これは遡る事約2ヵ月前。夏季休暇初日の出来事。
これから連休でウキウキでアクセラに乗り込んだ夜。エンジンスタートボタンを押すと、ぶおーんといつもより高い回転数かつ不安定なアイドリングでエンジンスタート。妙な感覚とともに目に入ってきたインパネのエンジン警告灯の点灯。
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マジかよ!思わず声が出そうな感じ。明らかなエンジン異常。おまけに何故かエアコンまで動作していない熱帯夜。
え、これダメなやつ? 試しにエンジンを一度オフにして掛けなおすも症状は変わらず。
僕は通勤ではクルマを使っていないので、基本的には平日は運転をしません。この症状が出る一週間前の日曜日は何事もなく普通にクルマは動いていました。警告も出てないし不調もない。
意外と何とかなったりするんじゃないかと思い、試しにクルマを動かしてみるけど、エンジン制御がおかしいのかアクセル操作に対してエンジン出力が安定しない。オマケにエアコン効かないから暑い!
連休初日のウキウキ気分は一気に崩れ落ちました。ウキウキからざわざわ・・・です。
取りあえずこの日は諦めて翌日ディーラーに行くことに。幸いにもディーラーはこの翌々日まで営業してからお盆休みに入るらしい。
感覚的にはエアフロが怪しいかなぁという感じ。車を走らせた時の症状ががエアフロが故障したときの症状に似ていたから。でもエアフロが壊れたとしてエアコンが動作しなくなるのはなぜ?
同じタイミングで別々に壊れたのか?それともコンピューター制御で複雑に影響しあっている?
まぁ考えたところでわからないので翌日に持ち越し。
翌日ディーラー営業開始と同時に電話。
症状を伝えたところ絶望的な一言 「すいません、本日からサービスはお盆休みに入ってしまいまして」
セールスマンは出勤しててもサービスマンは休みなんですね・・・
取りあえず台車を貸してくれるそうなので車は預けに行くことに。30度超えの猛暑の中エアコンの利かない車を走らせディーラーへ。
こちらのディーラーお盆明けは16日らしく、連絡できるのは最短16日とのこと。ぼくの夏休み内の修理完了は絶望的!
まぁ代車借りれるしいいか、と思ったら、出てきた代車はなんとDYデミオ!2世代前の車。
いや、急な持ち込みに対して代車を用意してくれたんだから文句はないですし、移動の手段は手に入ったので感謝です。でもさすがにこのクルマだと遠出とか、楽しくドライブする気にはならず。ぼくの夏休みには考えられない遠出をしない夏休みのスタートとなりました。
オートクルーズ、オートエアコン、スマートキー、自動点灯ヘッドライト、人馬一体・・・ 彼らは偉大です。
そしてあーだこーだで8月16日。故障の原因がエアフロだったらパーツ変えるだけだし、部品の手配次第ではソッコー直るかも。まぁエアフロじゃないにしてもセンサー系の不具合ならそんな時間かからず直るっしょ!とか淡い期待をしておりました。
何となく予想できると思いますけど、こんな淡い期待はソッコーに崩れるわけで。
予定どおり16日にディーラーから状況報告の電話が来ました。
すると、「エラーコードを確認しましたが、こちらでは原因が分かりませんでした。マツダ本社に確認しなければ原因を掴めないのですが、マツダ本社は今週末まで夏季休暇で確認が取れません。早くても原因が分かるのは23日ごろになりそうです」
もうこれは絶望通り越して開き直るやつ。もう夏休みはDYデミオで過ごします。
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そして23日、ディーラーから電話がありました。俺の夏休みを奪ったヤツは誰だ!という思いで話を聞くと、なんと
コンピューターの故障
え、マジかよセンサーどころかもっと重要部品、コンピューター!ECUってやつ?
これ絶対高額な修理代じゃん、と絶望。センサー類ならせいぜいかかっても3万以内だろっ、て思ってたけど、コンピューター交換なら10万近くはいってしまいます。
絶望に次ぐ絶望。
でも絶望の中にも希望はあるようで、「お客様のアクセラは走行距離が9万5千キロなので、ギリギリ10万キロ保障の範囲内です。今回は無償修理となります。」
危ない!
あと5千キロだよ!
間一髪救われました。あと2,3ヵ月遅かったら有償修理!
ただやっぱりここで簡単には終わらず。今年発生の豪雨により、関西はじめマツダ本社がある広島でも甚大な被害を受けました。そのせいで部品の納期が遅れているらしく、作業完了し引き渡しできるのは9/1になりますとの事。
トラブル発生から解決まで3週間ちょっと。でもいいんです。無償で直ると知った僕の心は穏やか。
穏やかな言葉で「はいわかりました。作業終わったら連絡ください」の一言。
まぁ何でコンピュータ壊れたのか分かったら教えてくださいとは言ったけど。
こんな感じで長々と書いてしまったけど、コンピュータートラブルは急に起こるものです!!
先週まで元気に動いていたクルマが急におかしなことに。
これがもし山奥の誰も来ないようなところで起きたらどうしますか!?
もし電波が届かないような山奥だったらもう絶体絶命。遠出先の県外でも同じく絶体絶命。
不幸中の幸いにも自宅の庭で発生したので何とかなったものの、考えただけで恐ろしい・・・
なんか対策できるのか?
こんなんどうしようもないじゃないかと思いつつ同じような人の事例をネットで検索。
そうするとコンピューターが壊れるというのはまぁそれなりに起こることのよう。電解コンデンサーが壊れて液漏れというのが定番らしいです。
ディーラーに原因を聞くも、分かりませんでしたと言われたので僕もこのコンデンサ事例かはわからないけど。
でもコンピューターが壊れるというのは比較的年式が古い車での出来事。サクッと見た程度では今どきの車で同じようなことが起きている事例は見つかりませんでした。
でも電子化が進んだ昨今のクルマではこういった電子機器のトラブルは起こりえること。電子機器のトラブルは突然起こる可能性も高い。
電子化が進むのは便利な一方、過走行ユーザーにはリスク大!
でも今さらアナログなクルマにも戻れない・・・
そもそも自動車業界の需要増加のせいで電子部品は軒並み納期遅延。電子部品メーカーの生産はだいぶひっ迫しています。
あ、仕事の愚痴まで出そうになりました。
きっとたまたま今回の出来事は不運によるものだと思うけど、皆さんも気を付けてください!!(たぶん気をつけようもないけど・・・)