メリー・クリスマス
毎年この季節クリスマスには、この曲を聴くことがとても楽しみです。
クリスマス・オラトリオ Weihnachtsoratorium BWV 248
バッハ:クリスマス・オラトリオ BWV 248 | wiki.
マタイ受難曲,ヨハネ受難曲,ミサ曲ロ短調と一緒にバッハの4大宗教曲といわれますが、
このクリスマス・オラトリオがいちばん取っつきやすい曲だと思います。
キリストの誕生の喜びに満ちあふれた明るく穏やか曲です。演奏も歌唱も澄明な感じ
で楽しく聞けます。オラトリオといっても6つのカンタータ集です。
バッハ得意のパロディ手法により、オラトリオの前年に作曲したBWV 213, 214,
215の世俗カンタータのアリアとコーラスが各パートに転用されています。
YouTube でも,"J.S. Bach Foundation" が昨日全編公開していましたが、この曲を聴く
とたっぷりクリスマス気分に浸れます。 パート4 第39曲 は有名なエコー・アリア
「わが救い主よ、御名を歌え」のソプラノがいいですね。1:28:55
https://www.youtube.com/watch?v=-4Anu6qvhrM

リヒターとガ―ディナーのArchiv盤 CDが手元にあります。ガ―ディナーのほうの
合唱と独唱者はすばらしいです。リヒター盤は1965年録音のA.D.Dです。この当時の
演奏スタイルですからピリオド楽器じゃありません。トランペットが目立ちすぎじゃ
ないかと言われそうな演奏ですが、私はすごく気に入っています。トランペットは
モーリス・アンドレです。
パート6(6日目,顕現節 1月6日)、コーラスと終曲コラールのアンドレのトランペットは
格別です。
私は若い頃「トランペットの神様」が来日すると聞いて、ラッパ友と東京文化会館へ
モーリス・アンドレの来日公演を聴きに行きましたが、想像していた以上の演奏に言葉では
語り尽くせない感動でした。
その時のプログラムです。

Posted at 2021/12/25 21:27:21 | |
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