USA フロリダ州で開催された スーパークロスを家族で見に行きました。
当ブログシリーズは
単に すごかった。
楽しかった。。。。
を書き綴るブログではありません。
○旅の中で、アメリカの異文化を感じたところ。
○アメリカを車で旅する上で、準備したこと。旅のTipsなど
○女性の「出したもんがち!」の 美の感覚。(ksjetの主観です)
を 独りよがりの価値観の上から、つれづれ 書き綴っていきます。
スーパークロスへの道-13:
正義とプライドの為に死ねるアメリカ人
ケネディー宇宙センターに行って
楽しい展示とアトラクションを純粋に楽しんだ内容を
書き綴りました。
楽しいアトラクションばかりではなく、
NASAの中では
アメリカは 「忘れてはならない 歴史」をきっちり説明していました。
【忘れてはいけない編】
アメリカの宇宙開発の犠牲者の説明は、
サターンVセンターの最初のオープニングのビデオでも、
詳しく状況の解説が出ていました。
決して隠すことはありません。
アメリカは
「正義とプライドのためなら、個人の判断で死ねる国民」です。
「正義とプライドのための死を乗り越えて進める国」なのです。
なので、「世界の警察」として、多数の軍人の殉職者を出しながらも、
アメリカ軍を世界に派遣することが出来ます。
これが、日本だと、
一人でも海外で自衛隊が襲撃されて死亡者がでると、
いきなり世論は大反対になるのでしょうね。
サターンVの建物内では、
アメリカの死亡事故の解説
が詳しく解説がありました。
NASAで売られている宇宙帽をかぶったSNOOPYには 深い意味が
そして、もう一つは スペースシャトルの建物に
「The Right Stuff」日本名(ライトフタッフ 7人の宇宙飛行士)の
ブースがあったことです。
原作本と、その後の映画化の映画がありますが、
僕は映画は見ていません。
僕は学生の時に 「 The Right Stuff 」の本を読みました。
この本は 7人の宇宙飛行士と書いていますが、
第二次大戦のジェット機開発から
マッハの壁を超え、
最終的にはロケットになり、 ジェミニ計画での有人宇宙船開発までの、
「テストパイロットたちの死亡の歴史の上の開発と栄光」
をドキュメントとして書かれたものであり、
約23%の死亡率であるテストパイロットたちは
栄光とプライドの為に散っていた結果、今の宇宙開発があることを述べられています。
平均死亡率ですよ。 一人ふたりが偶然的に亡くなったのと わけが違います。
この日本では語られない事実を キチンと説明し、
正義とアメリカの為に。。。 と解説しています。
そして、死んでいったテストパイロットたちも、人として 家族がいて、泣いて笑う人生と、
宇宙飛行士と言えど、
科学者の前では モルモットのように分析の道具にされ、
プライドと栄光の影で、モノとして扱われてる姿も 事細かく書かれています。
僕は 本の方をお勧めします。↓
テスト・パイロットたちの家に電話が鳴る、というシーンから始まります。
電話してきたのはほかのパイロットの妻たち。
「今ベティから電話があったんだけど、あそこで何かあったらしいの。あなた、聞いていない?」
そして、身を引き裂くような緊張のあと、
黒い服を着た士官あるいは牧師が誰かの家のドアの前に立ち、礼儀正しくノックをする。
なぜそれでも彼らは飛び続けたのか。正しい資質とは何だったのか。
「人にはすすめられないがね、しかし、やってできないことはないな」
(もし正しい資質を持っているならば)=Right Stuff
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そういったドキュメントの本でした。
日本人は 「集団なら死ねる国民」。。。と思います。
なので、集団が 正義であれ、狂気であれ、 個人の正義は押しつぶされると思います。
アメリカなら、集団が狂気になっても、
必ず、自分の主張をする人が どこかに残っていると思います。
***************
それと、今、(日本の)テレビでは
森友学園問題で、
安倍晋三首相の奥様の 昭恵夫人の発言で、
野党の皆さんが
なんとか、安倍首相を引きずり降ろそう。辞任を言わそうと躍起です。
そして、与党の他の議員は
自分に火の粉がかからないように 口をつぐむ。。。
首相がそんな小さいことで 辞任していいのか?
首相は もっと大きいところ
○日本を戦争から防ぐ(北朝鮮問題)
○先を見た 経済の布石(オリンピック後の日本の安定のために、何をすべきか)
など、もっと大きいところの議論と船頭をしてほしい!!
昭恵夫人の働きかけなど、首相レベルでは どうでもいい話で、
国会は もっと日本の向かう先を議論すべきであると思います。
揚げ足取りでは なにも前に進まないよ!
もし、今の自衛隊が 海外で一人でも 襲撃などで死亡しようものなら、
自衛隊の出動命令は 首相が行うものなので、
野党の面々は、いきなり、首相の責任問題を問い、辞任を迫るでしょう。
ち~が~うだろ~! そ~じゃないだろ、そう~じゃ!
それなら、今の派遣を許している 我々一人一人の国民の責任を棚上げし、
事故があったときだけ、首相の責任を問うなら間違っている!
我々 国民も、なんとなく、それを見守って テレビの視聴率ばかりが上がっていく。
犠牲があっても、その先の理想を掲げ、国民を導く思想に
もっとリスペクトがあるべきだ!
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もっと低いレベルなら、
今、盛んに車の自動運転の開発が進んでいますが、
いざ、開発途上で 日本の中で 交通事故で 実被害者が出ると、
いきなり、責任の所在合戦で、開発は中断、許可を出した政府の責任を迫るばかりの議論が永遠に続き、
開発は中断することでしょう。
今日のニュースでも、
「自動運転で事故が発生した場合、システムに欠陥があれば、
事故責任をメーカーに対し、訴訟が出来る」
というガイドラインが発表されました。
事故は 想定外で起きます。
すべての想定を網羅する 安全なシステムを作るなんて、神でも出来ないでしょう。
今日のニュースは 自動運転の実用化するメーカーに
決定的な足かせになると思います。
「事故の責任はメーカー」とすることで、国は 自身の責任を避けた! と思いました。
開発中には、国民に 「システムに責任があれば、メーカーに責任を問う」 と説明し、
国民は、「あ、誰が責任取ってくれるか、はっきりしたね」と安堵し、
自動運転の開発を 国民自身が容認し、
いざ、事故が起こると、国民総出でメーカーの責任を問い、
国会議員は 法を決めた 総理の責任を問う。
ちがうだろ! 容認した 国民の責任はどうなんだ!
理想を感じて、容認したのではないかい!!??
首相という、トップというものには
犠牲があっても、その先の理想を掲げ、国民を導く思想に
もっとリスペクトがあるべきだ!
それを認める国民にも、それぞれ 度量の大きさが求められると思います。
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さて、少し話を戻して
飛行機のテストパイロットが アストロノーツ(宇宙飛行士)になる過程で、
延々と続く 体力測定や 体の変化の測定、
アニメ「宇宙兄弟」でも、JAXAの選抜試験で 肺活量のテストで 候補生が振り落とされたり、
込み入った状態でも複数の処理が出来る能力のテストとして、
ランニングしながら3桁の掛け算をするテストなど、
アニメの「宇宙兄弟」だけではなく、
「The Right Stuff」の映画(僕は見てませんが)にも出てきます。
そういうのを見ると、昔、(すごく昔ですが) 僕が 「海上保安大学校」を受験したときのことを思い出します。
海上保安庁と言うと、皆さん、映画「海猿」を思いつくでしょうが、
僕が目指したのは、「空猿」の方です。
そうです、海上保安庁の 航空隊(飛行士:ヘリコプターや航空機のパイロット)の方です。
海上保安庁の航空隊になるには、
○4年間の海上保安大学校
それに加えて
○2年間の航空自衛隊
を経て 海保の航空隊になり、
年間、5,6人の狭き門となります。
まず、海上保安大学校は入試に3次試験まであり、
下記の通り、合格しました。、
公務員になるので、人事院に海保大の合格通知をいただいたのですが、
訳あって、海保大には進まず、一般の大学に進学した次第です。
さて、実は、この海保大の3次試験の体力テストが特殊でして、
海保大を受けるような人は
◯目(視力)が良い。
◯腹筋、腕立て、反復横跳びの 基礎的な運動能力は 平均以上
は 当たり前なのですが、
難関があるのです。
それが、、、 「片手垂直懸垂」テストです。 ↓↓
上から垂らした 運動会の綱引きの綱に
これに3秒間、 片手でしがみつけるかどうか?の試験です。
(両側の手で、それぞれ 3秒以上必要)
な~んだ!3秒 しがみつけるかどうかだけですか?
と、思ったあなた!!
甘い!
このYouTube動画のコメントにも、
実際に試したことも無い人たちが、
「こんなの、懸垂じゃねェ~! 簡単だろ!!」と
見た目で書き込んだコメントが多数!
これが、水平に張ったロープなら 3秒どころか、30秒でも簡単なのです。
これが 縦に垂らしたロープだと、一変します。
縦に垂らした、太く、滑りやすい麻ロープは
片手だけでは 一瞬でも 止まらず、
ズルズルどころか ストンと滑り落ちちゃいます。
私の受験した時は 女性試験者が5名ほどいましたが、
女性はことごとく不合格。
男性に至っても 9割が 3秒としがみつけませんでしした。
この「垂直懸垂」だけ、男性でも10%の合格率なのです。
この「垂直懸垂」は、あまりにも 不合格率が高く、
人材を判別するに、判断が 高く、ラフすぎるということで
2011年度採用試験より「鉄棒ぶら下がり(水平な鉄棒に両手で10秒以上」に変更になったそうです。
ま、海上保安大学には、防衛大学には無い、そういった変わった障壁を乗り越えた人々が
入学する場所なのです。
ははは。
かなり横道にそれましたね!! ^^;
To be continued
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Posted at
2018/03/28 19:26:19