丸の内・明治生命館へ行ってきました。
昭和9年に竣工されたこのビルは日比谷通りに壮大なコリント様式の列柱が立ち並ぶ
ギリシャ神殿のような外観です。柱頭にはアカンサスの葉飾り文様のレリーフが施されその
構成や設備により昭和初期のオフィスの最高峰をしめす建造物といわれています。
館内2階が一般に公開されています。

西エントランスから中へ入り、竣工当時のままのオーチス社製エレベーターで二階へ、
会議室、食堂。、応接室などが当時のまま保存されています。会議室は終戦後
連合軍最高司令部(GHQ)に接収された当時、マッカーサー司令官が何度も会議
を開催された部屋です。
館内一階には、2022年に世田谷区岡本の静嘉堂文庫美術館が移転「静嘉堂
@丸の内」として再開館しています。静嘉堂文庫は、三菱財閥の2代目総帥 岩崎
弥之助と第4代岩崎小弥太の父子二代によって蒐集された日本および東洋の古典
書籍及び古美術品が収蔵されています。
「静嘉堂@丸の内」| 丸の内 MY PLAZA
現在開催中の「超・日本刀入門revive― 鎌倉時代の名刀に学ぶ」を観てきました。
鎌倉時代の刀剣を中心に平安・南北朝の古名刀が展示されています。鎌倉時代の
慶派仏師の木造十二神将立像のうち七立像も展示されています。迫力ある仏像です。
上杉景勝を主君とし米沢藩を支えた直江兼続の愛刀 備前長船「後家兼光」です。
静嘉堂文庫といえば、曜変天目がお馴染みですね。こちらも展示されていました。

中国南宋時代(12~13世紀)福建省の健窯でつくられたという。現存する曜変天目は
世界に3椀のみ、そのすべてが日本にあり、いずれも国宝に指定されています。
帰路、日本橋へ寄り道して「強運厄除の神さま」といわれる小網神社と福徳神社へ
参拝してきました。
Posted at 2024/07/25 22:33:29 | |
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