利根川CR,高崎伊勢崎自転車道を走り、群馬の森の群馬県立歴史博物館へ、
昨年国宝に指定された綿貫観音山古墳の埴輪や副葬品を観に行ってきた。
観覧は事前予約制ですが、結構空いていて感染対策もしっかりされているので
安心してゆっくり見学できます。
春の特別展示「新・すばらしき群馬のはにわ」展も開催中だったので、埴輪大国
群馬の埴輪にたくさん会えるとてもいい機会でした。国宝の「綿貫観音山古墳の
埴輪群と石室内副葬品群」展示は、装い新たに「国宝展示室」と改称されデジタル
映像投影など視覚的に充実した展示になっていた。

展示室に入ると、埴輪「胡坐を組み合掌する男子」、「連座する三人童女」と「皮袋を
捧げ持ち正座する女子」が石室で発見された状態に配置され迎えてくれます。

左の合掌する男子がこの古墳に葬られた王であるといわれており、祭礼の場面らしい位置関係の展示されています。埴輪以外も銅鏡、金銅製品など
の出土品3,346点が正式に国宝に指定された。

春の特別展示「新・すばらしき群馬のはにわ」展でも、埴輪大国群馬のすばらしい
埴輪たちがズラリと並ぶ展示は壮観です。東博所蔵の群馬県出土埴輪8点も里帰りして
いますが、国重要文化財「塚廻り古墳群出土埴輪」がメインとなっており、その精緻な
造形のすばらしさに目を奪われる。
綿貫観音山古墳の埴輪が国宝に指定される以前は、唯一国宝であった武人埴輪も同じ
群馬県太田市より出土です。3Dプリンタにより製作された樹脂製のレプリカも展示され
ていました。あの「大魔神」のモデルにもなった埴輪です。東博の本物よりちょっと
キレイすぎです。
本物はこちらです。埴輪「挂甲武人」6世紀 東京国立博物館所蔵
帰路、偶然にも群馬の森のすぐそばに立地する綿貫観音山古墳を見学する。
古墳公園として整備された墳丘をぐるり廻ってみた。石室の入口が見えます。
以前、見学した太田市龍舞町の「塚廻り4号古墳」です。

昭和48年土地改良の際水田の下から偶然発見されたという帆立貝形古墳で6世紀
前半の築造。地図がなければうっかり通り過ぎてしまいそうな小さな古墳でが、
レプリカ埴輪全部乗せで築造当時のように再現されています。
群馬のはにわ、どれも表情豊かで観ていてホッこりしてしまう。はにわに興味ある
方はぜひ。
Posted at 2021/05/02 22:30:19 | |
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