旧古河庭園のバラ(HT) 『マリア・カラス』です。
蛍光がかったローズピンク色の大輪、香りもよくとても存在感のあるバラです。
20世紀最高の歌姫にちなんでつけられた花名です。
先日、 購入したマリア・カラスのCDを聴きながら、

高崎市内のミニシアター「シネマテークたかさき」へ半世紀前に撮影された映像を
観に行ってきました。
マリア・カラスといえばオペラファンでなくても一度は聞いたことがある伝説の歌姫。
カラスの録音はすべてアナログ録音であり、1957年まではモノラルです。ここ数年
オリジナルのアナログマスターから最新のリマスターCDが多く発売されています。
このCDもその内の一枚。あのビートルズのリマスターでお馴染みのロンドンEMI,
アビイ・ロード・スタジオでマリア・カラスの歌声はそのままに、元のアナログの良さを
失わないよう最新技術で雑音を取り除いたリマスタリングCDです。
歌に生き、恋に生きたディーヴァ、マリア・カラスの心揺さぶる歌声が鮮かに広がります。
昨年春から劇場公開された 『マリア・カラス 伝説のオペラ座ライブ』が高崎のミニ
シアターへやってきました。この映像は劇場では初上映であるが、今後再び劇場で
上映されることは無いと思います。
音声はリマスタリングされていますが、映像は当時のままのようです。画面サイズはビスタ
より更に真四角なスタンダード・サイズ、もちろん白黒です。50席ほどの座席はほぼ満席
カラスの全盛期パリ・オペラ座へのデビュー公演を収めた内容。ベッリーニ、ヴェルディ、
ロッシーニのアリアと、映像の後半は唯一残る貴重なオペラ上演映像「トスカ」第二幕
では、共演するバリトン歌手と火花が散るような素晴らしい演技も見せてくれます。
ベッリーニの『ノルマ』から《Casta Diva 清らかな女神よ》が歌われ始めると劇場で
会えることを一年待った甲斐があったと感激、YouTubeでは何度も観ていたが
さすがに素晴らしい歌声です。

LPレコードは何枚か所有していますが、最新のリマスタリング技術はほんとに
すばらしい。
Una voce poco fa
Posted at 2016/05/14 22:14:01 | |
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