マリリン・モンローのポップアートでお馴染みのアメリカの版画家・アンディ・ウォーホルの
シルクスクリーン版画(危機に瀕した種シリーズ)が見られるというので、群馬県立館林
美術館へ行ってきた。
群馬県立館林美術館のホームページ.

館林市の多々良沼畔の田園風景の中にあって、広々とした芝生に囲まれて建つモダンな
建築の美術館です。収蔵作品は「自然と人間」をテーマとして、調和、共生など自然と人間
の関わりを表現した作品などを展示をしています。
美術館を訪問する前に市内のうどん屋さんで、館林名物のうどんとナマズのてんぷらを
いただく。うどんは真っ白なつるつるした麺でのど越しさわやか、天つゆも付いてきますが
ナマズだけは地元ブランドの正田醤油でいただきます。ふわっとしたくせのない上品なお味
でした。

館林といえば、「分福茶釜」の茂林寺のポンポコたぬきがお馴染みですが、ポンポコの
語感にひっかけたのかこの美術館ではフランスの彫刻家フランソワ・ポンポンのブロンズや
大理石の彫刻を多く収蔵・鑑賞できます。
ポンポンはロダンの弟子であり、多くの動物彫刻などを残しています。ポンポンの動物
彫刻は、そのフォルムを単純化して全体を美しく見せてくれる。代表作『シロクマ』の丸みを
帯びたシルエットからは彫刻であっても「やわらかさ」を感じることができます。
ポンポンの作品のほとんどがブロンズ鋳造技法で制作されている。オリジナルの鋳型が
残っていれば、それを元に作家が亡くなった後でも、ブロンズ彫刻作品が鋳造できてし
まいます。
群馬県立館林美術館では、3億円の資金を要して収集したポンポンの作品の半分
以上がそんな死後鋳造の作品だったようです。ポンポンは遺言で死後鋳造を禁じて
いたため同美術館ではやむなく展示室には展示せず、敷地内の別館である「彫刻家の
アトリエ」の飾り棚の資料作品として一部が展示されている。

別館はポンポンの出身地ブルゴーニュ地方の農家を模して造りで、中へはいると
ポンポンのアトリエが忠実に再現されていると云う。(内部は撮影できません。残念)
昨日の館林美術館訪問、そして今日の休日チャリは熊谷市妻沼の刀水橋
あたりから利根川CR~高崎伊勢崎CRをチャリで利根川・烏川を遡上して
高崎市綿貫町の群馬の森公園にある群馬県立近代美術館へいってきました。
半端じゃなく寒い休日チャリでした。
利根川CRの埼玉県側から坂東大橋を渡って伊勢崎市へ
名峰赤城山が雪雲に覆われて望めません。赤城おろしの空っ風が半端じゃなく
冷たい。

五料橋から眺める赤城山がお気に入りですが、今日は無理分厚い雲に覆われています。
岩倉橋を渡って高崎市へ入れば群馬県立近代美術館がある群馬の森はあと僅か。
柳瀬橋を渡ると目的地は目の前です。

群馬県立近代美術館で開催中の「群馬青年ビエンナーレ2015」を観る。16歳から
30歳までの若い世代を対象とした公募の展覧会です。常設展示では印象派のモネや
ルノワール、ムンクやピカソなど20世紀初めにかけて活躍した画家の作品も展示され
ています。オディロン・ルドンの”馬”「ペガサスにのるミューズ」が残念ながら展示されて
おらずちょっとがっかりでした。
群馬県立近代美術館のホームページ.
群馬県立近代美術館 | Google ArtProject
帰る頃には空っ風は更に強くなり、利根川CRをまっすぐ走るのが大変な程の強い横風に
なってきました。

伊勢崎市境島村付近(利根川右岸の)、前方に見えるはずの上武大橋が河川敷の
砂埃で見えない。ここから家路はまだ遠い。
Posted at 2015/02/16 00:16:17 | |
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