川越を再訪しました。

ドーム屋根と控え柱の装飾が美しいルネサンス風建築の埼玉りそな銀行
川越支店は、 埼玉県で最初に設立された銀行(旧国立八十五銀行)
です。お隣の蔵造り店舗とのミスマッチが面白いし、ドーリア式オーダーのパル
テノン神殿風らしい川越商工会議所や、その先にはゴシック風煉瓦積みの
日本聖公会川越キリスト教会と、建物観察や町並み散歩がとても楽しい
町です。
先日、喜多院の大師さまと苦ぬき地蔵さんにお参りしたら、だいぶ肩の痛み
が取れたと云うのでお礼の再訪をしてきました。
それと、前回お参り出来なかった蓮馨寺へもお参りしました。
蓮馨寺は、
我が家で毎年初詣に訪れる群馬県太田市の義重山大光院新田寺、通称「子育て呑龍さま」
と同じ呑龍上人を祀る浄土宗のお寺です。徳川家より「関東十八檀林」の一寺とされ、川越
藩主さえも寺の前を通過する時は槍や幡(はた)を倒して黙礼したというそうです。

立派な手水舎です。手を清めるのも疎かになりそうなほど見入ってしまう、立派な彫刻
が梁や木鼻(梁の四隅)へ施されています。眼の前には優しいお顔の龍の頭、裏側へ
廻ってみるとこちらも見事なドラゴンです。

明治26年の川越大火で多くの堂、山門を焼失した蓮馨寺だが、この手水舎は火災
を免れたそうです。

賽銭箱の隣には、釈迦の高弟「おびんずる様」もいらっしゃいます。おびんずる様のお体を
撫ぜると、たちどころに病気やけがを治療してくれるとされています。ありがたいことです。
あちこちを撫ぜ撫ぜさせていただきました。

元は同じ境内にあったが、明治の神仏分離で分かれてしまった開運・縁結びの神さま
川越熊野神社へもお参り。銭洗い弁財天の宝池で財布の日銀券を清めてきました。
そうそう、狛犬さま大好きなjumar はこちらにもお参りさせていただきましたが、
参道の階段を登った先は葵の御紋の鉄門扉にがっちり鍵が掛っておりました。

三大東照宮の一つ仙波東照宮です。喜多院第27世住職天海が徳川家康を
祀った神社です。

門扉の間から狛様を撮影します。仙波東照宮は寛永15年川越大火で焼失
したが、3代将軍徳川家光の命により再興、この狛犬さまはその時江戸城から
やって来られたという。
一緒にやってきたお隣の手洗鉢には”寛永十四年”と記されております。将軍
家光公も御手を清めた鉢でしょうか。
Posted at 2014/11/18 23:18:21 | |
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