昨日のブログでは働くクルマのハナシをしました。
で、今日はもう少し掘り下げて、使い込まれたモノ全般のハナシをしたいと思います。
(以前もヤレについてのお話はしましたけどね)
そこに宿るカッコ良さが何なのか?
まぁ興味ある方はお付き合いください。
・・・
まずはかなり専門的でマイナーなハナシになりますが、、
私が若い頃、絵描きを目指して美術大学に通っていたことは以前ブログにも書いたのでご存知の方もいるとは思います。
その経緯は長くなるんで省きますが、そう思いだしたのはもっと以前の小学生の頃までハナシは遡ります。
小学5年くらいからお絵かき教室に通い始めたんですね。
地元の著名な絵描きの方がいて、そこに毎週土曜になると通っていた訳です。
その先生は油絵の画家でしたから、自然な流れで私も小学生にして初めて油絵を始めることになります。
まぁそこから私の波乱の?人生が始まる訳ですが、、(苦笑)
そしてここからが本題です。
これは門外不出なんですが、
初めて親に買ってもらった油絵の道具、、
それがコレなんですね。

まぁ汚いというか見事な使い込み様です(笑)
最初はね、キレイにきちんと絵の具も拭き取って丁寧に扱ってたんですよ。
油絵の具ってのはほっとくとすぐ固まっちゃいますからね。
ただある時を境に心境の変化が起こります。
物心ついて将来は画家になると考えだすと、当然過去の偉大な巨匠達の展覧会や画集を観ることになる訳です。
そこで目に止まったのはよくある画家のアトリエの写真です。
それを見た時ね、素直にカッコいいって思っちゃったんですね。

もうパレットなんて汚いなんてもんじゃない、道具も乱雑、、
でもそんな中から数々の素晴らしい作品が生まれるコトに感銘を受けた訳です。(でもちゃんと整理整頓して道具もキレイな画家も多いですけどね)
その結果があのパレットです(苦笑)
つまり私の中でそこから使い込まれたモノ程カッコいいという認識が生まれたんだと思います。
だから私が将来絵描きになりたいって思ったのは、こういうアトリエで使い込まれたモノに囲まれたライフスタイルにただ単純に憧れただけかもしれません(笑)
新品が長年使い込まれて、ようやく手に馴染んだモノ達、、

そこには長い歳月を経たカッコ良さがあると思う訳です。
これは昔大工目指してた頃の道具達、、

高いヤツは一つウン万します(笑)
コレはキャンプ道具ですね。

コレも使い込むとだんだん良い味になるんだなぁ♪
(ちなみにこのブログ書く為にこれ等の道具出すのが大変だった…苦笑)
昨日働くクルマのカッコ良さについて書きましたが、やっぱり私はピカピカのクルマよりは長年使い込んだ風合いあるクルマの方が好きなんですよね。
でもそれは決して乱雑に扱うってことじゃないんです。
先に挙げた道具だってきちんとメンテはする、、
じゃないとその道具本来の役割は果たさないですからね。
人間がいて初めて道具はイキル訳です。
だからモノと人の立場が逆転したような最近のモノ作りはね、どうしても受け入れられないんですよ。

良いモノを長く使う、、
そこにはその人だけの時間の経過という揺るぎないカッコ良さがあると思うんですよね。
・・・
それはそうと、、
GWのお天気、もうちょっと何とかならないかなぁ〜(苦笑)
Posted at 2022/04/24 14:06:47 | |
トラックバック(0)