何度かブログネタにしている利根川自転車道ポタ、どうも暑くなると走りたくなります。
埼玉県から利根川CRを走り坂東大橋を渡り左岸へ、群馬県に入り五料橋から再び右岸を
走り前橋市へ、
利根川CRを別れて、国道17号の群馬大橋を渡り広瀬川沿いの前橋文学館をめざす
日本近代詩史に大きな足跡を残した前橋市生まれの詩人・萩原朔太郎をはじめ
前橋ゆかりの詩人たちの自筆原稿、書簡など多くの資料が展示されています。お隣
には以前、敷島公園ばら園にあった萩原朔太郎記念館がこちらに移築され保存され
ています。

移築された萩原朔太郎の書斎の屋根瓦の上に猫のオブジェ、代表作『月に吠える』の
詩『猫』に由来する 『 まつくろけの猫が二疋 』 です。
水と緑と詩のまち前橋市ですが、いつも広瀬川のこの「交水堰」の水量には
驚かされる。
この日の復路は桃の木自転車道ー広瀬川自転車道ー高崎伊勢崎自転車道
ー利根川自転車道で帰りますが、こちらから桃の木自転車道まで輪行します。
上電・中央前橋駅です。
上電(上毛電鉄)では自転車をそのまま電車内へ持ち込める"サイクルトレイン”
をやっています。乗車券を買って改札口からプラットホームへ自転車を転がして
そのまま電車へ乗車します。これまで2回ほど経験していますが、ちょっと不思議な
感覚です。
その前に電車を撮影します。

上電の700形電車は、京王井の頭線で運用された3000系の譲渡を受けて2両編成化
した車両です。この日は8色8編成からなる車両の内、前面が上電カラーのフィヨルド・
グリーンの1号車編成です。ビアンキカラーのチェレステ色に似ていますちょっと嬉しい。
プラットホームにはこんなのが展示されています。

西桐生駅にもありましたが、上毛線が開設当時敷設されていた古レールです。
ドイツのG.H.H.(グーテ・ホフヌングス・ヒュッテ)社製60ポンド・レールです。
このレールに触れるとイイ事が有るらしい。
G.H.H.社は、1901年(明治34年)に操業を開始した官営八幡製鉄所の設立にかかる
設計と操業の技術指導を行った会社です。ドイツから輸入されたこのレールは1927年
4月製、A.S.C.E(米国土木学会)規格の60lbsレールです。

このレールが展示されているプラット・ホーム上屋の柱は、”○にS”マークの官営
八幡製鉄所製レールです。A.S.C.E規格、1928年6月製でした。最近あまり見かけなく
なった古レールを再利用したホーム上屋ですが、歴史を感じさせてくれます。
700型が発車します。天井にはいかにもこの季節らしく風鈴が揺られてチリン・チリン
ビアンキは手すりにストラップで固定、桃の木川手前の上泉駅まで乗車します。
赤城山を望む桃の木川です。ここからCRを走ります。
桃の木川は広瀬川と合流する伊勢崎オートレース場付近までCRは河川敷内を
走ります。川面を渡る風が気持ちいい。さらに高崎伊勢崎CR,利根川CRを走り帰宅。

総走行距離75kmでした。伊勢崎オートレース場隣に伊勢崎アメダス観測所があります
が、この日(23日)は32℃、暑さはそれほどでもありません。上州の空っ風よりイイ。
Posted at 2020/08/24 17:40:02 | |
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