**今から記す事は決して誹謗中傷を目的とすることではありません**
バックパッカーの人達が読んでいたら、ちょっとでも立ち止まって見てもらえると嬉しいです。
先週イラン南東部で誘拐された日本人大学生のニュースを見た人も大勢いたと思う。(2004年には戦争直後のイラクでフリーターの日本人の若者が殺されたのを記憶している方もいるかもしれません)
正直またか!と思った。
非常に残念です...
世界を歩いて見聞を広める…大いに結構。
男ならじゃんじゃん行ってください。
私もバックパッカーとして世界中を回り、
今はプロの行商人として中近東を中心に歩きまわってます。
その先輩が言います…
無謀な旅は止めなさい!
2004年の事件は言うに及ばず、今回はイラン南東部で誘拐されたという。
イラン南東部なんて無法地帯であまりに有名な話。私だって行ったことない。これはイランに行くなら知ってないといけない事。
もし知ってて行ったのなら、言葉は厳しいですがナメ過ぎてる。知らないで行ったのなら余りの情報欠如に驚くばかり。どっちにしても無謀。無事に帰ってきてほしいですが、彼に同情はできません。
自分がバックパッカーやっている時、そして行商始めの頃はインターネットなんてなかった。
せいぜい「地球の歩き方」をむさぼるように読んで情報拾ってましたよ(笑)
今はインターネットというものがあって世界が狭く、そしてごく近いものに感じているのかもしれない。それが錯覚。世界は奥が深いですよ。
ネットという超便利な道具があるのだから情報収集は昔から考えると恐ろしく簡単にできちゃうはず。 外務省の安全情報ページをチェック。旅行会社から情報入手。現地に知り合いがいれば情報を聞く。いなかったら現地観光局にメールを出せば治安状況を教えてくれる。などなど。他にいくらでも方法はある。石橋を何回も引っ叩いて渡る、どうしても不安なら行かないのも勇気。
「ビビってんじゃねーよ」で行くのは暴勇以外なにものでもない。
誘拐されたら悲しむ人が大勢います。今回のように日本国の機関が動けば国家予算が使われます。納税者にも迷惑が掛かります。
自分は昔以上に情報収集してから行商出ます。それでも思いがけない危険に遭遇する事もあります。
命は一つです、お互い大事にしよう!
Posted at 2007/10/16 22:59:39 |
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