
今回は、個人的ににとても重要視している
早期不妊手術について!
注・・・ブログ内に子宮と睾丸の画像がございますので、
お嫌いな方はスルーしてください。
この件に関しては、猫ちゃんの飼い主さんに限らず、
ワンちゃんの飼い主さんも悩むところではないでしょうか?
最近は動物愛護精神の向上によって、猫ちゃん好きの皆様の意識も変わってきているようですね。
よ~く勉強すると常識がおかしいな?って、思う事実が発見できるかもしれませんよ~(^_-)-☆
そもそも、不妊手術は、犬・猫以外に施すことはありますか?
人間は勿論、動物園の動物達も普通は不妊手術しませんよね!?
愛猫さんの中には健康な体にメスを入れることに抵抗があると言う方もいるでしょうね・・・
でも、不妊手術のメリット・デメリットは正しくお勉強なさっていますか?
ある統計によると、飼育放棄と不妊手術が反比例していることが証明されているらしいです。
不妊手術をすれば、結果的に飼育放棄を招く可能性が少ない言う事です。
不妊手術は医学的問題・行動学的問題・繁殖学的のメリットがございますよね。
デメリットはどんなことがありますか?実はデメリットはほとんどございません!
もし、言うならば・・・子孫を残せないことが一番大きいかと思います。
そして全身麻酔のリスクと肥満体質への注意です。
最近、野良ちゃんのTNR活動を中心に広まってきている、
早期不妊手術と言う言葉を耳にすることも多くなってきたのではないでしょうか?
ペット先進国のアメリカでは10年以上も前から早期不妊手術が支持されているんですよ。
早期不妊手術は生後4か月までの性成熟前に行う手術で、
最大のメリットは、望まれていない命を100%生み出さないことが出来ます!!
小さい子ねこにメスを入れるのって心配ですよね?麻酔のリスクもございます。
画像は以前行った生後2か月半くらいの子ねこの避妊手術跡です!
どう思いますか?傷口が小さいでしょ~っ(^_-)-☆
一般的な手術の後を見たことございますか?避妊手術の場合は3cm~10cm程度開腹する獣医師さんもいらっしゃるようですが、早期不妊手術のように傷口が小さければ回復も早いです。
そして、早期不妊手術は獣医師にとってもメリットがあり、簡単に行えることや手術時間の短縮も出来ます。と言う事は結果的に子ねこのへの体の負担・麻酔のリスクも最小限に抑えることが出来るんですよ!!
注意・・・下の画像は早期不妊手術で摘出した、睾丸と子宮です。
お嫌いな方は飛ばして下さい。
↑生後2か月半、体重800gの男の子の睾丸。
↓生後3か月、体重1000gの女の子の子宮。
どちらの画像もとても小さいのが解りますか?
性成熟した一般的な不妊手術の画像は検索すれば沢山見つかると思いますので、
比較してみて下さい。
子宮も睾丸もこんなに小さいから傷口も1cm程度で済んでしまうんですね♪
私、以前から早期不妊手術に興味を持っていたので上記の本で勉強しました。
機会がございましたら一度読んでみると勉強になると思います。
そして、web上のページにもわかりやすく早期不妊手術を解説しているサイトもございましたので、
リンクいたします。
早期不妊手術。
早期不妊手術のメリットが少し伝わったでしょうか?
じゃは何で日本では広まらないんだろう・・・って、思いませんか?
実は私。最近、早期不妊手術の技術を手に入れた獣医師さんに率直に聞いてみました!!
こんないい方法があるのにどうして広まらないと思われますか?
『多くの人は今までの慣習にならっているということと、子猫を扱うことに対する漠然とした不安からだと思います。私もそうでした。漠然と体が小さいから危ないんじゃないかと。今までも可能な限り、避妊去勢の際の傷口は小さくしようと思っていましたが、そのためのポイントを分かっていませんでした。また、TNRの世界では出会ったら時がチャンスなので早期手術は当たり前で必然な方法なのだと思いますが、一般の動物病院では明らかな初回発情の前にすれば十分、といった考え方なので発展しいないのだと思います。
TNRの世界では以前から、子猫の手術後早期にフードを与えるのが当たり前で、かつ目が覚めていればフードを与えても平気だということが分かってたそうですが、最近大学の偉い先生が術後早期の給餌が低血糖のリスクを減らす!と提唱されています。傷口と手術時間が最小限で済めば、麻酔からの目覚めも良好です』
早期不妊手術の技術を得た先生は、今までの方法と早期不妊手術の方法どちらを推奨しますか?また、どちらでやりたいですか?
『私としては1kgちょっとの脂肪は付いてないけど、ある程度大きさがある子がやりやすくなるんだろうな、と思っています。成猫であっても早期不妊手術の方法でやろうと思っています。』
獣医師さんのとても貴重な、嘘隠しのない本当の意見を聞くことが出来ました!
動物愛護法の改正で、殺処分0達成のためのさまざま提案が沢山あるようですが、
この早期不妊手術の技術が日本の獣医師さん全員に広まれば、
もっと早く不幸な命を生み出さないことが出来るようになるのではないでしょうか?
獣医師さんは私たちペット愛好家のトップリーダーである存在であって欲しいです。
新しい技術や知識ををどんどん取り入れて欲しいと切に願います。
そのためも、まずは私たちペット愛好家の一人一人が、しっかりと正しい知識を学びたいですね♪
もっと沢山勉強できる事がある!
と思います(=^・^=)
次回に続く?