最後の「聖霊によりて」(Et incarnatus est)の後に
「隠しトラック」に名曲が収録されています。モーツァルト通にはよく知られた6声の
カノン 《 Leck mich im Arsch 》 です。(ドイツ語です 恥ずかしいので和訳は
書きません)

ドゥヴィエル嬢が丁寧に言葉を拾うように歌う姿を想像してしまいます。元はカノンですが
こちらでは編曲が素晴らしい。モーツァルト最後の交響曲第41番の終楽章はジュピター
音型と呼ばれる「ド・レ・ファ・ミ」の音型が曲全体に演奏される名曲ですが、「Leck mich
im Arsch」 が見事この楽章風に「私の○○○を○○て♪」と格調高く 歌われて
います。

フランスで一番人気の歌姫がこのカノンを歌ってくれるとはなんと素晴らしい。感動
してしまった。

追記

CDを買わなくてもこちらでも聴くことが出来ます。
Mass in C minor, K. 427: "Et incarnatus est"
"Et incarnatus est"「聖霊によりて」 も名曲ですが、隠しトラックは 7:55 からです。

Posted at 2019/06/24 21:56:48 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2019年06月24日 イイね!

最近買ったCD(続) 11

アリアや歌曲といえばイタリア語やドイツ語の曲が馴染み深く聴く機会も多いが、
ベルリオーズの幻想交響曲などフランスの曲を聴くとフレンチ・アリアが無性に聴き
たくなります。

動画サイトでベルリオーズやレオ・ドリーブの曲を聴いていたら、フランスで今注目の
ソプラノ歌手サビーヌ・ドゥヴィエルのCD《MIRAGES(蜃気楼)》 が眼にとまり早速
購入してしまった。フランス語によるオペラのアリアと歌曲集です。






あまり聞き慣れないレオ・ドリーブという作曲家は、バレエ《コッペリア》など数多くの
バレエやオペラ作品を作曲しており、とてもメロディが美しい作品が多いと思う。その
ドリーブ作曲《ラクメ》のアリア「若いインドの娘はどこへ」 《鐘の歌》とも呼ばれているが、


モーツァルトのオペラ《魔笛》、夜の女王のアリアと同じようなコロラトゥーラの難曲です。
このCDでは同じくメゾ・ソプラノのマリアンヌ・クレバッサとの 《ラクメ》 ”フラワー・デュエット”
も聴きどころです。

ベルリオーズの《トリスティア》第二曲 La mort d'Ophélie(オフィーリアの死)"もいい。
ハムレット悲劇のヒロイン、オフィーリアを題材にした女声合唱による管弦楽曲ですが、
ドゥヴィエルの歌唱によるフランス語の響きとアレクサンドル・タローのピアノ演奏がとても
すばらしい。フレンチ・アリアはメロディがどれもきれいですからね。


Posted at 2019/06/24 21:23:15 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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