令和5年4月2日、きなこ・あずき・よもぎに続き、新たに4匹目のベンガルが家族の一員に加わりました。
名前はさくら。
男の子ですがさくらと命名しました。
その辺りの経緯も交えて、家族になるまでを綴りたいと思います。
元々いずれ4匹目を迎えるつもりはしていたのですが、4匹目は女の子にするつもりでした。
男の子2匹、女の子2匹になる予定でした。
そして4匹目の子には、ある使命を背負ってもらうつもりでした。
ですので、今までのように病弱で売り物にならない子、売れ残りで行き場のない子を迎えるというのではなく、使命を全うできる子を迎えるつもりだったのです。
迎える先は拘らず、保護猫・ブリーダー・ペットショップ、どこからでもいいので、元気でベンガルらしい子を探しました。
片っ端から探したので、数百匹の子を詳しく見て回ったと思います。
そのなかで、目に留まった子がいました。
以前、二度ほど何シテル?でもご紹介したことがあったのですが、およそベンガルとは思えない愛らしくてかわいい顔、今まで見てきた中でも1、2位を争うような美猫でした。
当初はかなりのお高い猫で、予算的にも厳しく、ちょっと難しいと思っていたのですが、また逆に、これだけの美猫で柄もベンガルらしいきれいなヒョウ柄だったので、すぐに家族が見つかるだろうと思っていました。
しかし意に反し、だんだん価格が下がってきても、なかなかご縁は見つからなかったようでした。
ついには私の予算内まで下がり、これはうちに来るご縁があるとすぐに行動に移したかったのですが、なかなか家族のOKが出ず日にちばかりが過ぎていきました。
家族はこの子が反対という訳ではなく、これ以上増えることに対してあまり快く思っていなかったのです。
ただ、その家族もこの子はかわいいと思ったようで、珍しく猛反対されることもなく、その子を迎え入れることに決まりました。
それからはすぐに行動を開始しました。
その子はきなこやよもぎを迎え入れたいつもお世話になっているペットショップの別店舗にいたので、まずは連絡してもらい、どんな性格の子かとか体調はどうかとか、いろいろ確認を取ってもらいました。
その後テレビ電話を繋いでもらい、実際にリアルタイムでその子の様子を見たりしました。
やはり思っていた通りの愛らしい子で、現在商談も問い合わせも入っていないと言っていたこともあり、こちらの店舗まで移動してもらうことにしたのです。
移動してもらう為の手続きをし、1週間以内にこちらの店舗にやってくるとのことでした。
ずっとかわいいと思っていた子だったので、うちの子になると思ったらとても嬉しかったのを覚えています。
家族にいたっては、その時点でさくらともう名前を決めていました。
家に戻って来てからさっそく、ちょうど今猫壱からさくらにちなんだ器が販売されていたので、ポチって準備を始めました。
翌日の夜、ペットショップから電話がかかってきました。
いくらなんでも移動するには早すぎると思ったのですが、電話の向こうから聞こえてきた言葉は絶句するものでした。
「あのう、非常に申し上げにくいのですが、あの子、向こうの店舗で販売してしまいました。」
一瞬何を言っているのか理解できず、頭が真っ白になったのですが、暫くしてから私の口から出た言葉は「はぁ?どういうことですか?」がやっとでした。
商談も問い合わせもなかった子が、移動の手続きをしているのに翌日に私達の手から離れてしまうってどういうこと?
ただ、呆然とするしかありませんでした。
電話をかけてきたお世話になっている店舗の店員さんには責任はなく、責め立てたところでもううちに来ることはないので、わかりましたとだけ言って電話を切りました。
いつもならこれ以上猫が増えなくて済んだとホッとしているであろう家族も、今回の子に対してはショックを受けているようでした。
全身から力が抜けていくのを感じました。
今回うちに迎え入れることになった子は、いつもお世話になっている店舗にいました。
何度か目にしていて、ベンガルの男の子としては凛々しいというよりは、ちょっと優しすぎる顔つきなものの、きれいなドーナツロゼットで、ペットショップではあまり目にしないトリコロールカラーの模様、全身に入っているヒョウ柄(ロゼット)、そしてキラキラと輝くグリッターと呼ばれる光る毛。
正直ペットショップで見た中では一番完璧な子でした。
ただ、その時は女の子を探していたのと、あまりにも高い子だったので、その子を迎え入れることは考えていませんでした。
そうは言うものの、とても元気で愛らしかったですし、ペットショップに買い物で寄る度にその子を見に行ったり、店員さんに出してもらって抱っこさせてもらったりしていました。
店員さんにも、この子が女の子だったら無理してでもうちの子として迎え入れるんですが・・・
と言ったりしていました。
その後、探しても探しても、他の女の子でこの子だというピンとくるものがありませんでした。
そうこうしているうちに、どんどん日にちだけが過ぎていきました。
そしていつも見ていた男の子も、こんなにかわいくて柄の綺麗な子だったら、すぐに家族が見つかるだろうと思っていたのですが、なかなかご縁がないのか、いつしか私の予算内まで価格が下げられていたのです。
それでもなお、まだ女の子に拘って探していました。
でも、この子だ!という子には巡り合えずにいました。
そして迎えた4月1日。
いつもの店舗をネットで見ていたら、あの男の子が値下げされて間もないのに、更に驚くような値引きがされていたのです。
元々迎え入れるつもりだったのに、迎え入れられなかった女の子。
迎えるつもりはなかったけれど、ご縁がなくてセールされている目の前にいる男の子。
元気で愛らしくて、何度も見に行っているうちに、私が行くと駆け寄ってくるようになっていました。
なんだか女の子に拘っている自分に対し、男の子と女の子と2匹づつにしたいのはわかるが、性別ってそれほど重要なこと?って、自問自答していました。
性別を抜きにして、この子を迎え入れたいか、それとも迎え入れることはないかと一晩考えた末、性格的にも多頭飼いに向いていそうだし、うち来ても上手く溶け込んでくれる気がする。
私自身も性格的にいいなと思っているし、毛並みも私の好みにバッチリ。
そう思ったら、翌4月2日、もうこの子は誰にも渡さない、うちで迎え入れると決めて、ペットショップオープン前から一番乗りで並んでいました 笑
意外にもオープン前から沢山の方が並ぶことに驚きました。
オープン直後、いつもの馴染みの店員さんを呼び出してもらい、やってきた店員さんにすぐにベンガルを連れて来てくださいと、焦り気味で言っていました 笑
無事ベンガルを連れて来てもらい、抱っこしながら色々細かい質問をして、その間ずっと私に大人しく抱き着いているこの子を見てると、もう連れて帰るしかないと心に決めて、店員さんに連れて帰りますと伝えました。
そして今回は何事もなく、うちの子になることができました。
色々手続きをするなかで、名前が決まっていれば名前を記入するのですが、その際男の子ではあるものの、ちょうど桜が満開の季節に迎え入れるし、名前はそのままさくらと命名することにしました。
うちに来てからは、なかなか箱から出てこなかったのですが、出てきてからは猫部屋を探検し、すぐに走り回るようになりました。
その間他の猫達は、猫部屋2号館で生活してもらっています。
初日からご飯をガツガツ食べる食欲旺盛ぶりで、翌日の昨日にはトイレでオシッコをし、2日目の今日はウンチを沢山トイレでできました。
思った通りこの子は心配なさそうですが、それでも環境が変わって体調を崩すことも考えられるので、暫くは細心の注意を払って様子を見たいと思います。
徐々に他の子達とも触れ合っていき、上手く溶け込んでくれればと願っています。
今後、きなこ・あずき・よもぎ同様、私のブログやフォトアルバムに登場すると思うので、かわいがって頂けたら幸いです。
長文最後までご覧くださり、ありがとうございます。
背負ってもらおうと思っている使命については、長くなり過ぎてしまったので、また機会があれば綴りたいと思います。