ミュンヒンガー/ウイーン・フィルのハイドン・オラトリオ《天地創造》です。
ゾフィエンザール・ウイーン 1967年録音。

エリー・アーメリングの大天使ガブリエルが聴きたくて買ったCDです。
第2部 第14曲 ガブリエルのアリア「力強き羽ばたきもて」
カラヤン/ベルリン・フィル盤、ヤノヴィッツ(ガブリエル)は持っていたが、やはりアーメリングの
柔らかで澄んだ歌声がとても気に入っていたので、《天地創造》の2枚目でした。
ハイドン・オラトリオ《天地創造》とは、
ロンドン旅行でヘンデルのオラトリオ《メサイア》に感銘を受けたハイドンが、旧約聖書の
創世記第1章とミルトンの「失楽園」に基づいて英語で書かれたテキストを、ドイツ語訳
で完成させた3部からなるオラトリオです。
第1部,混沌とした天地創造の初日から第4日まで、神は天と地、光、昼と夜を
創造する。
第2部,天地創造第5日と第6日、神は鳥、魚、獣を創造、神に似せて人間を創造
する。この天地創造の模様を3人の大天使、ラファエル(バス)、ガブリエル(ソプラノ)、
ウリエル(テノール)が語り進めて行く。
第3部,アダムとイヴが登場し主なる神への賛美と感謝の二重唱、二人のオペラ的な
ラブソングに続き、ウリエルが知ってはならないことを知ろうとしなければ永遠に幸せだと
祝福する。そして合唱と独唱が神を賛美し、アーメン。
第1部 第13曲 合唱と三重唱「もろもろの天は神の栄光を現わし」
"Die Himmel erzählen die Ehre Gottes"
この作品では、イブとアダムはまだ禁断の果実を食べませんし、エデンの園から追放
されませんからストーリーも曲も結構ポジティブ、宗教曲でありながら堅苦しさはなく、
エンターテイメントに満ちあふれた傑作です。
《天地創造》を最初演奏会で聴いたのは全曲ではなく、森麻季さんのコンサートでした。
https://www.youtube.com/watch?v=iEREyZq1l8Yまた聴きたい。。
Posted at 2020/10/10 16:25:25 | |
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