富岡製糸場に代表される北関東の絹遺産、養蚕・製糸・絹織物産業が隆盛
だった頃、栃木県足利市も「足利銘仙」に代表される絹織物業が重要な産業
として発展していました。
今回「史跡足利学校」の参観に足利市を訪問しましたが、その前に
足利まちなか遊学館にて休憩と、伝統産業である織物関係の機械などの資料
展示も見学してきました。

メカニカルでダイナミックな八丁撚糸機です。原料の生糸を更に強く撚って丈夫な
緯糸(ヨコ糸)に仕上げる撚糸機だそうです。
見学してきました。「史跡足利学校」
「学校」という扁額が掛った門があります。日本最古の学校、フランシスコ・ザビエル
により「日本で最も大にして、最も有名な坂東の大学」と世界に紹介された
「史跡足利学校」
「入徳門」
「学校門」
「杏壇門」と進み行くと、
1688(寛文8)年に創建され中国明時代の聖廟を模したものと伝えられる孔子廟
がありますが、残念ながら現在改修工事中で観ることが出来ません。聖廟にまつ
らている孔子座像は、「方丈」と呼ばれる足利学校の学生の修行や行事に使用さ
れた茅葺屋根の建物にて観ることができます。

見事に復元された方丈や庫裡、庭園などとても興味深く見学することができます。
この地に創建された足利織姫神社は機都足利の守護神として、現在は産業
振興、縁結びの神様として多くの参拝者が訪れています。織姫山の中腹に鎮座
する朱塗りの社殿は周囲の自然に映え美しく、境内から眺める関東平野の眺望
はすばらしいです。

「愛の鐘」があります。恋人の聖地だそうです。

参道の石段に置かれた銘仙柄の行灯は、社殿のライトアップとともの夕刻の参拝
には印象的な美しさだと思います。夜景の眺望もかなり期待できそうです。
この栃木ドライブ、実はこちらへ来るのがメインだったのです。
大型ダンプが行き交う荒涼たる石灰岩の露天掘りを眺めながら峠道を進み、
凍結すると怖い急登の峠道

毎年この季節になると、こちらの蕎麦屋さんで始まる「寒晒し蕎麦」が美味しい。

「寒晒し蕎麦」の五合盛(ごんごうもり)です。甘みがあって、新蕎麦とはまた
違った趣があります。
Posted at 2020/02/16 14:44:35 | |
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