やはり声楽曲がイイとつくづく感じた演奏会を5年前神奈川県立音楽堂で
聴きました。
イタリア古楽界の巨匠ファビオ・ビオンディ率いるアンサンブル,エウローパ・ガランテが
精力的に取り組んでいるバロック・オペラ・プロジェクト、ヴィヴァルディの日本初演オペラ
『メッサニアの神託』の公演でした。歌手陣もメゾのフランツィスカ・ゴットヴァルド、
ビオンディお気に入りのメゾ、ヴィヴィカ・ジュノーなど一流でした。
エウローパ・ガランテも歌手陣も凄かったが、特に若手ソプラノのユリア・レージネヴァが
超絶技巧のアリアを完璧に歌いこなす歌唱力には圧倒された。
他の作曲家の曲も集めて構成されたパスティッチョ・オペラですから、映画『カストラート』
でよく知られたファリネッリの兄ブロスキ作曲 "Son Qual nave ch'agitata"も、
あれから5年、神奈川県立音楽堂開館65周年記念 音楽堂室内オペラ・プロジェクト
として、ビオンディとエウローパ・ガランテが来年再び音楽堂へやって来ます。
ヘンデル オペラ『シッラ』全3幕の日本初演です。
チケットは既に入手しました。CDを何度も聴きながら来年2月の来日公演を楽しみ
にしています。ヴィヴィカ・ジュノー(メゾ・ソプラノ)、ロベルタ・インヴェルニッツィ(ソプ
ラノ)、ヘンデルスペシャリスト、ソニア・プリナ(コントラルト)など素晴らしいディーヴァ
達の電気信号を介さない生歌が聴ける滅多にない機会、来年の公演が待ち遠しい。
サルヴェ・レジーナ ロベルタ・インヴェルニッツィ
Posted at 2019/12/11 23:23:02 | |
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