30年間我が家のキッチンで働いてくれた東芝製の電子レンジをお暇に
出すことになった。製品本体側面のラベルには、「87年7-12月製造」と
書いてある。

故障した訳ではないが、だいぶ前から扉を閉めても電源が入りにくくなり、
しっかり閉め直すと使えたのでそのまま使い続けてきたが、娘が勤務先の
社販で買ってくれたオーブンレンジにバトンタッチすることになった。
家電製品の寿命はせいぜい10年位と言われるが、良くも故障せず
30年も働いてくれたものだ。妻と結婚して買い揃えた家電の一つであり
思い出も多い。当時テレビ等も東芝製を数多く買い揃えて愛用していた
我が家だが、兄の家では更に古い1973年製の東芝扇風機が今年の夏も
活躍している。

この44年前の扇風機は我が家の10年前に買った大陸製の扇風機より
シャフトの回転音は滑らかでしっかりとした造りです。風量の調整が4段階と
プロペラガードに触れると瞬時に停止する機構など当時としてはすごい機能
だったと思われる。
電気や機械の修理に精通していた兄はご近所でテレビが映らなくなると直して
あげたり、部品の交換してあげたりしていた。電気器具の正常な状態が
判断出来うる知識を備えていたことで、古い電化製品も使い続けて来られた
のだろう。
この家では1982(昭和57)年製の東芝エアコンも大活躍中だった。
経営再建中の東芝の工場が埼玉県深谷市の国道17号線沿いにある。
70年代は同社のカラーテレビ生産の拠点だったが、既にテレビ生産から
撤退、その後設立されたジャパンディスプレイ(12年4月に日立製作所と
東芝、ソニーが中小型液晶事業を統合して事業を開始)も昨年工場
閉鎖、建屋は解体され現在は一部更地になってしまった。工場内を行き
交う人や車は疎ら、時代の流れでしょうが昔の活気を知っているだけに、
何だか寂しい気がする。
EF63電気機関車1号機 ”東芝” のメーカーズ・プレートが誇らしい。
Posted at 2017/07/26 23:58:58 | |
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