7月31日にマツダの2021年3月期の第一四半期決算が発表されました。
内容は非常に厳しいものでした。
先日マツダの株を購入したと言うブログを書いたので、その流れで四半期決算についてブログで書いてみようと思います。
ちなみに四半期決算のことを、意識の高いカッコいい言い方をすると、1Q決算とか2Q決算とかって言い方をします。僕もカッコいい言い方をしたいので、以降は1Q決算と表現させていただきます!
決算の内容はマツダのページで観覧できるので興味ある人はぜひ。
https://www.mazda.com/ja/investors/library/result/
売上は前年同期比56%減の3,767億円
営業損失は453億円
当期純損失は667億円
売上は半減して収益は赤字との結果です。
ただし生産調整を終えて6月末時点ではグローバルの在庫は適性数になり、さらに3Q以降の出荷台数ついては、前年同期比プラス予想と言う強気の姿勢です。
当然ながら1Qの内容は悪かったのですが、この中でひとつ驚きの結果だったところがあります。それはグローバル販売台数です。
日本 -34%
北米 -19%
欧州 -58%
中国
+13%
なんとこのコロナ禍においても中国市場のみ、前年同期比プラスの成長をしているのです。こんなご時世でもバンバン車買うなんてすごいですねぇ。
このことから読み取れることですが、やはり中国というのは今後日本経済において重要な市場であることは間違い無いでしょう。
日本では中国を敵視している人がかなり多くいますが、このような事実から、中国を敵視していくことは、経済面では大きなマイナスとなります。それがわかっているからこそ政治家は中国に宥和な態度を取るし、最近のテレビニュースでは、中国についての話題はかなり制限されている感じがあります。(因みにテレビでは全く扱われませんが、今中国では新型コロナはもちろん、三峡ダム決壊の危機、蝗害(バッタの被害)、食糧問題、地震の多発、とかニュースが山ほどあります。)
まぁここは政治外交ブログでは無いので、日本の対中外交がいいか悪いかについてはここでは触れません。
でも僕は一つだけ書いてみたいことがあります。
世の中では、中国=悪 アメリカ=正義 みたいな風潮を感じますが、僕からするとどちらも極悪です。だってアメリカは濡れ衣のイラク戦争で民間人含めて50万人以上の死者を出しています。日本だって半導体業界を潰されたし散々な目に遭ってます。アメリカの悪事について書き出すと止まらないのでここでやめときます。
マツダの決算について書いてたはずが大きく脱線してしまいました。
マツダの1Q決算の中で僕は一つ、どうなの?と思っていることがあります。それは想定為替レートです。マツダは今期の想定為替レートを1ドル107円としています。ちなみに他に想定レートを開示している企業では、1ドル105円想定としている所が多数派です。
僕は今期はどちらかというと円高になる可能性の方があると思っています。理由はいくつかありますが、みんな興味ないと思いますので2つだけ書きます。
・米国債の格下げ懸念
7月31日にアメリカの格付け会社のフィッチが、米国債の格付け見通しを「安定的」から「弱含み」に下げました。なお、これはあくまで見通しを下げただけで、格付け自体はトリプルAに据え置いています。ただ、過去の例から言うと、最初に見通しを引き下げた後に格付けを下げると言うことが多いようです。
これがもし今後格付けの格下げとなれば米国債が売られまくることは必至でしょう。
・大規模金融緩和
アメリカではロックダウンとか失業とかの補償として、大量の給付金をばら撒いていますね。羨ましく思う人も多いでしょう。僕もとても羨ましいです。でもこれ、財源がどこから出ているかご存知でしょうか?実はこの財源、多くは造幣によって賄われています。お金を新規でたくさん刷って、それをばら撒いているわけですね。これを「量的金融緩和」と言います。またこれを意識高くカッコいい言いた方をすると「QE」と表現します。これは来週の期末テストに出るので覚えておいてくださいね!!どちらで書いても○です。因みにリーマンショック後の経済回復は全てQEによるもので、実体経済は何も回復していません。みんな騙されないように!!アベノミクスのおかげで景気良くなったなぁ、と感じてる人はあんまりいないでしょ?
QEを続けたらどうなるか、通貨量が増えれば当然通貨の価値は下がるのです。なので円高の圧力が強まるわけですね。
ただ、とはいえ、実は日本でもコロナ対策の多くの資金はQEによって賄っています。いや財源は国債の発行だろ、と思われるかもですが、その国債は最終的にほぼ全てを、中央銀行である日銀が、QEによる資金で買い上げています。日本でもたくさん造幣するから、ドル円への影響は限定的な可能性もあります。
と言うかひょっとして、アメリカを助けるために・・・安倍首相はやりたくなさそうだったのに・・・日本でも強引に自粛要請を・・・・・・
ぉぉっと、ここから先はやめときます。
なんだかマツダと直接関係ない話題をたくさん書いてしまいました。言いたいことはたくさんあるけれど、言う場所がないから留めておいた思いが溢れてしまいましたww
最後に一点。株といえば配当金ですよね!僕もいつか、夢の配当金生活をしたいです!
これまでマツダは今期の配当予定は未定としていましたが、正式に無配が発表されました。僕は遊びでマツダの株を買っているだけなので全然構わないのですが、これを理由にさらに株価の下落が進む可能性はありますね。とはいえ、無配転落は容易に想像できた事ですので、すでに無配転落は株価に織り込まれている可能性があります。
つまり、明日月曜日のマツダの株価に大した動きがないようであれば、マツダの投資家は賢明な方が多く無敗転落はすでに織り込み済み、と言うことになり、逆に株価が暴落するようだったら、マツダの投資家は楽観的な投資家が多かった、と言うことになります。明日の値動きが楽しみだなぁ♪
ここまで色々書きましたが、今回僕がブログに書いた内容は、おそらくほとんどの人には興味ない内容だと思います。このつまらない話にお付き合いいただ優しい方々はうっすら気付いている方もいるかもしれません。
今回のブログ、実はマツダの1Q決算について語ると見せかけて、僕が経済とか世の中の事について思っていることを吐き出したい欲求を満たすためのブログだったって事をな!!
Posted at 2020/08/02 20:07:39 | |
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