毎年、親戚・知り合いへ葡萄を発送するため、自家消費用に葡萄とワインを
購入するため山梨県に甲州市へ出かける。行きつけのお店で葡萄を購入し発送の
手配をしていただく。その後昼食とお目当てのワイン購入のためワイナリーへ、

今年から予約制になった2階のカフェで食事、残念ながらワインは頂けないが
店外に広がる葡萄畑を眺めながらゆったりと過ごせる雰囲気がとてもいい。
原茂ワインの一番人気のシュール・リーなど甲州種と甲斐ブラン種や、勝沼特産の
固有種アジロンダックの赤ワインを購入する。アジロンダックは勝沼で最初に作られた
赤ワインだそうですが、現在も収穫量がそう多くないので流通量も少ないようです。
フルーティなかほりのすっきりとした辛口のワインです。

ワイナリーの葡萄棚には甲州種とシトロンネル種がたわわに結実している。この
シトロンネル種の幹回りは1メートルは有ろうか1947年植栽だという見事な大樹
です。
彩の国から山梨へは国道140号雁坂トンネル経由で出かけるが、途中には武田信玄公
の菩提寺、乾徳山恵林寺がある。恵林寺には武田信玄公の墓所や武田信玄不動尊坐像
が祀られています。壮大で見事な伽藍と臨済宗の禅僧・作庭家、夢窓国師がつくった
とされる庭園は広くて美しく四季折々の景観が楽しめそうです。
信玄公の墓所の隣には徳川幕府5代将軍綱吉に仕え大老格まで上りつめた甲府藩主、
柳沢吉保公と夫人の墓所もあります。柳沢吉保公といえば忠臣蔵など悪役的イメージ
だが、私は川越藩主として農作物増産のため実施した、領地の開拓・整備事業である
「三富新田」の開発を思い起こす。
雑穀しか収穫できなかったこの土地でイモなどが収穫されるようになったと聞いた
ことがある。甲府藩に於いても柳沢吉保は葡萄などの作物の栽培を奨励し江戸へ献上
するなど、果樹王国山梨のルーツは柳沢吉保の民意をくみとった善政による功績だった
のでしょう。
併設されている信玄公宝物館では、信玄公の兜や太刀など多くの文化財が展示
されています。映画等でも登場する武田軍の軍旗、「風林火山」で有名な孫子の旗の
威容と大きさには圧倒される。

以前訪問したときは白猫がいたが、今回も茶白の人懐っこい看板猫がいた。
Posted at 2020/09/07 23:17:30 | |
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